廊下のむし探検 第21弾
4月30日にマンションの廊下で見つけた虫たちです。「廊下のむし探検」はまだ「平成」の時代です。今回は見た順に出すことにします。
最初はアブラムシの有翅型です。以前見た写真と比較するとユキヤナギアブラムシ Aphis spiraecolaの有翅型とよく似ています。アブラムシはホストが分からないと、なかなか種までは分かりません。検索法も見当たらないで、結局、今のところは絵合わせに頼るしかないのですが、「アブラムシ入門図鑑」ではホスト別に書かれているので分かりにくいです。ユキヤナギアブラムシは以前コデマリで見たことがあるので、可能性はあるかなと思っています。「アブラムシ入門図鑑」によると一次寄生はユキヤナギ、コデマリなどのシモツケ類、二次寄生はさまざまな果樹や草本植物と書かれていました。一次寄生の段階で探さないと難しそうですね。
このアブラムシは以前も見たことがあるのですが、名前が分かりません。角状管が短くて太く、尾片がほとんど見えません。かなり特徴的な感じですが、上の図鑑と「日本原色アブラムシ図鑑」の図版をぱらぱら見ただけでは見つかりませんでした。
次はクサカゲロウです。クサカゲロウについては以前、「手作り図鑑」としてまとめたことがあります(ここから探してみてください)。いい加減な図鑑なので、そのつもりで見ていただけると助かります。この中で「クサカゲロウの顔比べ」というページがあります。そこを見て、顔の斑紋やら口肢の色などを見ると、カオマダラクサカゲロウではないかと思いました。
次はマエアカスカシノメイガ。
今頃はこの手のハムシダマシがたくさん見られます。アカハムシダマシだかアオハムシダマシだかいつも迷っていたのですが、「月刊むし」に今坂氏の記事があるのを以前紹介しました。それによると、脚の色である程度は区別が付けられるそうです。それによると、これは翅が赤いのですが、アオハムシダマシ。
これはこの間も見ました。ツヤアカヒメヒラタカメムシ。
ハチはどうせ分からないだろうと思って、最初からギブアップ。
次はケバエです。最近、ケバエが多いですね。これは前脛節末端の刺の長さからクロアシボソケバエ♀だと思われます。ケバエというと通常近寄ってもむすっとした表情で動かないのですが、今頃は活発です。写していたら、突然飛び立ちました。
写真上1枚と下2枚は別個体なのですが、これもクロアシボソケバエ♂だと思います。
そして、多いのはこのオドリバエ。これは以前調べてヤマトアシボソウルワシオドリバエではないかと思った種に似ています。たぶん、その辺りの種だろうと思います。続きは次回へ。
雑談)今回の記事でも過去のブログの記事をあちこちで引用しました。これが今年の12月になるとすべてリンク切れになってしまいます。また、アブラムシのところでは、アブラムシ科の「画像リスト」にリンクしました。これも12月ですべての写真が消えてしまいます。そう思うと泣けてきます。このgooブログについては数が少ないので手で直していけると思うのですが、FC2に移行した「廊下のむし探検」についてはとても手が回りそうにありません。また、「画像リスト」の方はそらさんのお陰でパソコン内では見ることができるのですが、公開することが今のところ難しそうです。なお、FC2のアクセスカウンターが動かないと昨日書いたのですが、どうやら訪れる人がいなかっただけだったみたいです。(追記2019/05/08:リンク先をYahoo!ブログからFC2ブログに変更しました)
どうも、お久しぶりです。
急遽、隣接する園地を借りることになってしまい、仕事が間に合わないまま春になってしまいました。いつまで経っても落ち着きませんが、また覗かせていただきます。
まさかYahoo!ブログがなくなってしまうなんて思いもよらず、Yahoo!ブログを中心に一大システムを作り上げてしまいました。そのリンクがすべて消えてしまうとは・・・。しょせん、「ただ春の夜の夢のごとし」だったのです。これからはしょぼしょぼとやっていくしかないですね。gooブログもいつ消えるか分からないし・・・。
今後ともどうぞよろしくお願いします。