16日に虫探しのついでに花も探してみました。今回は一眼レフの接写はやめてコンデジで撮っています。
いつもは虫を探しに道路際の半日陰の茂みをうろうろしているのですが、この日は用水路脇を歩いてみました。実は久しぶりです。最初は
アメリカセンダングサ。マンションの管理組合の役員になって忙しくしていたので、いつの間にか秋になってきた感じですね。
これは毎年見ているクサフジの仲間です。以前、
クサフジについては調べたことがありました。「日本の野生植物Ⅱ」には検索表が載っているので、それにビロードクサフジとナヨクサフジを分ける項目を「日本帰化植物圖鑑」の説明から加えた検索表を作ってみました。
①a 葉は4~10枚の小葉からなり、小葉は卵形、幅15-30mm;花序は長さ4-7cm オオバクサフジ
①b 葉は10~24枚の小葉からなり、小葉の幅は12mm以下
②a 1年草から越年草;旗弁の反り返った部分(舷部)は他の部分(爪)より著しく短い(約1/2)
③a 茎は軟毛が多い;蕚裂片は長さが不同の針状披針形で、最下裂片は最長、蕚筒より長い ビロードクサフジ
③b 茎は無毛または伏した軟毛をまばらにしく;蕚裂片は最下のみ針状披針形で、蕚筒よりも短く、他は一般に低い三角形 ナヨクサフジ
②b 多年草;旗弁の舷は爪とほぼ同じ長さ
④a 小葉は膜質、18~24枚、狭卵形。側脈は中肋から鋭角に分枝する クサフジ
④b 小葉は洋紙質またはやや革質で10~16枚。披針形、楕円形または長楕円形 ツルクサフジ、ヒロハクサフジ、ノハラクサフジ
この検索表を見ると、とりあえず小葉の枚数を数える必要があるので、葉の写真を見てみました。小葉は6枚です。これから一発で
オオバクサフジになりました。以前の結果と同じです。
これはヤブマオの仲間です。
これも以前、「日本の野生植物Ⅱ」に載っている検索表で調べたことがあります。
①a そう果の集団は互いに離れる;葉は薄く、基部は切形、先は多くは3浅裂で重鋸歯になるものが多い メヤブマオ
①b そう果の集団は接し、太い穂状になる;葉はやや厚く、基部は円形、心形または鈍形、先は尖る ヤブマオ、オニヤブマオ
検索表はこんな風になっています。そう果がくっついていて、葉の基部が切形ではなくて、先端が尖るので、
ヤブマオかなと思っています。
最後は川の土手に生えているイネ科の植物です。ずっと何だか分からなかったのですが、昨年の10月に図鑑で調べて、
セイバンモロコシではないかと思いました。
雑談)これまで「
廊下のむし探検」、「
里山日記」、「
なにこれ生き物探検」という全部で3つのブログを作っていたのですが、ある時から大変になったので、「廊下のむし探検」一本に絞っていました。それが最近Yahoo!ブログのサービス終了でgooブログに移ってきてこの新「廊下のむし探検」を開くことになり、全部で4つのブログができてしまいました。「廊下のむし探検」についてはgooブログのも加えてデータベース(DB)を作っていたのですが、他の2つのブログはそのままになっていました。でも、折角、撮った写真をそのままにしておくのはもったいないと思って、「廊下のむし探検」で作っている画像のDBと同じ形式にしてDBを作り、最終的にこれら4つのブログのDBを合体させようと頑張っていました。今日、最後の「なにこれ生き物探検」のDBが完成し、これですべてのDBが完成しました(実は、「廊下のむし探検」に出していた植物の写真がまだまとまってはいないのですが・・・)。早速、これらのDBを合体させてみました。植物の写真は全部で759種になりました。目標としていた1000種には届かなかったのですが、かなり集まってきたので一応満足しています。これをどういう形にまとめたらよいか今は思案中です。