私の再出発

再出発しなければならないのは私だけではなく、日本を始め世界だと気付きました・・・。

亡き父の夢

2006-02-19 23:54:18 | スピリチュアリズム?
今日2月19日は私の父の命日。

8年前、肝臓ガンのため60歳で亡くなった。

父と母は私が20歳の時に、離婚。

母はその後、42歳で再婚。

私が結婚するまで、父と二人。

私の結婚を機に兄が会社の寮から出て、

父と同居。

私に子供が生まれ、その後の父の口癖は

長男が小学校に入学するまでは生きていたい。

初孫である長男は特にかわいがって貰った。

当時は同じ県内に住んでいたけど、

県内の東と西で、車で2時間弱。

それでも毎月実家には帰っていた。

男しかいないから、実家に帰っても

ちっとも寛げない不満がいつもあった。

近所の友人は実家に帰ると、何もしなくていいから

とっても楽だと言ってるのを聞いて私は羨ましかった。

でも実家がなくなってしまった今は

そのことがとっても我儘だったことに気が付いた。

夫も父も兄もお酒が大好きで、

夫は私の実家に行くとお酒飲み放題、

私の悪口言いたい放題(父と兄に愚痴る)で

私以上に寛いでいた。

そんな中の父の死だったら、

私はこんなに後悔することはなかったと思う。

父が亡くなる2、3年前から、

父と兄の間がゴタゴタしていた。

父から聞く兄の話には、私はどうしても

全てを信じることができなかった。

だから父から兄の話を聞くのがとっても

イヤだった。

夫の勧めで父は一回目の退院後、我家で

過ごしていた。

私は父ともよく衝突してたので、父と同居する

ことに抵抗があった。病後だというのに・・・。

父がある日、私に兄の話をしようとした時、

私はそんな話聞きたくない!!と強く言って

父の言葉を遮ってしまった。

その時の父の寂しそうな顔が今でも忘れられない。

今思い出しても涙が出てくる・・・。

父が亡くなってから保険の手続きをした時、

保険屋のおばちゃんにまで、兄のことを相談

してたらしい。

第三者に話すほど悩んで苦しんでたことを

私はその時初めて知った。

兄は当時年上の人妻と付き合ってた。

父にはどうしてもそのことが言えず、

ウソをついて付き合ってたけど、1度ウソをつくと

次から次へとウソをつかなくてはならなくなり

段々辻褄が合わなくなっていった。

その当時から借金をするようになって、

益々父は兄に対して不信感で一杯になっていった。

でも当時の私はまだ兄を信じてた。

だから父の話だけを信じることができなかった。

父には肝臓ガンであることを告知してなかった。

病気に対する不安、不満、痛み、兄のこと、

仕事のこと、きっとあの病室でいろんなこと

考えては苦しんでたと思う。

父はそんな苦しみの中で死んでしまった。

私は何でもっと父の話を聞いて

あげられなかったんだろう。

聞いてあげるだけで、父の苦しみが

少しは和らいだはずなのに・・・。

私は父が死んでからずっと後悔している。

2、3年前の父の命日に、父の夢をみた。

父がとても穏やかな顔で「成仏したよ」と言ってくれた。



その夢は私の願望からきた夢なのかもしれない・・・。




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コメント (6)
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