大盃 (群馬) 牧野酒造
昨年より消息が分からなくなっていた牧野君が、
清酒の造りを終えてマチダヤに現れました。
ずっと蔵にこもっていたのかと思いきや持病の扁桃腺が腫れて
一時入院していたそうです。
しかし本日はオドオドしながらも元気な姿を見せてくれました。
「開運」さんでの修行を終え蔵に戻り今年で4年
少しずつ自分の酒質の方向が見えてきたようです。
今年の仕込みは800石 頑張りました。
今年の「大盃」の造りを終えて
17byは16byに引き続き、原料処理(洗米、浸せき)と麹造りに重点をおいて造りました。
今年は例年に比べ全体的に米が硬く溶けにくくて味を出すのに少々苦労しました。
どんな米がウチの蔵に合うのか、
毎年、試験的に色々な米を使ってデータをとってきましたが、
ようやくある程度絞れてきたかなと感じているところです。
今年の「大盃」ここを飲んでくれ
弊社の仕込水「榛名山伏流水(軟水)」の特徴を生かした飲み飽きしない酒、
飲み疲れない酒にする事を念頭において造りました。
淡麗な味わいでありながら、すっきりと爽やかな酸味がしっかりと後味を締めくくります。
日本酒の消費が鈍る今の暑い季節でも盃を重ねられるお酒です。
お試しください。
地酒カップの思い
しっかりとした造りをしている蔵のおいしい日本酒がたくさんあるにもかかわらず、
多くの人にそのおいしさが伝わっていないのが現在の情況であるように感じてます。
少しでも日本酒を飲んだ事のない人に、そのおいしさを伝えていくためにも、
手間を惜しまず、はりきって取り組んでいこうと思います。
※はりきってというところがイイね!
「大盃」今年のチャレンジ
蔵の命でもある仕込み水の特性に逆らわず、
もろみの発酵のバランスに特に気を付けて造ろうと思っています。
弊社にとって「大盃」は約150年の歴史のある大切な銘柄ですので
皆様に評価していただける酒になるよう精進していこうと思います。
※「大盃」のブランドでこれから勝負です
群馬県の地酒事情
群馬県というとなかなか日本酒のイメージがないかもしれませんが
近年情熱を持った後継者たちが蔵に入り、年々県全体のレベルが上がっています。
今まで企業秘密にしていた酒造技術などの「壁」を取り外し、
お互いの酒質を高めていこうと合宿や勉強会などを頻繁に行っています。
その甲斐あって、17by全国新酒鑑評会では
出品数19点中10点が金賞に選ばれるという好成績を残す事が出来ました。
これからの「群馬の酒」注目してください。
パソコンに向かい一生懸命思いを書いてくれました。 ありがとうマッキー
米焼酎も造ってるらしいぞ。
この日佐賀の「万齢」 小松酒造 小松さんも夜ご来店
電車の時間がなくなりそうなマッキーを見送って近場で軽くやりました。