S&R shudo's life

ロック、旅、小説、なんでもありだ!
人生はバクチだぜ!!!!

真冬の狂想曲2-1

2006-07-01 16:27:20 | 真冬の狂想曲
2.-1

 10分もしないうちにノブからの電話がなった。
「首藤さん、社長から話聞きました?」
「おう、だいたい聞いたよ。」
ノブは溜息をついてこう続けた。
「なんで俺達なんですかね~?俺達もう堅気ですよ。ヤバイ橋なら回りのヤクザ連中を連れて行けばいいのに!」
俺も溜息を吐きながら言葉を返した。
「まー、何かヤクザに頼めん事情があるんやろ。」
またノブは深い溜息を漏らした。
「じゃー、首藤さん、2時に小倉駅の新幹線乗り場のほうに来てください。俺は今小倉の事務所のほうにいますんで。」
なんだ、こいつに俺を迎えにこらせるんじゃないのかよ!軽くイラついて時計に目をやる。
1時13分だ。小倉まで40分程かかるんで、時間はあまり無い。
「おう、解った。急いで行くわ。小倉に着いたら電話するわ。」
コメント
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