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リーガロイヤルホテルがある方の駅入り口から来た年の頃50前後の男が、松に声を掛けた。どうやらこの男が松木社長らしい。俺達に軽く会釈した後、松とみどりの窓口に入っっていった。
その二人の後ろ姿をみながら俺はノブに吐き捨てるように言った。
「どうせ、あっちだけやないで、松も引っ掛かっちょんのやろ。」
ノブは俺には誤魔化さない。
「はい、そうです。」
やっぱりな、アイツが人の為にあれ程頭にくる事はないはずだ。
「なんぼいかれちょん?」
「5000万やったと思いますよ。たぶん。」
俺の家のローンが3回払い終わる。呆れていると二人が戻ってきた。
俺とノブはグリーン車の切符を受け取り、二人の後に続いて改札をくぐった。
リーガロイヤルホテルがある方の駅入り口から来た年の頃50前後の男が、松に声を掛けた。どうやらこの男が松木社長らしい。俺達に軽く会釈した後、松とみどりの窓口に入っっていった。
その二人の後ろ姿をみながら俺はノブに吐き捨てるように言った。
「どうせ、あっちだけやないで、松も引っ掛かっちょんのやろ。」
ノブは俺には誤魔化さない。
「はい、そうです。」
やっぱりな、アイツが人の為にあれ程頭にくる事はないはずだ。
「なんぼいかれちょん?」
「5000万やったと思いますよ。たぶん。」
俺の家のローンが3回払い終わる。呆れていると二人が戻ってきた。
俺とノブはグリーン車の切符を受け取り、二人の後に続いて改札をくぐった。