晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

仕事始め

2015-01-05 22:03:13 | Weblog
 世間に合わせて、爺婆も今日から仕事始め。

 豊かにブドウを育てた樹枝は、枯葉を落とすと選定作業となり仕事納めともいうべき休眠期に入ります。

 今年は夫の早期退職から12年となり、人も12年の歳月にはいささか気力・体力も今までのようにはいきそうもないなと少し弱気の婆です。
 果樹の特産地も間違いなく高齢化が進んでいます。
年末には近くの廃業を決めたブドウハウスを壊す重機の音が、不安を抱えながら農業を頑張ろうとする私の胸に響きました。いつか我が家もそんな寂しさが・・・です。

 夫婦が両輪となり、やりくりしてきた農業も時にはパンクや脱輪の12年間。
ヒツジがもう一回りすれば爺は80歳!ありゃまぁ!
 先の事など深くは考えず、とりあえず一年、爺婆は草を食むヒツジの歩みでございます。
   
  < 行く道は 草食み歩む ヒツジかな >

 

お正月三日

2015-01-03 22:02:17 | Weblog
 食べては寝るごろごろ正月も3日になればそろそろ飽きが・・・。
三日目になると、さて去年はどうだったかしら…と今年も過去のブログをめくってみました。

 少し退屈になり、愛犬(ヒツジじゃないよ)を連れて散策に出掛けるも畑やブドウの温室です。
仕事ならば車で通るこの道も、ゆったり歩いてみるのもいいものです。
     
     
 樹園地農道には広葉樹がふかふかに積もり、農婦の私の目には「いい腐葉土になるんんだけど・・・」と映っています。
 今日の晴れの国は、空は青く澄み気温も昨日とうって変わり過ごしやすいこと。
 冬枯れの野にはカラスウリやクチナシの実が・・・。  
 ココ果物産地も高齢化で今年も廃業を決める農家もあるようです。そんな中での我々はまだ60代、元気があるから働ける、働いているから元気だね・・・今年も<歳相応>が合言葉で新しい年の始まりです。
 休眠に入る果樹はこれから剪定作業が待ってます。
      
 小高い樹園地から臨む景色は住宅地。里山暮らしもいいものね。
 ミツマタは、ひと足早く春告げの準備も出来てます。
 ぐるりと廻りブドウ温室。この間まで冬ブドウが生っていた室もすっかり落葉し、こちらも休眠期に入ります。
 静まり返ったデイケアハウス。利用者さんはどのように新年を迎えられたのでしょう。

 ワンコと私、退屈しのぎの一時間ばかりの散歩でした。

  < 新年は 歳相応の 計をたて >
 
 

後出し年賀状

2015-01-02 20:11:00 | Weblog
 新年の二日目は毎年、後出し年賀状を申し訳ない思いで書いています。

 夫の早期退職からはや12年。退職の年の年賀状はひつじのようにのんびり暮らす・・・そんな思いを書いたことを昨日のことのように思い出します。
 親戚はともかく、かつての職場でのお付き合いも賀状だけの方が多くなり、そろそろ遠慮しようかとの思いで申し訳なくも、いただいてからお返事賀状となりました。

 昨年は姑を送り、年賀状の無いお正月でしたからこの辺りから賀状の変革の年となろうかとも考えていました。
世間では70歳までは・・・との声も聞かれるように寄る歳とともに年賀状への迷いは多少あるのではなかろうかと感じます。
 
 元旦は姪や甥の家族も集合しにぎやかな一日でしたが、今日の我が家は孫も実家へ新年のごあいさつ。
 静まり返った部屋では、爺婆はもの静かに考えております。

  < 静けさが 違う自分を 呼び起こし >

元旦

2015-01-01 21:58:50 | Weblog
 毎年、同じ場所で迎える初日の出。
 変わり映えしない元旦ですが、2015年の元旦の日の出からリセットされ新たな一年の始まりです。
 こんなに寒い元旦があったかしら…と思える極寒の朝でした。
7時11分が岡山の日の出とされていましたが、少し遅れて稜線に重なる雲を押し分け輝かしい光が見えてきました。やはりちょっとした希望も湧いてくるというものです。

 昨夜は年越しの菩提寺詣り。除夜の鐘を衝き午前零時になると元朝祈念が始まります。
カイロを前後に貼り、服も靴下も重ね履き、マフラーに真知子巻きのストールと完全防寒でのお詣りを終えて帰る夜空は冴えわたっていました。
 3時間ほどの睡眠でお雑煮の準備もそこそこに今朝の日の出へと向かったのです。
        
 家族で迎える新年はやはりお節。娘夫婦との同居からお節も少しずつ若向きになってきました。
お屠蘇を買い忘れ、これでいいか・・・と一升瓶がドンとすわり夫はご機嫌です。
そうそう、黒ニンニクの管理も忘れてません。
 まだ、お正月の経験も浅い孫たちには昔ながらの遊びを教えてやろうとコマに双六、福笑いをして遊びました。意外に昔遊びに大喜び。ゴムの力で飛ぶ飛行機も懐かしいね。
 田舎のお正月は何といっても凧揚げです。
日頃はなかなか遊び相手にならないお父さんも童心に返り奮闘しています。
 のどかな田舎のお正月は、昭和30年代のあの頃を思い出させます。

  < 元旦に リセットボタンで 気も新た >