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♪ サイトウ・キネン・フェスティバル ふれあいコンサート2

2006年08月20日 | 音楽(コンサート)
ふれあいコンサート2
○日時    2006年8月20日(日) 15時05分~16時50分
○会場    松本市音楽文化ホール
○演奏    サイトウ・キネン・オーケストラ
       指揮・オーボエ、宮本文昭
○プログラム モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調K.314
       ベートーヴェン:交響曲第7番イ長調作品92
     
当初、モーツァルトのハフナー交響曲を入れて3曲。モーツァルトを宮本文昭が、ベートーヴェンをロバート・マンが指揮する予定だったが、マン氏が来日不可能になったため、宮本氏がすべて指揮するように変更された。その後、ハフナー交響曲を割愛し、2曲だけのプログラムとなった。
一言・・・宮本文昭の独演会。
オーボエ協奏曲では、コンサート・マスターが豊島泰嗣。見事な演奏。絶妙なアンサンブルのオーケストラのもと、艶やかで甘い音色のオーボエがホールいっぱいに広がる。多彩な表情のカデンツァ。思わず、うとうととしてしまうほど、美しい音楽に身をゆだねた。
ベートーヴェンの方。コンサート・マスターは安芸晶子。ここでは宮本氏の指揮のキャリア不足があるかな?と感じたが、この曲への意気込みを感じた。音楽的な出来は、第2、第3楽章が良かったかと思う。オーボエ奏者らしく、歌うようなフレーズを強調し、第2楽章や第3楽章のトリオには、そうした主張が感じられた。第4楽章、最初の方はこの曲のリズミックな曲想に乗り切れない感じだったが、次第にギヤが入り、白熱したコーダを迎えてエンディング!
熱烈な拍手のもと、スタンディング・オーベーション。お客さんのうち半分の方が立ち上がったのでは?と思うほどの熱狂状態。小沢さん指揮の時でも、これほどではないのでは?
まさに、宮本文昭独演会だった。
写真は、一旦袖に退いたメンバーが再びステージに現れてカーテン・コールを受けているところ。
奏者の中では、ベルリン・フィルのティンパニ奏者、ライナー・ゼーガスによるティンパニが、音楽の要所要所を引き締めていて好印象・・・。