休憩中、指揮者の井上道義さんをみかけた。そしてショスタコーヴィチの「革命」。
コンサートマスターは矢部達哉。
小澤征爾のショスタコーヴィチは、もしかしたら初めてなのだろうか?録音(CD)では記憶がない。
でも、小澤さんにとってこの曲はとても合っているのではないか・・・?いかにもお得意な曲・・・という感じで、活き活きと音楽をまとめていく。
この第5番のいわく付きの話、社会主義への忠誠として扱われてきたが、いわゆる“ヴォルコフの証言”により、ショスタコーヴィチの反体制的な姿勢がこの曲に込められていのだ、という反転した評価が定着してきているそうだ。小澤さんの解釈にもそれが反映している・・・と感じたのは、第4楽章の冒頭。なんという遅さ・・・。この重い曲をこの遅さで始められるとこんなに衝撃的だとは・・・。すぐに通常の(?)テンポに戻るが、コーダの直前、再びこのテンポが再現される。そして、巨大な打撃音とともに曲を閉じる。まわりは熱狂の拍手・・・だが、手を痛いほどたたきながらこの曲の重みを感じていた自分に気づく。
カーテンコールも終わり、静まり返ったステージに眼を向けながらホールの出口に向かった。
途中ちょっとしたハプニング。チェロ主席の原田禎夫の弓が切れ、第2楽章後小首をかしげながらしばし中座・・・。演奏する側も何が起こるか分からないもの。
コンサートマスターは矢部達哉。
小澤征爾のショスタコーヴィチは、もしかしたら初めてなのだろうか?録音(CD)では記憶がない。
でも、小澤さんにとってこの曲はとても合っているのではないか・・・?いかにもお得意な曲・・・という感じで、活き活きと音楽をまとめていく。
この第5番のいわく付きの話、社会主義への忠誠として扱われてきたが、いわゆる“ヴォルコフの証言”により、ショスタコーヴィチの反体制的な姿勢がこの曲に込められていのだ、という反転した評価が定着してきているそうだ。小澤さんの解釈にもそれが反映している・・・と感じたのは、第4楽章の冒頭。なんという遅さ・・・。この重い曲をこの遅さで始められるとこんなに衝撃的だとは・・・。すぐに通常の(?)テンポに戻るが、コーダの直前、再びこのテンポが再現される。そして、巨大な打撃音とともに曲を閉じる。まわりは熱狂の拍手・・・だが、手を痛いほどたたきながらこの曲の重みを感じていた自分に気づく。
カーテンコールも終わり、静まり返ったステージに眼を向けながらホールの出口に向かった。
途中ちょっとしたハプニング。チェロ主席の原田禎夫の弓が切れ、第2楽章後小首をかしげながらしばし中座・・・。演奏する側も何が起こるか分からないもの。