STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

ドイツ紀行 ~ドレスデン~ その4

2006年12月21日 | 旅行・文化
ゼンパーオペラの正面へ。
正面から見ると、実に美しい建築物だと思う。
ドレスデン国立歌劇場(ドイツ統一後はザクセン州立歌劇場)と呼ばれているが、ゼンパーオペラと言うのは、建設者ゴットフリート・ゼンパーの名前を冠した呼び名。
専属のドレスデン・シュターツカペレ(ドレスデン国立管弦楽団)は、1548年ザクセン選帝侯の宮廷楽団として発足した世界最古のオーケストラ。以来、独自の音色を保ち続けている。このゼンパーオペラで、ドレスデン・シュターツカペレにより、「魔弾の射手」や「タンホイザー」などの初演が行われてきた。
やはり戦災に見舞われ、1985年に当時のまま再建されている。

ドイツ紀行 ~ドレスデン~ その3

2006年12月21日 | 旅行・文化
フラウエン教会からゼンパーオペラ方面に戻る途中、壮麗な壁画が!
「君主の行列」と呼ばれる大壁画だ。
この壁画、かつて武芸場だったシュタールホーフの外壁に、マイセン磁器のタイルに描かれた長さ100メートルにおよぶ。1123~1904年までのザクセン君主の騎馬像や、各時代の芸術家ら93名が描かれている。奇跡的に戦災を免れたそう。
威厳ある壁画に圧倒されそう・・・。

ドイツ紀行 ~ドレスデン~ その2

2006年12月21日 | 旅行・文化
いきなり重い内容の投稿となってしまったが、もう少しお付き合いのほどを。

ドレスデンの空襲により、市民の象徴でもあったフラウエン教会が破壊されてしまった。この教会、石のつり鐘と称された直径25メートルのドームをもつ立派な建物だった。建設当時6,000日もの期間がかかったのが、破壊にはわずか1夜しかかからなかったと言われている。
戦争の悲惨さを伝えるために、廃墟のままの姿をさらしていたが、東西ドイツ統一後、1994年に再建が始まり、2005年10月30日に昔の姿でよみがえった。
ちょうど再建直後に訪れることができたのだった。
この再建には、がれきの中をえりすぐり、当時の石材を使うように配慮されていたようで、写真、左側面の大部分や、正面にも、パズルのパーツのように所々黒い石材が見えているのがそう。
現在は、平和でにぎやかな広場に建っているが、絵はがきで当時破壊された状況を見たが、再建された威容と見比べると、かなり複雑な心境になる。