STARLIGHT NIGHTS

信州・塩尻から発信・・・   星空と美しい風景、そして美しい音楽とともに!

ドイツ紀行 ~ドレスデン~ その2

2006年12月21日 | 旅行・文化
いきなり重い内容の投稿となってしまったが、もう少しお付き合いのほどを。

ドレスデンの空襲により、市民の象徴でもあったフラウエン教会が破壊されてしまった。この教会、石のつり鐘と称された直径25メートルのドームをもつ立派な建物だった。建設当時6,000日もの期間がかかったのが、破壊にはわずか1夜しかかからなかったと言われている。
戦争の悲惨さを伝えるために、廃墟のままの姿をさらしていたが、東西ドイツ統一後、1994年に再建が始まり、2005年10月30日に昔の姿でよみがえった。
ちょうど再建直後に訪れることができたのだった。
この再建には、がれきの中をえりすぐり、当時の石材を使うように配慮されていたようで、写真、左側面の大部分や、正面にも、パズルのパーツのように所々黒い石材が見えているのがそう。
現在は、平和でにぎやかな広場に建っているが、絵はがきで当時破壊された状況を見たが、再建された威容と見比べると、かなり複雑な心境になる。


ドイツ紀行 ~ドレスデン~ その1

2006年12月20日 | 旅行・文化
今回のドイツ旅行は、某旅行会社の「メルヘンドイツを楽しむ旅」という企画で、テディベア博物館のあるギーンゲンや各地のクリスマスマーケットを巡る内容。こんな趣味は持っていないのだが、時節柄でもあり、こうしたドイツ文化に触れるもの良いのではないか、ということで申し込んでみた。 まずは、企画の趣旨とは外れるが・・・ 2番目の訪問地であるドレスデンから。 ドイツの中で一番行ってみたかった都市がドレスデン。世界最古のオーケストラ、シュターツカペレ・ドレスデンがある都市。その本拠地ゼンパーオペラの美しい外観に惹かれていたのだ。 さらにドレスデンは、第二次世界大戦でもっとも激しい空襲があった所。歴史的建造物が一夜のうちに壊滅してしまったのだ。その惨禍の様子は、当時の写真で見てもショッキングなものだ。この大戦、日本では、広島・長崎の原爆被害という大きな惨禍があったが、ドイツでは、このドレスデン空襲がそれにあたるのではないか?日本でも東京など空襲を受けていたが、歴史的都市である京都・奈良においては、文化遺産を考慮して空襲の対象から外されていた。しかし、ドレスデンは同じ文化遺産が多くある都市にもかかわらず、空襲の対象となってしまった。文化遺産となっているこの歴史的建造物は、砂岩を使った石造りで、歴史を経るにつれ、黒々と見えるというが、これは当時の空襲により焼けたものを彷彿させてしまう。 ※写真手前は、旧宮廷教会(逆光のせいもあるが黒々とした外観が印象的。その奥がゼンパーオペラ)

ドイツ紀行、予告編

2006年12月19日 | 旅行・文化
しばらく、身辺の所用があって、ブログの投稿ができませんでした。
また12日から19日までドイツに行って来ました。
たまには、こうした異文化に触れてみるのも良いものです。
いっぱい写真を撮ってきましたので、整理がつき次第、紀行文を投稿してゆきたいと思います。
乞うご期待!