最初にこのニュースを聞いた時は職場で泣きそうになりました。何とも言えない雰囲気の中での解散でしたので、ようやくわだかまりがとけたのかなとも思った訳です。
所がプロデューサーの梶浦さんは今回の再結成に一才関わっていないとのこと。梶浦さんのポストを読みましたが、静かな怒りがひしひしと伝わってくる文章でしたね。梶浦さんのプロデュースと3人の歌が揃ってのKalafinaだと思ってましたので、それが実現しないと思うと喜びの気持ちはほぼ消えて何でこんな流れになったんだろうと悲しい気持ちの方が上回ってしまいました。
そもそも先月FateのイベントでKEIKOとHikaruは梶浦さんと一緒にring your bellを演奏してる訳ですよ。2人はどんな気持ちで歌ってたんでしょうね。梶浦さんにとっては長年苦楽を共にしてきた娘達のこの仕打ちは恩を仇で返されたと感じてもしょうがないかなと思います。
今回の再結成は解散の引き金をバッチリ引いたスペースクラフト側が主導で動いたことは間違いないでしょう。ただ3人も梶浦さんを裏切ってまで再結成するのには彼女達の現状が理由なのかなとも思いました。
Kalafina解散後の梶浦さんは精力的に活動し続け、鬼滅の刃でLiSAとタッグを組んでレコード大賞受賞、更にはNHKの朝ドラや大河ドラマの音楽を任され更に名声を高めた印象が強いです。アニオタ以外の認知度も高まったんじゃないでしょうか。
一方の3人のソロは追っかけている人には申し訳ないですけど、順調にいってるメンバーはいないのが現状です。個人的に1番おってるHikaruはソロデビュー直後こそ神奈川県民ホールやZeppでライブをやったり、アニソンのタイアップを掴んだりと順調なスタートをきってましたが、段々下火傾向で最近はチョロチョロ配信で曲を出すか、小さい会場でライブをやってる状況です。
KEIKOとWakanaはそこまで詳しくはわかりませんけど、少なくともアニソンのタイアップを取ったり、大きな会場でのワンマンやイベント参加をしてるという話は聞きませんので少なくともKalafina活動時に比べるとかなりスケールダウンはしてるとは思います。
梶浦さんもKalafina再結成に向けて動いてはいたと書いてはいますが、自分の仕事が順調な以上焦らずに機を熟した時に動こうと考えていた気がします。一方の3人はソロがあまり上手くいかず、またKalafinaの時の様に活発に動きたいと思っていた焦りのような気持ちがある中でスペースクラフトが持ち込んだ話に乗ったんじゃないですかね。再結成あるあるは金銭的な部分が強いと聞きますからこれはしょうがないかなとは思います。実際問題今の3人のソロではガーデンシアターのキャパは埋まりませんからね。
何か色々ネガティブな事を書きましたが、ライブは行く方向で考えてはいます。10周年の武道館こそ行きましたけど、モヤっとした気持ちが残る中で解散してしまったので、3人が揃う場が用意されるのならば、それなりに長く応援してきた身なので、行きたい思いも強くなります。まだまだ聴きたい曲も沢山ありますし。当時一緒にライブに行ってた友人も行くと言ってくれましたので、とりあえずはチケットを頑張って確保しようかなと思います。
俺が見てきた好きなアーティストの再結成の中で1番モヤモヤした状態での形になる事は間違いありません。本当は梶浦さんやFJのバンドメンバーも含めたKalafinaが見たかったです。残念ながらそれは叶いませんが、こういう状況になるとある程度わかった上でも3人が再結成を望んだのならば、その覚悟を見届けたいなと思ったのも事実です。一夜限りなのか、新たなプロデューサーを招き入れて活動するのか今の段階ではわかりませんけど、とりあえずは1月15日は空けておこうと思います。