46599人という超満員の国立競技場で行われたナビスコカップ決勝。久々に満員のスタジアムの中でサッカー観ましたがやっぱ雰囲気良いですよね。この雰囲気の中にいただけでチケット取った甲斐がありました。キックオフ前に国歌斉唱が行われまして倉木麻衣さんが歌ってくれたんですけど彼女以上に大勢のレッズサポが歌っていたせいで彼女の歌声がかき消されてましたw
さて前半から予想通りアントラーズペースで進んでいきました。個人的には前半は攻められても無失点でしのいで後半に入っていければと思ってましたので前半0-0でいけた所までは良かったです。
ただそんな状況が一変したのは山田直輝が後半2分に奪われたボールを取り返そうとした不用意なファールでイエローを貰いその3分後にも2枚目を貰い退場してからですかね。俺の周りで観てた方は審判厳しすぎと言ってる人もいましたが正直審判がレッズ側に曖昧なジャッジが多いというのは既に分かっていただけにイエローを1枚貰った直後にカードになりそうな危ないプレーをするというのは軽率なプレーとしか言いようがないです。この大舞台で若さが嫌な方向に出てしまった形になりましたね。
只でさえアントラーズペースだったのに直輝の退場で1人減りアントラーズが田代を投入し3トップに変更した事で更に攻め込まれる事が多くなりました。ロングボールのこぼれ球は殆ど取られ、せっかくボールを奪えても厚みのある攻撃が出来ずすぐにボールを奪われ、主審のアントラーズ寄りのジャッジも重なり耐える時間帯がかなり続きました。何とか原口とエスクデロの2人が強引な突破で状況を打破しようとしても何とかシュートに持ち込むのがやっとという状態でしたね。途中で疲れの見え始めた梅崎を交代させてましたが疲労があるとはいえ10人という状況だった事を考えると突破力と精度の高いキックが蹴れる梅崎は交代させてほしくなかったですね。
それでも加藤を中心に耐え続け0-0の状態で試合は進行していきました。今日は加藤の踏ん張りが無ければ間違いなく90分で試合は終わってたと思います。特に試合終盤の大迫との決定的な1対1のシュートを防いだプレーは見事でした。これで都築レベルのキックの精度があれば言う事無いんですけどね。今日はミスキックが多かった気がします。
その後これまた微妙な判定でアントラーズの青木が退場し10人対10人の状況になり少し流れは変わるかなと思ったんですけどそれまでのアントラーズの猛攻に耐えてきた消耗度は大きく主導権を奪い返す事は出来ませんでした。この状況を見た時点で今日の試合は原口、エスクデロの個人技で1点もぎ取るか加藤を中心に120分間耐えてPK戦に持ち込むしか勝機は無いなと思ってしまいました。
その後延長戦に突入し何とか耐えてきましたが延長前半終了間際に永田のパスミスでボールを奪われロングボールを入れられ田代が胸で落として受けた興梠のパスからフリーの大迫に決められついに先制されてしまいました。延長後半は濱田を前線に上げパワープレーで活路を見出そうとしましたがエスクデロのミドル以外惜しい場面はなく0-1で敗れ8年ぶりのナビスコ杯優勝を達成する事は出来ませんでした。
正直審判の曖昧でアントラーズ寄りのジャッジに不満もあります。実際試合終了後の表彰式で審判団が表彰される際のレッズサポの大ブーイングを浴びてましたからね。ただそれ以上にアントラーズとの力の差を感じさせられる試合でした。昨日は何が起こるかわからないのがサッカーと書きましたが多少の勢いだけでは経験豊富な相手に勝てる程サッカーは甘くないなというのを痛感させられました。
試合後のインタビューで啓太が若い選手が気負い過ぎた部分もあったとコメントしてました。確かに今日の試合は退場した直輝を筆頭に原口、濱田、高橋峻希、小島等若い選手が多く出場してました。梅崎、エスクデロも20代半ばとは言え怪我が多かった事を考えると経験値の低い選手が多かったのも事実。彼らが今日の試合でアントラーズの落ち着き具合、狡猾さというのも嫌って程学んだんじゃないでしょうか。ナビスコ杯は終わりましたがまだリーグ戦は残ってます。これからのリーグ戦は今日の試合以上のプレッシャーを感じながらプレーしなければいけない状況が続いてきます。彼らが今日の試合を糧にしてリーグ戦で安定したプレーを見せてくれれば敗戦は無駄にはならないと思います。
まぁ今日の試合は今日あった事で切り替えてしっかり準備して3日のジュビロ戦に臨んでもらいたいものです。それではこれでレポ終了です。今日観戦された方々お疲れ様でした。