RED a knot

V系、スポーツ観戦、マンガ大好き社会人のブログです。特にDIR EN GREY、浦和レッズが好きです。

33th SINGLE 「落ちた事のある空」

2020-08-08 21:00:00 | DIR EN GREY SINGLE HISTORY
DIR EN GREY - NEW DIGITAL SINGLE『落ちた事のある空』(Promotion Edit Ver.) (CLIP)

 2020年8月3日にリリースされたDIR EN GREY初のデジタルシングル。現時点では配信のみですがぴあアリーナ2DAYSのチケットを返金しない場合、返礼品として本作のパッケージ盤が送付と言う形にもなっておりますので当ブログではインディーズ期含めて33枚目のシングルと言う扱いにさせて頂きます。

 タイトル曲の落ちた事のある空はShinyaの重たいドラムから京さんのシャウトで始まる楽曲。ざっくり言えばサビだけメロディアス且つサビ以外はシャウト、デスボ多用のDIR王道系の曲にあてはまります。ただメロディーの部分がサビのみではなくAメロやCメロっぽい大サビも含まれていまして、パターン化されていない良く言えばドラマティック、悪く言えばクセのある曲に仕上がってます。

 サビも含めてメロディーは荒々しい感じよりは退廃的と言うかちょっと哀愁感漂う雰囲気が出てるのが良いですね。欲を言えばメロディーが曲の中盤で終わり後はガラウルパートに入って終わってしまうので最後にもう1度サビの入る展開なら尚良かったのですが

 アルバムリリース後1発目の曲が激しめの曲をリリースしてきましたので今後はクレバー、激闇、詩踏み同様ライブでは本編、アンコ問わず終盤に披露される核となる曲に仕上がる可能性が高そうです。

 カップリング曲のCLEVER SLEAZOIDは2005年にリリースされた曲を再構築したものです。Hydra程原曲は破壊してませんが5割程原曲の面影を残しつつ残り5割を「The Insulated World」風味を入れて再構築した感じですかね。

 歌詞に日本語が多用されてますね。全体的にシャウトパートがガラウルに切り替えられ締めのシャウトパートが長くなってる辺りが大きく変わってる箇所でしょうか。原曲よりも重さと荒々しさが増した感じですが原曲にあった鋭さが影を潜めてしまってるのが残念。激闇や詩踏みもアルバムVerになると同じ様鋭さが無くなって重さ重視に仕上がってしまうんですよね。個人的には原曲の方が好きです。

 Followersのは今年の2月にロンドンで行われたワンマンの際のライブテイクとなります。とにかく京さんのクリーンボイスが美しいです。この日は調子が良かったんだなと言うのがわかります。正直歌モノのライブテイクってあまりハマらなくて原曲程好きになれない事が多いんですけどこのテイクは原曲並に好きです。海外公演という事とあってか日本では歌わない最後のサビパートも力強く歌っている点も良いなと思いました。

 ライブは従来通りのやり方が当面出来ない上に今後いつ再開出来るかもわからない厳しい状況ですが、そんな中で新曲をリリースしてくれるのは本当有難い事です。しかもコロナ騒動関係に影響されてない彼等らしい攻めた楽曲って言うのが改めてブレないバンドだなと言う事を再認識出来ました。1日も早く落ちた事のある空をライブで聴ける日が戻って来てほしいものです。