BECOME THE ONE!! ~COACH Mr.RYO~

2000年からシドニーでコーチをスタート。夢はもちろんオリンピック!

オリンピックの種目じゃないけど

2008-03-08 21:04:06 | Weblog
こちらのいわゆる、”学校の水泳大会”で、ものすごい記録が出ました。
(ブリスベンのカソリック学校だけのチャンピオンシップ)

その種目は、50m背泳ぎ。

前にも紹介したオーストラリアの若きホープ+すでにエース!Emily Seebohm(エミリー・シボーン)です。
もちろん彼女の一番得意とする種目は100m背泳ぎです。しかしその種目に大きく影響しそうな今回のタイムは・・・

28秒10

めちゃくちゃ速い!!
しかも、世界記録まで後0.01秒!!!


スポーツの世界で、「・・たら。・・れば」は使いたくありませんが。その試合に彼女のコーチはいませんでした。それだけあまり重要視していなかった大会であることがわかります。

しかも、コーチが提案していたにもかかわらず、彼女は、その決勝のレースで、Speedoのいわゆる最新水着(Speedo LZR Racer)を着ずに、ただのノーマルの水着で泳いだそうです。

それに付け加えるならば、彼女自身、その日は8種目の決勝を泳がなくてはいけなかったんです。

また、「たら、れば」の話に戻りますが、もし彼女が”本気水着”で泳いでいたら・・とかどうしても考えてしまいますよね。。。

しかし、彼女も言っております。

”しょせん、オリンピックの種目じゃないから・・・”

もちろん彼女の本気の狙いは、100m背泳ぎ+世界新です。

彼女の調子の良さを考えると、選考会はかなり期待できそうです。

彼女の出現で、今まで”穴”とされてきた、オーストラリア女子の背泳ぎのレベルが最近かなりアップしてきております。

そうすると、選考会では、最近復調してきた、Sophie Edington(ソフィー・エディントン)

メルボルン世界選手権銅メダリストのTay Zimmer(タイ・ジマー)

そしてダークホースで、Belinda Hocking(べリンダ・ホキン)とMeagan Nay(ミーガン・ネイ)を交えた争いがとても楽しみです。

(右がミーガン、左がエミリー)

しかし、若さ+調子の良さからみても、Emilyがやはり一歩抜き出している感じがします。

コーチMatt Brown(マット・ブラウン)も言っています。
”Emilyの精神的強さは、12ヶ月前とは比べ物にならないし、体力も筋力アップを行い、6kgもゲインして力強さも身に付けた。あとは2週間でレスト(テーパー)をしっかり行えば十分タイムも期待できる!”と。

恐るべし15歳です!


ひょっとしたら、世界記録・・・かっ?
って、いつも必要以上に期待を膨らましてしますんですよね。。。私。

またミーハーになってしまいました。。。


しかし、本当に選考会、おもしろくなってきましたよー!!!