さーーーーー、待ってましたー!!
2大会五輪金メダリスト!この種目国内では10度制している。6度の世界記録更新。。。数々の偉業を成し遂げてきた、AUSの・・・いやっ、世界のスーパースター、Hackettの専門種目1500mです。この大会の締めくくりにふさわしいですね。
しかし、去年から両肩の手術やコーチ+練習環境の変化などで、スランプを経験してきております。というかなかなか全盛期の勢いを取り戻せなかった感じがあります。
しかーーーし!!
今大会は、初日の400mで見事自身2番目に速いベストタイムで優勝!
200mも接戦を制しております。あの”強い”ハケットが戻ってきた感じがあります。
敵は自分のみ!
レース前はかなり緊張している様子が伺えました。

(それでも落ち着いてレースに備えます)

(深呼吸をしてコース紹介を待ちます)

(すごくいい顔してます。しかし自信と緊張が半分ずつかな~ってね)
そしていよいよレースがスタート。
いつものように先に飛び出します。しかし、最後まで下位の襲撃をゆるしません。
Stevensが400mくらいまで体半分につけていましたが、そっからまた一気に離されていき・・・
結局そのあとはHackettの独壇場!
100mを59秒後半か半ばくらいでまわり続けて・・・
最後のタッチへ!
(*キックの打ち方が変わった気がします。以前と違い、4ビートキックを採用しておりました。年齢のせいなのか、心臓にかける負担を少なくしてるのかもしれません。。。!?でも最後の100は強い6ビートを大いに生かしておりましたけどね。)
そしてゴール!
安堵感が満ち溢れております。

そしてタイムにも納得のようすです。

(Stevensもベストを6秒縮めましたー!彼もいいタイムです。)
ハケットの記録は、
”14分48秒65”
なかなかです。
北京までにもう少し上げれれば面白いレースになると思います。40秒を切るか切らないあたりで勝敗がつきそうな気がしております。。。

(とにかくオメデトウ!Hackett!!)

(一カ国で2人15分を切る選手がいるのは、さすが!本番はStevensにも期待します!)

(Hackettは10kmのOWSにも出ますからね~。忙しい五輪になりそうですね。。。)
さあ、大会が終了!!
普通の大会ならこれで終わりですが、さすがオリンピック選考会でもあります。
試合の後すぐに、北京の代表選手の発表会が開かれました。
さすが、エンターテイメントが達者な国です!
アナウンスとともに、代表選手が一人ずつカーテンの間から出てきて、外にずらっとならんだ、往年の”オリンピアン”たちの祝福を受けながら席に着くというシステムです。
とても”ステキ”な演出です!
そうです、このために、今日は観客席に昔のオリンピアンがたくさん座っていたのです。納得!!
ちなみに演出はこんな感じです。。

(一人ずつ名前の紹介を受けてから入場してきます。写真はCate Campbellです。)

そして最終的に代表選手みんなが席に座ります。
(最後はコーチ陣もアナウンスされて入場してきました。私はそれを見て「自分も絶対アナウンスされてやるっ!」と誓いました)

みんな本当に嬉しそうです!この”オリンピアン”になる瞬間を夢見て今まで練習をしてきたはずです!
いい笑顔です。。。

(今回最年長の32歳、Adam Pineと最年少15歳のEmily Seebohmです。年齢差実に、17歳!!!)

(ハケットもいます。今回ももちろんキャプテン!!責任が多いです)

(この段には”初出場者”がそろっていますね~。彼らの爆発に本番は期待っ!)

(もちろん彼女も。Leiselは今回”世界記録”までは行きませんでしたが、本番は、自身初の個人種目での金メダルを目標にきっと記録も狙っているはず。しかし、本番いや、これから各国の選考会で彼女の記録に近づく選手が必ず出るはずです。それは本人も承知のこと。3度目の正直なるかー!)

(今大会の”MVP”に輝いたLibby。旦那は惜しくも代表を逃しましたが、きっと彼の分まで本番ではもうひとランク上のレベルで泳いでくれるはず!アテネの悪夢は・・・もうありませんよー)

(前回アテネを”爪先の差”で代表を逃したSophieEdington。その悔しさを今回思い切りぶつけました。一度悔しさを味わった選手は本当の意味で強くなります!彼女は、ここから今回の代表入りを”幸せに”に思っているはず。北京でも最高のパフォーマンスを見せて欲しいです!挫折の後の”大成”に期待します!)
ちなみに、今回の大会のスコアポイントは、今年も・・圧倒的な強さが目立ったQLD(クイーンズランド)州に男子も女子も持っていかれました・・・

クリスタルを授与されたのは、女子がStephanie、そして男子がAshです。
NSW州の巻き返しはいつになるのか・・・
”私の力でなんとかしてやるー!!”
と最後に、「RYOは誓う」のでありました。。。
さー!北京が本当に楽しみになってきましたよ~!
その前に、これから強豪国の選考会が続々と開かれますね。2週間後には日本の選考会があります。
日本の選手も、なんとか、あの、Speedo LZR RACEを着れないのでしょうか・・・

それとも、MIZUNOがもっといい水着を開発するのかな?
本当に水着やキャップ、そしてゴーグルまで、とてつもないテクノロジーの争いが繰り広げられていますね~。
でも、所詮は自分の”実力”が一番大切です。
2週間後、日本から多くの”BIG CALL”が聞こえるのを楽しみにしております。。。
世界記録2個の予想の太田コーチ!誰と誰が出そうですか?
一人は分かりますけどね~