ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

地方都市

2011-12-09 01:51:31 | Weblog
朝、雨が降る寒空の下に、中国人老男老女の長蛇の列。
雨の中、並ぶなんて。しかも中国人が。

ということで、よく見てみると、
中国各地の特産品フェアをやっている会場への入場者の列だった。
いったいどのくらいお得なのかわからないけれど、よく並ぶ。
そして最後、窓口付近になると、列はくずれ、押し合いへしあいになる。



まあ、表面上でも並ぶようになっただけ、
中国が言うところの「文明」的になったということなのだろう。

夕方になって、上海は雨があがり、一気に冷え込むようになった。
本格的な冬到来という雰囲気。

湿度が高い冬というのは、日本の冬に似ているけど、
いったいどこまで底冷えするのだろう。

むかし北京にいたころは、あまりの乾燥に声が出なくなったけれど、
その点で上海は、少しマシなのかもしれない。

という気候的な順応の話は、暮らして行く上では重要なものの、
やはり、上海は上海。中国の地方都市だと思う。
地方都市といっても、規模はでかいが。

北京のような、中国全国を見渡す雰囲気は感じられない。
共産党のいい意味でも悪い意味でも仰々しいところがなくて、
単に経済的に発展した土地という感じ。

というところで、ずっと東京育ちで、唯一の海外が北京という私にとって、
上海の地方都市具合は、非常に物足りないと思うことが結構ある。