ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

華陀

2014-02-08 18:00:26 | Weblog
身体の右側に、にぶーい痛みがあり、
特に右のすねに、お湯をかけたような熱さが広がる。
この熱の伝わり方は、神経だ。
前に帯状疱疹をやったときと、同じように流れて行く。

暮れに同じような症状があり、一度なくなったのに、また数日前からぶり返した。
今回は,右肩もすごく痛い。

ということで、ヤバいと思い病院に行った。
上海の日本人向けクリニック。徒歩30分。痛くても、歩くのには支障がない。

日本人向けということで、日本人ばかりかと思ったら、
富裕層と言われる中国人があふれていた。
お医者さんは、全員日本の医大を出た中国人。
すごく流暢な日本語を話す。
こりゃー、中国人に人気が出るわけだ。

看護婦さんも全員中国人で、数人が日本語を話した。
ただし、看護婦さんの態度は中国人そのもの。
病院とは思えない大声で話し、乱暴に患者をさばく。
いたわりよりも、目の前にある自分の仕事を片付けることのほうが優先。
でもまあ、中国の普通の病院に比べたら、態度が100倍くらい、いい。
ただ、日本とは比べられない。

で、予約して行ったのに、待つこと30分。
なんだかなあ、と思いながら診察室に入り、
「すねのあたりにお湯をかけたような」と症状を言ったとたん
お医者さんがにっこりと笑って言った。
「それは腰ですね。腰、痛いでしょう」と。しかも、すごく流暢な日本語だ。

そういえば、前の土日は腰が猛烈に痛かった。腰を伸ばせないくらいに。
でも、すでに腰の痛みは引き、因果関係があるなんて思ってもみなかった。

マッサージ用のような形のベットにうつぶせで横たわり、
腰を出したら、お医者さんがかるーく触って、ポンポンっと鍼をうった。
このへんの事前説明がないあたり、中国仕様~と思っていたら、
先日痛かった箇所に、的確に鍼がうたれていく。

むげっ。もしかして名医かも。
お医者さんに「足を上げてみて。痛みは軽くなった?」と言われ、
足を上げると、確かに足が軽くなっている。指先まで、すごくさわやかな感じだ。

「さすが中国ですね~。すごい。痛かったところ、ピンポイントで楽になってます」と言ったら、
「こんなの、なんてことないことだよ。人体って面白いでしょう」と。
そして、もし痛みがとれない場合は、ちゃんとMRI検査しましょう、と。おそらくヘルニアだ。

それにしても、飲み薬も何も処方されず、鍼とバンテリンだけで大幅に楽になるとは、
華陀に出会っちゃったのかもしれない。

ついでに、会社が加入している保険のおかげで、無料だった。
そして、その後、いつもにも増してトイレが近い。
いやはや奥が深い。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (永とも)
2014-02-09 09:08:04
ちょっと働きすぎじゃないのかな。体からのSOSは見逃したら大変なことになる。ていうか、鍼に行こうかな。なぜなら私も治療中…えへっ(^_^;
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。