ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

ふと思い出すとき

2009-09-24 19:29:09 | Weblog
今日、ある入り江を散歩する時間があった。
入り組んだリアス式海岸で、小さな窪みに波がちゃぷちゃぷとあたっていた。

むかし、こんな入り江が欲しいと思っていた。
タタミ2畳分くらいでいい。
静かに座って、ずっと波の音を聞いていたいと思った。

ずっと忘れていたけれど、久しぶりに思い出した。
当時もいまも、どうしたらプライベートビーチを手に入れられるか、なんて、
真剣に考えたことはない。

でも、私の空想の中の入り江では、いろいろなお話ができていた。
そんな断片を少し思い出した。

その後、田舎道で廃線のあとを見つけた。
背の高いピンクのコスモスとすすき、そして、周囲は黄金色に染まった田んぼ。
とてもいい香りが満ちていた。

廃線のあとって、どうしてこんなにドキドキするのだろう。
ずっとずっと歩いて行きたくなる。
そういえば、むかしはよく、電車に乗ってどこかへ行くお話も空想していたっけ。

大人になって行動力ができて、
いまは、いろいろなところに実際に行けるようになったけれど、
空想で旅をすることを忘れつつある。

今日は、心の世界を思い出すきっかけがたくさんあった。
そして、地味にわくわくした。


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