ゆっくり読書

読んだ本の感想を中心に、日々、思ったことをつれづれに記します。

6月10日 安順と天龍

2013-06-14 00:16:46 | Weblog
6月10日(月) 貴州の安順

上海虹橋空港7時40分発、貴陽10時10分着の中国東方航空(MU)で移動。

まず、その前に、朝一番で虹橋火車駅に行き、
2日目の夜の夜行列車のチケットを買おうとしたのだが、目当てのチケットが売り切れていた。
鉄道のチケット販売は全国ネットワークとはいえ、どうやら上海で販売する枚数が決まっているらしく、
冷たい「没有(メイヨー)」との返事。
ネットの旅行サイトには、まだたくさんチケットがあるとなっているのに!

ということで、とりあえず最悪パターンを考えて一番望まないけど目的地には行けるチケットをおさえ、
貴州についてから、チケット変更をトライすることに。

それにしても、鉄道の窓口の態度が悪いことと言ったら。
どうしてこんなところで客が怒鳴らなければならないのか、本当にイヤになる。

ついでに、駅から空港までは繋がっているのに、
最短コースの扉にカギがかかっていて通れなかった。
扉の前で番をしていた係員に「飛行機に間に合わない。開けて!」と言ったら、
「ぼくはカギを持ってないから開けられないよ~」との回答。

ならば、なぜそこにいるのか。
つまりは、そこから強引に通ろうとする私みたいな人間を
阻止するためにいるのだ。

空港も駅も、もうオープンしてる時間なんだから、最短路の通路も開けようよ。
と、悪態をつきながら、おかげで猛ダッシュ。
中国のだだっ広さを猛烈にうらんだ。

ただ、非常に珍しいことに飛行機は定刻どおりに飛び、
たいへんスムーズに貴州の省都である貴陽へ。

新しい空港で、まだちゃんと整備されておらず、
裏道のようなところを通って、長距離バス乗り場へ。
小さい。



そこから、安順という町に向かった。
バスターミナルの隣にある黔中大酒店にチェックイン。一泊220元。
まあまあだ。

そして午後は、郊外に向かうバスに乗って、天龍屯堡へ。

まずは、腹ごしらえ。羊肉入りの麺。これが非常に美味。



バス乗り場の前にいた民族衣裳の人たち。



民族衣裳と言っても、漢族の人たちで、
明代に屯田兵として移民してきて、そのままこの土地に残り、
ついでに文化風俗もそのまま伝えているという人たちだ。
そして、バスに乗って向かう先の天龍屯堡は、その人たちの村。

で、観光地化されていることもあり、
民族衣裳を着たおばあちゃんがたくさんいる。



髷は、こんな感じ。
髪の毛をくくったあと、その上に黒い布をかぶせ、
それをかんざしでとめているように見えた。



ひなたぼっこしながら語らうおじいさんたち。



こちらはおばあさんたち。竹馬の友なんだろう。



中国の村にはめずらしく、水神様を祀る祠と井戸が、村中のいたるところにあった。



この井戸、酔っぱらいじゃなくてもふつうに落ちそう。
子どもたちは大丈夫なんだろうか。

村に伝わる劇。
京劇よりも古い歴史をもつと解説していたが、まあ、かなり誇張だろう。



お面がちょっと怖い。

中国はひとつの標準時しか設定していないから、
西の方にいくと、かなり日没が遅く感じられる。

まもなく19時といっても、まだ16時くらいの明るさなのだが、
朝が早かったので、安順に戻ることに。



安順に戻って、ハタと気がついた。
夕飯を食べられるようなお店がない。
唯一、普通に店舗を構えていた重慶火鍋屋へ。



土地のものが食べたかったのになあ。
と、思ったら、スゴいかたちのキクラゲが出てきた。

食べ終わって店を出ると、前の通りは夜市でにぎわっていた。
天然物か疑いたくなるスイカ。



きっとあまり清潔でないタニシ。
ただし、たくさんのトウガラシで煮込んでいるので、殺菌されているかも。



そして、お手製のポテトチップス(カラムーチョ)がたくさん売られていた。



ちょうどいいので、会社のお土産にすることに。

そして、端午節なので、街中いたるところでちまきを作っていた。



夜までよく働く。

安順は、人口が少ないせいか、漢民族の割合が低いせいかはわからないけど、
田舎ながらも、比較的きれいに清掃されている街だった。

そしてやはり、安順の駅でなら2日目の夜行列車の、
欲しかったチケットが買えた。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。