りつこの昨日今日

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

とうとう八十の大台に乗ってしまいました

2024-05-01 13:55:00 | 日記
 自分への誕生日祝いに、花の木を植えています。この大手毬もそのひとつ。手入れも剪定も下手くそだし、放りっぱなしの割には枇杷やもみじに押されながらもちゃんと咲いてくれています。
 前回、ご紹介した、石井桃子の本、あれからびっくりの大転換。東北の田舎に移り住み、木の根を掘り返したり、肥汲みをしたりの開墾生活をしていたのです。とくに農作業や酪農の知識がまったく無い目から見ると、どうしてこんなことができるのかと驚くばかりでした。
 また自分のことになってしまいますが、我々も窯を作って食器や茶器を焼いても、いつどのように収入に繋がるのか分からず、親が畑にでも、と昔、買ってあった土地に自分で家を建てることにしたのです。
 アメリカで大工さんの手伝いをしていた夫はツーバイフォーなら俺にも建てられると、出始めたマニュアル本を買い、材料の輸入業者を訪ね、あっという間に具体化してしまいました。昭和51年のことです。








 屋根ができたら、家財道具はテントに入れて、3歳と5歳なったばかりの子供と引っ越してしまい、半分野宿のような生活でした。
 と、まぁ石井桃子さんの東北暮らしからつい、昔の写真など持ち出してしまいました。
 春真っ盛り、浅川沿いのニセアカシアが満開でクマンバチが音を立てて飛んでいます。
 歩いても歩いても白き槐の香

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

虎杖の炒めもの

2024-04-25 16:23:00 | 日記
 雨が止んだのでやっと動き出しました。このところ、箸休めとして好評だった虎杖が切れていたので、散歩のお土産にたくさん摘んできました。葉をとって皮を剥き、さっと湯に通してサラダ油で炒めました。鰹と昆布の出汁に醤油だけ。酸味はしっかり残っています。
 
もうひとつ好評なのが、野草の天ぷら。川ウド、コンフリー、よもぎに舞茸も一緒に。蕾のついたコンフリーはこの時季とても美味しいのです。ソーメンや冷麦に合わせてお昼ごはんには最高です。

今、新人研修を受けている音訳の会の課題になったので、何十年ぶりかに石井桃子さんの本を手に入れました。エッセイなのでとても楽しく読んでいます。自分の母よりも五歳年上で、あちこちに母の時代の考え方や暮らし方が描かれ懐かしいのです。
 ただ、きもの、と呼んでいた洋服は生地を買ってきて工夫しながら自分に合うものを作っていたとか。女学校に入学してミシンを買ってもらった母も服は手作りが当たり前だったっけ。
 私にとって、石井桃子は初めて読みたくて買った本でした。ノンちゃん雲に乗る。小学校の頃、うちの本箱には、宮本武蔵や里見八犬伝がズラリと並び、塚原卜伝とか児雷也とか、とにかく男の子の本ばかりでした。それなりに面白いのでどれもこれも読みましたが、ノンちゃん、だけは母にねだった唯一の私の本だと思います。大好きだった中原淳一のそれいゆはもっぱら友だちの家で読んでいました。昭和三十年代の前半、洋裁のぺージも「お母様の浴衣のお下がりで」などと。私の価値観はこうやって決まったようです。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春爛漫の涙雨

2024-04-05 10:04:00 | 日記
 散歩の収穫!土筆、野蒜、甘草、蓬、川ウド。まだ小さな蓬は川ウドと一緒に天ぷらにしよう、土筆ご飯は二回目、野蒜は洗っておけばすぐになくなってしまいます。味噌をつけておやつ気分で。
 やっとウチの桜も咲き初めてウキウキ気分で、今度こそ大丈夫だと思ったのに、今朝はまた冷たい雨です。
 白木蓮がたった二日で霜にあい、全部茶色になってしまい、そのあとまた残りの蕾が楚々と開いてくれたけれど、あんな可哀想な思いは桜にはさせたくないのです。
 
まだ五分咲きの桜、今朝の冷たい雨が気になります。青空の下の満開が見たいもの。実家では、お花見は四月四日と決まっていました。お弁当を作り大勢で染井へ出かけました。近頃では三月中に満開になることが多かったので、今年はことさら遅く感じます。
 
なんと道路脇に溜まった土の上に雑草のように桜が咲いていました。ど根性!

その隣りにはいつも通り、白いスミレがたくさん咲いています。土なんてほんの少し、苔くらいなら分かるけど。

もう半年も前から時々見かけた雉の子たち。こんなに大きくなって、薮から道の方に出ている時間が増えてきたようです。鳩よりも大きくなってちゃんと雉の色になっています。

ウクライナの戦争で、ロシア関係の本を引っ張り出して読みました。再読ですが、フォーサイスの悪魔の選択は上巻を読んで下巻が見つからず、あちこちを引っ掻き回してやっと見つけて読みました。ナワリヌイ氏が死んで、ノーバヤガゼータ紙に関する本を読み、どうにも塞がってしまう気分でしたが、これはまた違う角度の、フォーサイスですから、痛快で、それでもロシアに絡む関係性や民族の考え方などとても理解できるように思いました。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

去年より10日も遅い開花です

2024-03-17 17:23:00 | 日記
 ウチの姫、白木蓮がやっと開きました!一度に庭が華やかになりました。散歩に出ると、まず土筆、最初の日には人参と油揚げを一緒に土筆ご飯、翌日には蕗の薹と川ウドと土筆の天ぷら、野蒜は味噌で食べました。今日は土筆の卵とじ、甘草の柔らかい芽は辛子を効かせて酢味噌和えに、野蒜の酢味噌も美味しいですよね♪
今年は少ない芥子菜はお浸しで鰹節を掛けて。おいしかった。
 心配ごともうまくいかないこともたくさんあるけれど、暖かくなって川原を歩けば誰も彼も楽しそう。
寒緋桜の花は甘いのでしょうか、目白がたくさん来ています。

藪桜というのだそうです。山桜みたいですね。もう満開です。

これも寒緋桜でしょうか、ほんの数年前には小さな実生のようだったのに、こんなに元気に咲いて目白を集めています。

友達から蓬はまだ?と問い合わせ、ここではまだまだこんなものです。摘んでお餅にできるのはいつでしょうか。

 図書館で借りた、ガエル フアイユの 小さな国で。コンゴとタンザニアに挟まれた小さな国のルワンダとブルンジ、あのツチとフツの民族間の大虐殺を体験した少年の物語です。
あちこちにたわわになっているマンゴーを落としとは捨てられた車の隠れ家で友達と腹を満たしていた少年たちが、訳もわからないうちに争いに巻き込まれていく。人間の憎しみや争いの不条理さの中に少年の目に映ったむごたらしい情景が強烈です。父親が襲撃されるほんの少し前にフランスに逃れ、今はラッパーとして活躍する映像もたくさんあり、すっかりガエルフアイユファンです。
 平和であることのありがたさと同時に人間の恐ろしさも忘れられません。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

食卓に乗せる草もぼちぼち

2024-03-03 18:33:00 | 日記
 ほんの五、六本の土筆を見てから、また季節が戻ってしまい、河津桜もようやく開いてきました。



でも開きそうで開かない時間が長ければ、それだけ長く楽しめるのですよね。結局いつも通りなのかもしれません。
 甘草はやっと芽を出して、場所によってはあと何日かで摘めそうです。春一番の酢味噌和え。
 甘草の芽のとびとびのひとならび 高野素十


これは川うど。上向きの大きな花が咲くと土手道が急に賑やかになります。でも食べるなら蕾が小さな握り拳になる頃、天ぷらには最高です。こんなに小さくても芽を少し摘むと、指先がとてもいい匂いで、汁に浮かべたりしています。
 土筆はあれっきり姿を見せてくれませんが、やがて毎日のように摘ませてくれるでしょう。人参と油揚げで炊き込みご飯が楽しみ!

彼岸桜はまだまだ先ですが、蕾はもう膨らんで散歩道はワクワクです。
 今週は今村翔吾を2冊。面白くて、分厚くて重いのに何処へでも持って行き、ちょっとのまにもつい読んでしまいました。じんかん、信長が舞った、敦盛の人間五十年下天の内にくらぶれば、というのは、正しくはじんかん、と読むらしいのですね。戦国ものなのに全く違う側面から見せてくれました。
 冬の間ずっと閉鎖していた野球のグランドが昨日の土曜日から再開して、また草野球が始まりました。こんなに良い天気なのに使えないなんて、と人ごとながら思っていたので、しばらく立ち止まって眺めていました。
 ミット音聞こえ球場春開く




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする