りつこの昨日今日

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ロバートキャパの展示会、ぎりぎり間に合いました。

2024-07-05 17:15:00 | 日記
 見たい見たいと思っていながら、なかなか行けなかった展示会、ぎりぎりになって家族出かけました。
 戦場カメラマンという印象が強かったのですが、ヘミングウェイやピカソなどとの深い付き合いから、その内面の見たこともない表情がすばらしいし、日本滞在中の写真には戦後の子供、あの頃の普通の我々が意外な角度から残されていました。


ピカソが子どもと遊ぶ顔!子どもの表情の素晴らしいこと。







日本滞在中に急遽派遣されたベトナムで地雷を踏み亡くなった時のカメラがチケットの写真です。
 あれから僅か10日あまり、灼熱地獄が始まってしまいました。



ノウゼンカズラは暑苦しいほど咲いて、小さな蜻蛉もやっと葉影で一息。散歩は今日から1時間繰り上げて6時半ぐらいから歩きます。それでも戻れば汗びっしょり!去年の日傘が必須です。
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梅仕事真っ只中です

2024-06-18 11:55:00 | 日記


毎日毎日、うめが降っています。拾っていると傘にコツンと当たるし、夜中もベランダの屋根に落ちる音で目が覚めるほど!
 もう梅干しは七キロ漬けて、去年のがまだたくさんあるので精々あとひと瓶でいいかなと思っています。


石の重石代わりにゴルフボールをビニール袋に入れて。量の按配がしやすくきれいだし。因みにいつも通り12%の塩で大丈夫です。
 古い炊飯器の保温で甘露煮。70%の砂糖を入れるだけ。数日間放っておきます。
 今朝テレビで見た梅にダージリンティーを入れて煮るスイーツは早速やってみました。簡単で美味しい。
 手頃な冷凍庫があるので余ったらとりあえず二、三キロずつ冷凍しています。一度凍らすと何に加工するにも楽になります。欲しい時、暇な時に使えるし。
 川原で取った桑の実も煮て、真竹のコも茹でて保存して、この時季の忙しいこと。
 でも清楚な半夏生は最高の癒しでもありますね。


 梅仕事ぷりぷりお尻の並ぶ瓶



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枇杷とたけのこ

2024-06-04 11:59:00 | 日記
 今年は珍しくウチの枇杷がたくさん成りました。枇杷には焼け跡時代の思い入れがあって、もう何十年も前に植えたのですが、日当たりのせいか背ばかり伸びてほとんど実をつけなかったのに、今年はどういうわけか、たくさん。甘くはならないかと思いきや、それなりに美味しくなってきました。
 昭和19年生まれのわたしが小学校に入学する前の頃でしょうか、麻布広尾町と言ったあの辺りは一面の焼け野原。うちの両隣り以外はほとんど焼けて、前の日赤看護学校も草むらの中。5、6分歩いた崖の上には電電公社の瓦礫、と呼んでいたのですが、が広々と見捨てられていました。コンクリートの建物は瓦礫となっても、春には沈丁花に始まり、梔子、露草、躑躅、瀉下が遊び場を満たしていました。そしてこの季節!看護学校には桑の実がたくさんなって、スモックの大きなポケットを紫色に染めては叱られたものでした。それでも甘いものの滅多にない日々、黄色の木苺と桑は探しに行く価値があったのです。
 電電公社の崖の上に迫り出した枇杷の木に黄色の実がなっているのを見つけたのも4.5歳の頃でしょうか、幼稚園に行かないわたしはいつも一人でしたから。庭の猿滑りの木に慣れたわたしは木登りが得意。たわわな枇杷の実を取っては下に落として食べたのだと思います。
 今でも桑の実や枇杷のなっているのを見るとワクワクしてしまうのはこの原点があるからなのでしょうか。


 散歩する河原に竹藪があり、この時季誰もが目を凝らしながら歩いています。上手な人たちは藪に入って自転車いっぱいに取って帰るようですが、土手の上から見えるだけでもこれくらいの収穫はあります。帰ると皮を剥がして圧力鍋で茹でます。これが毎日のルーティン。刺身で食べたり、今のお気に入りは胡麻油で炒めて魚醤と醤油で味付け、そのままでも立派なおかずになります。



 梅もポツポツ落ち始めています。去年は梅干し中心で甘煮が足りなくなったので、今年は甘いほうをたくさんのつもり。昔はよく茹で溢して種を取ってジャムにしていたけれど、何年か前、古い炊飯器の保温で低温調理を知ってから、なんと簡単なこと、70パーセントのお砂糖だけ入れて、数日、忘れた頃には甘露煮ができています。これを一年中、ヨーグルトにかけて食べています。
 採集生活の忙しい近頃です。
 

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とうとう八十の大台に乗ってしまいました

2024-05-01 13:55:00 | 日記
 自分への誕生日祝いに、花の木を植えています。この大手毬もそのひとつ。手入れも剪定も下手くそだし、放りっぱなしの割には枇杷やもみじに押されながらもちゃんと咲いてくれています。
 前回、ご紹介した、石井桃子の本、あれからびっくりの大転換。東北の田舎に移り住み、木の根を掘り返したり、肥汲みをしたりの開墾生活をしていたのです。とくに農作業や酪農の知識がまったく無い目から見ると、どうしてこんなことができるのかと驚くばかりでした。
 また自分のことになってしまいますが、我々も窯を作って食器や茶器を焼いても、いつどのように収入に繋がるのか分からず、親が畑にでも、と昔、買ってあった土地に自分で家を建てることにしたのです。
 アメリカで大工さんの手伝いをしていた夫はツーバイフォーなら俺にも建てられると、出始めたマニュアル本を買い、材料の輸入業者を訪ね、あっという間に具体化してしまいました。昭和51年のことです。








 屋根ができたら、家財道具はテントに入れて、3歳と5歳なったばかりの子供と引っ越してしまい、半分野宿のような生活でした。
 と、まぁ石井桃子さんの東北暮らしからつい、昔の写真など持ち出してしまいました。
 春真っ盛り、浅川沿いのニセアカシアが満開でクマンバチが音を立てて飛んでいます。
 歩いても歩いても白き槐の香

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虎杖の炒めもの

2024-04-25 16:23:00 | 日記
 雨が止んだのでやっと動き出しました。このところ、箸休めとして好評だった虎杖が切れていたので、散歩のお土産にたくさん摘んできました。葉をとって皮を剥き、さっと湯に通してサラダ油で炒めました。鰹と昆布の出汁に醤油だけ。酸味はしっかり残っています。
 
もうひとつ好評なのが、野草の天ぷら。川ウド、コンフリー、よもぎに舞茸も一緒に。蕾のついたコンフリーはこの時季とても美味しいのです。ソーメンや冷麦に合わせてお昼ごはんには最高です。

今、新人研修を受けている音訳の会の課題になったので、何十年ぶりかに石井桃子さんの本を手に入れました。エッセイなのでとても楽しく読んでいます。自分の母よりも五歳年上で、あちこちに母の時代の考え方や暮らし方が描かれ懐かしいのです。
 ただ、きもの、と呼んでいた洋服は生地を買ってきて工夫しながら自分に合うものを作っていたとか。女学校に入学してミシンを買ってもらった母も服は手作りが当たり前だったっけ。
 私にとって、石井桃子は初めて読みたくて買った本でした。ノンちゃん雲に乗る。小学校の頃、うちの本箱には、宮本武蔵や里見八犬伝がズラリと並び、塚原卜伝とか児雷也とか、とにかく男の子の本ばかりでした。それなりに面白いのでどれもこれも読みましたが、ノンちゃん、だけは母にねだった唯一の私の本だと思います。大好きだった中原淳一のそれいゆはもっぱら友だちの家で読んでいました。昭和三十年代の前半、洋裁のぺージも「お母様の浴衣のお下がりで」などと。私の価値観はこうやって決まったようです。




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