耳を澄まして静寂な古寺の参道を歩いていると、いろいろな鳥の声や羽ばたき、足音が聞こえてきます。目も凝らしますが音を頼りに待つ間、鳥が姿を現わすまでの期待感は高まります。
参道脇の枯れ葉の中でカサカサ音を立てて歩いているのは・・・出てきたのはキジバトでした。落ち着いた色合いで、首にスカーフを巻いたような模様がおしゃれです
小さなコッ、コッという声。ヒタキを予想して待つと、やっぱりルリビタキがいつもの焼丸太杭にパッと飛び乗ってくれました
中門を過ぎると葉を落としたモミジの木にジョウビタキがやって来ました
混群もやって来ました。シジュウカラ、ヤマガラ、エナガそしてコゲラもいます。とても賑やかです。ヂヂヂヂと鳴くのはシジュウカラです。研究によると「集まれ」という集合の合図だそうです。1羽だけ、群れから離れて合図をしている「指揮官」がいるように見えます
一緒にやって来たエナガ
。お散歩でこんなに出会えたら嬉しくなりますね。
可愛いキジバト、背中や首周り、おしゃれですね。
いつも出会えるわけではありません。
出会えるときは、次々にやって来るのですが、 次の日同じ時間に同じ場所で待っていても、全く出会えないときもあります。
何が違うのでしょう? 天気? 気温? 風?・・・
こんなことを考えながら、出かけています。
鳥たちもたくさん姿をみせてくれるのでしょうね。
鳥が好きという気持ちが伝わってくる場面ごとの写真だなーと思います。
耳を澄ませて と間違って書いてごめんなさい。
野鳥が好きで、鳥たちが自然の中で、沢山の命をつないでいってくれればいいなと思っているのですが、それと出会いは別のようです。
今日は、耳を澄まして歩きましたが、全く出会えませんでした。残念!
大橋弘一氏(「BIRDER」誌)によると、平安時代には「やまばと」と呼ばれ、江戸時代から「きじばと」と呼ばれるようになったとのこと。
昔から人々に親しまれてきたのですね。