豚も杓子も。

私にすれば上出来じゃん!と開き直って、日々新たに生活しています。

原監督のいらっ。

2010年08月30日 | Weblog
12-11でめでたく勝ちを収めた巨人の原監督だが、今朝の新聞によれば、かなり怒っていたらしい。試合の出来は、まずはピッチャーの調子次第というのが、本当によくわかった昨日の試合だった。点の取り合いは見ごたえがありそうだが、緊張感なく得点が積み重ねられていくのは、かえって退屈だ。
時たま、ふっと睡魔に襲われそうになる試合でもあった。

そうはいっても、巨人の選手はやはり華がある。
ラミレスは、試合前の練習でもファンに笑顔を向け、子供たちのカメラに向かってポーズをとってサービス。谷も、ストレッチを観客に見える芝生で行っている。
マツダスタジアムのベンチは、大リーグのように選手が一列に並ぶ姿を見ることができるが、原監督やコーチ陣もずっと姿を見せてくれている。
敵チームとはいえ、有名な選手の様子をじっくり見ることが出来るのも、巨人戦の魅力だ。

試合中、ベンチの原監督が、いらっとした場面があった。
守りに入っていた巨人。フライがベンチ方向に飛んでいったが、コーチの陣取っていた場所に落下した。すばやくよけていれば、アウトが取れたかも??
すぐさま原監督が大きく左手を振って、場所を空けるように指示していた。
外野の壁をよじ登る決死の捕球も1アウト。ベンチ上空のフライの捕球も同じ1アウト。
ひと時も油断せずボールの行方を追いかけるというわけにもいかないだろうが、少なくとも、原監督には、そこにいたコーチや選手たちの動きが緩慢だと思えたのかもしれない。
フライを取っていれば3アウトチェンジだった。その直後にカープが得点を重ねたから、さらに歯がゆかったのかもしれない。
原監督の怒りのコメントを読みながらそんなことも考えた。

しかしながら、本当に問題なのは、優勝争いをしている巨人よりもカープ。
試合を諦めない最近の姿勢は良しとするし、以前は手も足も出なかったクルーンを恐れもなく打ち崩す岩本も頼もしい。でも、やっぱり勝って欲しかった。梵、もう一球待とうよ・・。

帰り道の、幼稚園らしい男の子の感想。「なんでマエケンが投げんかったんかねえ?」。
本当にそうだねえ。なんか怪我した言うとったよ。
年配のおば様の感想。「大野が投げりゃあえかったのにねえ」。
はい、まったくそのとおり。
リリーフの林の様子を、横で心配そうに見守っていた大野コーチ。
1球だけとかなら、まだまだ行けそう!
お腹回りも、まだまだすんなりされていたし・・。