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ゲーム攻略、読書感想文など。

読書感想文【生誕祭】

2005年11月29日 02時55分52秒 | 読書感想文
馳星周は今年3冊目くらいかな?
結構前にでた本。

生誕祭(上) 生誕祭(下)

ストーリー:
80年代後半―バブル全盛期の頃―ディスコの黒服をしていた堤彰洋は幼馴染の三浦麻美の紹介で、地上げ屋の斎藤美千隆の下で働く。
麻美は極貧の家庭に育ち、大学で偶然同じクラスになった波潟早紀に近づき、早紀の父親で”地上げの神様”の異名を持つ波潟昌男の愛人になった。
斎藤美千隆は若いながらも強引な手段を使いのし上がり、関東でもようやく名を知られるようになった地上げ屋。密かに麻美とは関係があり、麻美を通じて波潟の情報を入手していた。
波潟の下で勉強するよう命じられた彰洋は、波潟の鞄持ちをしながら波潟の情報を美千隆に送るようになる。麻美は互いに憎悪する早紀と偽りの仲直りをし、早紀と彰洋をくっつけることに成功、彰洋の弱みを握る。
美千隆は日本、そして世界に自分の王国を築くという野心のために彰洋、麻美を利用して波潟を追い落とそうと画策していた。
しかし関西一の地上げ屋、金田が彰洋に接触し、彰洋に二重スパイを強要し、麻美は株屋の市丸と組み、密かに波潟、美千隆を追い落とそうとする・・・。


感想:
ストーリーは彰洋の視点と麻美の視点から交互に描かれ、4部構成から成るのだが、エピローグにあたる第4部を除いた3部が、何でもって区切られているのかよくわからなかった・・・
バブルの頃を舞台にしてもなぁ~と、あまり期待しないで読んでみたのだが、これがめちゃくちゃ面白い。ページ数が膨大で、それぞれの思惑がごちゃごちゃ交わっているのだが、そのわりに、主要な登場人物は彰洋・麻美・美千隆・波潟の4人に加え、脇役として早紀、そして後半に金田・市丸が加わるくらいで、けっこう単純な構図だったりする。この作者の小説にしては珍しく、中国・台湾・アメリカ系の人間がほとんどでてこず、人が死ぬ場面もまったくない。ちょっと意外だった。
結局最後はバブルの崩壊もあり、誰も得をしないような終わり方になるのだが、何気に読後は爽やか?

ゲーム【義経英雄伝 修羅】その2

2005年11月20日 01時02分45秒 | ゲーム雑記
今回はもう少しまとめた話を。

【PS2】義経英雄伝 修羅10月27日発売!

ゲーム本編にあたる【歴史絵巻モード】の流れは概ねこんな感じになる。

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・ステージ選択
 ○最初は歴史順にしかステージを選べない。過去にクリアしたステージは何度でもできる

・出撃準備
 ○出撃キャラは隊長1名、分隊長2名まで選択できる(ステージによって固定)
 ○出撃キャラ・出撃しないキャラの準備(最大4名までの兵の編成およびアイテム装備)
 ○ステージマップ表示
 ○ステージ目的表示。目的はクリア条件と、+α目的がある。+αの方は達成すると終了後の評価に影響

・出撃
 ○オープニングムービー
 ○ステージ攻略。途中でイベントなど発生
 ○ステージ途中で分隊長が体力0になると脱落するが、兵士が脱落するとレベルが下がる

・クリア後
 ○評価(凡将・智将・闘将・軍神)
 ○獲得アイテム表示(戦闘中獲得したものと、クリア後に獲得するものがある)
 ○隊長・分隊長のレベルアップと能力パラメーター振り分け
 ○兵士のレベルアップ(上昇パラメーターは自動)
 ○参入キャラと参入兵士の紹介
  (キャラは自動。兵士は自動参入のキャラと、戦闘中に生き残るのが参入条件の2種類あり。各ステージによって参入兵士は決まっている。参入させられなかった場合、やり直していれることも可)

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こんな感じで流れる。また、攻略方法によってはシナリオ分岐もある。
例えば義経編では、衣川の戦いの後、鎌倉に攻め上って頼朝を倒すというシナリオ。

とりあえずここまで。

ゲーム【義経英雄伝 修羅】その1

2005年11月19日 02時47分46秒 | ゲーム雑記
最近衝動買いした。

【PS2】義経英雄伝 修羅10月27日発売!

前作は未プレイなのだが、これはパワーアップキットとは違くて、純粋に前作+αの内容なので、まぁちょっと得した感じかな。

ゲーム的には三国無双っぽい(あくまでぽい)アクションだが、三国無双に比べたらもっさりしている。あと馬の動きに癖があってちょっと使いづらい。

大まかなゲーム内容としては源義経・源義仲・平家の3勢力それぞれにストーリーモードみたいなのがあり、まぁ歴史どおりに進めていくミッションクリア型のゲーム。で、各ステージをクリアすると採点があり、これで良い成績を収めるとアイテムがもらえる。そのため何度もやり込めるというのが売りかな。他にも架空シナリオもある。

敵を切ると血しぶきをあげたり床に血が飛び散ったりと、ちょっと過激な表現はあるが(オプションで血しぶき無しにもできる)、ミナミ的には全然問題なし。
各ステージでは好きな武将を参戦させられたりと、まぁまぁ自由度は高め。

なんか適当に書いてっちゃったから次回はもうちょっと丁寧に書くか。

読書感想文【戦国名臣列伝】

2005年11月19日 02時31分22秒 | 読書感想文
最近でた。期待をまったく裏切らない面白さ。
戦国時代の名臣16人をとりあげている。

戦国名臣列伝

目次を載せておこう。
1.越の范蠡
2.魏の呉起
3.斉の孫臏
4.秦の商鞅
5.燕の蘇秦
6.秦の魏冄
7.燕の楽毅
8.斉の田単
9.楚の屈原
10.趙の藺相如
11.趙の廉頗
12.趙の趙奢
13.秦の白起
14.秦の范雎
15.秦の呂不韋
16.秦の王翦

感想:
やっぱりおもしろい!あっという間に読み終わってしまった。特に今まで小説に登場してなかった王翦や屈原、呉起をとりあげてくれてるのがポイント高い。何度も読み返して年表つくってみたいなぁ。

読書感想文【亡命者 ザ・ジョーカー】

2005年11月13日 01時01分13秒 | 読書感想文
『ザ・ジョーカー』の続編。というか続編があると思わなかった。でも前作は相当面白かったので今作も期待大。
ジョーカーと呼ばれる殺し以外は何でも引き受ける男が様々な事件を解決していくハードボイルド連作短編集。

ザ・ジョーカー 亡命者
ストーリー:
「ジョーカーの鉄則」
ジョーカーが2代目を襲名して最初の事件の話。

「ジョーカーの感謝」
ある日ジョーカーの元に届けられた金のブレスレッドにまつわる話。

「ジョーカーと「戦士」」
かつてジョーカーが不良から助けた少年が大人になって依頼に来た話。

「ジョーカーと亡命者」
天安門事件後に中国からカナダへ亡命した男がかつて好きだった女性の捜索を依頼する話。

「ジョーカーの命拾い」
10年前、ジョーカーを殺す任務を請け負っていた男が会いに来たところから始まる話。

「ジョーカーの節介」
沢井の娘が売れっ子俳優にプロポーズされた話。


感想:
どれも抜群に面白く、ある意味エンターテイメント小説として完璧じゃないかと思う。どの短編もハードボイルドのエッセンスを凝縮させた内容で、それが逆にページ不足による唐突な終わり方になっていなくもないが、まぁ面白い。これからも続編でるのかな。ずっと続いてほしい。そういえば新宿鮫の続編は?