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女性初の伝統影絵芝居「カラギョズ」アーティスト誕生

2012年06月02日 | 文化
6月2日 舞台女優ミュゼイエン・ナルケセンさんは、長年、伝統の影絵芝居「カラギョズ」に興味を抱き、3年間の弟子入り修行の末、初の女性「カラギョズとハジヴァト」影絵師になりました。

 Hurriyet

「カラギョズ」はトルコ伝統の影絵芝居、主人公のカラギョズとハジヴァトのやりとりがおもしろく、オスマン時代の人気娯楽でした。

カラギョズの太く低い声を出すのは女性にはとてもむずかしいので、これまで女性のカラギョズ師はいなかったと、ナルケセンさんは言っています。彼女は3年間、発声訓練をしたそうです。
「カラギョズ・アーティストは人形に色を塗らなければならないので、絵心も必要だし、音楽家で俳優でもなければなりません」とナルケセンさん。

・・・私も先日、東京モスクで行なわれたカラギョズの公演を見ましたが、とてもおもしろかったですよ。たった1人で、何人もの人形を操り、何人ものセリフをしゃべり、音楽を流し・・・というすごい技に感心いたしました。
ラクダの皮製の影絵人形にもさわらせていただきました。ナルケセンさんの影絵芝居もぜひ拝見したいですね。


“イスタンブールちゃん”という名のソマリアの女の子たち

「イスタンブール」がいまソマリアの女の子のフツーの名前になってきたと、「世界ソマリア学生&職業人」(WSSP)の設立者カシム・モハメド・アリさんがHurriyet紙に報告してきました。

 Hurriyet

モハメド・アリさんはトルコのソマリアに対する援助を賞賛し、ソマリア人は女の子を“イスタンブール”と名づけることで、トルコに対する友情を示しているのだと言っています。
“イスタンブール”はいま、ソマリアの女の子のフツーの名になってきたとか。
「われわれはトルコ政府とトルコ国民に感謝し、トルコがソマリアの最善の友であることを誇りに思います」
2011年8月、ソマリアは65年ぶりという最悪の干ばつに見舞われました。そのときのトルコの援助が“イスタンブールちゃん”たちになったのです。

・・・“イスタンブール”が女の子の名で、“イスタンブール君”がいないのはどうして? ソマリアでも都市名は女性名詞なの?
コメント
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