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ヴァン湖のアクダマル教会で3年ぶりにミサが行われた

2018年09月10日 | 国内
9月10日 東部ヴァン県の、中世のアルメニア教会、アクダマル教会が、9月9日、3年ぶりにミサのために扉を開きました。

 Hurriyet

ミサはアルメニアのアラム・アテシュヤン総主教が主宰し、海外からきた人も含めて何百人もが参列しました。ヴァン湖のアクダマル島にあるこの教会は、915~921年、アルメニア王アルツルニ・ガギ1世の監督の下に、建築家ビショップ・マヌエルによって建てられました。

教会は2005~2007年に修復され、2007年には記念博物館としてオープンし、2010年には95年ぶりにミサが行われました。2010年~2014年は、毎年、イスタンブルのアルメニア総主教座が組織した国際的ミサが行われていましたが、その後は治安上の懸念から、今年までミサは行われませんでした。

9月9日朝、ミサに参加する人々が、ゲヴァシュ地区のアクダマル港に集まり、20分間の船旅でアクダマル島に上陸しました。参列者の中には、メフメト・ヌーリ・エルソイ文化観光相や、現政権・公正発展党(AKP)の議員、最大野党・共和人民党(CHP)の議員もいました。


トルコのファーストレディが人道主義奉仕で受賞

エミネ・エルドアン大統領夫人が、9月11日、ロンドンで、「グローバル・ドナーズ・フォーラム」から人道主義奉仕によって賞を受けます。

 Hurriyet
ロヒンギャの難民に支援物資を手渡すエミネ夫人(左端)とチャヴシュオール外相(夫人の隣)


このフォーラムはシカゴにある「ムスリム博愛主義者世界会議」によって組織され、2008年、フォーラムの第1回会議がイスタンブルで行われました。貧困者、とくにロヒンギャに対するエミネ夫人の博愛主義的努力が認められ、「人道主義奉仕賞」が授与されることになりました。

エミネ夫人は、2012年、初めてミャンマーを訪れ、ロヒンギャの迫害を国際的に訴え、ムスリム・マイノリティであるロヒンギャへの支援キャンペーンのパイオニアとなりました。

昨年、9月7日、エミネ夫人とトルコのチャヴシュオール外相は、ロヒンギャ・ムスリムたちが避難している南東部バングラデシュの難民キャンプを訪れました。夫人たちは、ミャンマー国境に近いコックス・バザールのキャンプで、ロヒンギャの難民たちに人道主義に基づいた支援物資を手渡しました。

エミネ夫人は昨年9月19日、CNNインタナショナルに、ロヒンギャ問題について、「世界はロヒンギャの問題を無視してはならない」と題した記事を書き、国際的視聴者にロヒンギャ問題を訴えました。

「第8回グローバル・ドナーズ・フォーラム」は、9月10日から12日まで、ロンドンで開催されます。


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