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「ネタニヤフの大量虐殺政策は止めさせなければならない」エルドアン大統領

2024年05月22日 | 国際
5月22日 エルドアン大統領は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエルの無謀な政府に、自国民の安全を犠牲にして、大量虐殺をつづけるのを止めさせるよう、国際社会に要請しました。

 Hurriyet
アンカラで会談したルーマニアのチョラク首相(左)とエルドアン大統領


「国際社会の責任は、イスラエルの残虐行為を止めさせ、パレスチナの兄弟たちの安全を確保することにあることは明らかです。にもかかわらず、虐殺行為を防ぐ対策はまだとられていません」と、エルドアン大統領は、アンカラの大統領官邸で行われた、ルーマニアのマルチェル・チョラク首相との共同記者会見で語りました。

「ネタニヤフ首相と彼の無謀な政府は、自国の市民の安全を犠牲にし、大量虐殺政策をつづけています。すぐにこれを止めさせなければなりません」と、大統領はつづけました。

エルドアン大統領とチョラク首相は、ガザの紛争を中心に、地域と世界の現状について話し合ったと、エルドアン大統領は言いました。「ルーマニアもこの問題に関する国際的取り組みに助力すると信じています」

エルドアン大統領はまた、2人はロシア=ウクライナ戦争についても話し合い、また、トルコは争いを終わらせるために、つねに実際的な貢献をし、世界の食糧の安全確保に努め、黒海の航行を安全に保ってきたと語りました。

また、両国の代表団も出席した会談後、トルコのエルドアン大統領とルーマニアのチョラク首相との間で6件の協定が調印されました。


トルコと中国がエネルギー移行に関する協力協定に調印した

トルコと中国がエネルギー移行分野で協力する覚書に調印したと、トルコのエネルギー省が発表しました。

 Hurriyet
トルコのバイラクタル・エネルギー相(左)と中国のジャン・ジアンフア・エネルギー局長


調印はアルパルスラン・バイラクタル・エネルギー相の中国訪問中に行われました。バイラクタル・エネルギー相は、中国の国家エネルギー局のジャン・ジアンフア(章建華)局長、高官ら、エネルギー企業の代表らと会談しました。

「覚書によって、われわれはできるだけ早く具体的なプロジェクトの実施をめざしている」と、バイラクタル・エネルギー相はソシアルメディアX に書きました。

バイラクタル・エネルギー相はジャン・ジアンフア局長と、新たな協力の基礎を形成するために、両国の共同作業、とくに原子エネルギーと再生可能エネルギーにおける共同作業を進めるチャンスについて話し合ったと言いました。

バイラクタル・エネルギー相はまた、中国のワン・グアンフア(王光華)天然資源相とも会談しました。「この会談では、われわれは天然資源と鉱業、とくに重要な鉱物資源とレアアース(希土類元素)の分野で、可能な協力を発展させることで合意した」とバイラクタル・エネルギー相は言いました。

北京では,バイラクタル・エネルギー相は、トルコに投資しているTCCや、原子力エネルギー企業CNOS,エネルギー貯蔵会社CATLなど、中国のエネルギー企業数社の幹部と会談しました。


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エルドアン大統領がライシ大統領の捜索に助力したトルコのドローンを賞賛

2024年05月22日 | 国内
5月22日 イランのエブラヒム・ライシ大統領と高官らがのったヘリコプターが強制着陸した後、その残骸を発見したトルコのドローン「バイラクタル・アクンジュ」を、エルドアン大統領が賞賛しました。

 Hurriyet

「UAV(無人航空機)アクンジュはイランの要請を受けて、捜索・救助活動で積極的役割を果たしました。悪天候にもかかわらず、ドローンは7時間半、2,100キロを飛行し、調査活動を行いました」

ドローンは見事に任務を果たし、トルコに帰還しました。2019年以来、トルコのドローン・メーカー「バイラクタル」が製造してきたモデル「アクンジュ」は、24時間、40,000フィートまで飛行でき、広い地域をカバーできます。

イランの捜索・救助当局は、ヘリコプターは5月19日遅く、イランの北西山岳地帯にハードランディングしたと思われると報じました。しかし、濃霧と雨という悪天候が捜索活動を大きく遅らせました。捜索が困難を極めたため、イラン当局はトルコに助力を要請しました。

「ライシ氏と随行員らが亡くなったヘリの事故で、無人航空機の重要性がふたたび認識されました」とエルドアン大統領は言いました。「現在、アフリカからヨーロッパまで50か国以上が、トルコ企業が製造した無人航空機を使用しています。UAVは軍事分野のみならず、自然災害や捜索・救助活動に重要な役割を果たしています」

エルドアン大統領は閣僚会議中、イランの大統領代行のモハムマド・モクフベル氏に、電話で弔辞を送りました。「イランはわが隣国であり、われわれの兄弟です。われわれは何百年も同じ地勢を共有し、ともに平和のために努めてきました」


トルコの石油生産量が増加している

アルパルスラン・バイラクダル・エネルギー天然資源相は、5月19日、ガバル山岳地方を訪れ、トルコは2024年末までに、石油の1日の生産量を100,000バレルにする計画だと語りました。

 Hurriyet

バイラクタル・エネルギー相は「殉教者エスマ・チェヴィク第22石油生産所」で、石油・天然ガス工学を専攻する学生たちと会談し、石油生産施設を視察しました。

ガバルで1日に生産される石油の量は、42,500バレルに達し、6月には50,000バレルに達すると期待されると、バイラクタル・エネルギー相は発表しました。

「われわれは道路をつくる一方で、機械を持ち込み、油田や塔を建設しています」とエネルギー相は言い、石油生産量を増やすためにがんばっていると強調しました。ガバル地方がトルコの石油生産を一気に変えるだろうと、彼は言っています。

エネルギー相はまた、石油分野の開発に若い技術者が関与することの重要性を力説し、卒業後は労働力になってくれることを願っていると言いました。

石油の生産量は1日425,000バレルを超えているが、6月には50,000バレルを暫定目標にしていると、エネルギー相は言いました。「現在、4地域の37の油田で石油を生産しています」

「ガバル地方がトルコを一気に変え、トルコの石油不足を克服するでしょう」とバイラクタル・エネルギー相は言いました。石油の探索は遠隔のキョル・カンディル地方など、他の地域にもひろがっていくだろうと、彼は言っています。


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トルコの副大統領と外相がライシ大統領の葬儀へ

2024年05月22日 | 国際
5月21日 イランのエブラヒム・ライシ大統領がヘリコプターの事故で亡くなったため、ジェヴデト・ユルマズ副大統領とハカン・フィダン外相が、葬儀に出席するためイランへ向かいました。

 Hurriyet

代表団は5月22日、イランに着き、亡き大統領に敬意を捧げるだろうと、トルコ外務省が声明で言いました。ライシ大統領とホセイン・アミラブドラヒヤン外相その他高官らを乗せたヘリコプターは、5月19日、イラン北部の山岳地帯で強行着陸(ハードランディング)し、濃霧の中、救出作業が始まり、人々はただ祈りました。

5月20日、朝日が昇り、墜落から12時間以上たっても、ライシ氏とその他の人々は見つからず、トルコのドローンが山の中でヘリコプターらしきものを発見し、救助隊が現場へ急ぎました。

ライシ大統領はイラン東部のアゼルバイジャン県を旅していました。国営テレビは、アゼルバイジャンとの国境の都市ジョルファ近くで、いわゆるハードランディングが行われたと報じました。その後、テレビは、もっと東のウジ村近くと言いましたが、詳細は報じられませんでした。


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