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コーカサスの平和会談のため、アゼルバイジャン外相がトルコへ

2024年08月26日 | 国際
8月27日 アゼルバイジャンのジェイフン・バイラモフ外相が、トルコとアルメニア、アルメニアとアゼルバイジャンの関係正常化について、トルコのハカン・フィダン外相と話し合うために、8月27日、アンカラを1日訪問します。

アゼルバイジャンのバイラモフ外相(左)とトルコのフィダン外相 Hurriyet


外交ソースによると、両外相は、経済と貿易の協力、エネルギー、運輸など、2国間の問題を論議するでしょう。トルコとアゼルバイジャンは貿易と投資による実質的な経済協力を享受しています。2国間の貿易は、2023年、倍増し、76億ドルを記録しました。

また、トルコの企業5,500社が175億ドルを投資し、アゼルバイジャンで営業しています。これに対応し、アゼルバイジャンの企業2,600社が195億ドルの投資をし、トルコでビジネスをしています。

両外相は地域の問題も話し合うだろうと、ソースは言っています。最重要の議題はコーカサス3国、トルコ、アルメニア、アゼルバイジャン間の正常化への取り組みです。

アゼルバイジャンとアルメニアは、2020年のナゴルノ=カラバフ戦争後、恒久平和のための話し合いを始めています。アゼルバイジャンは30年間、アルメニアに占領されていた土地を解放しました。両国には早く交渉を終わらせ、条約に調印したいという意向があります。


海面の上昇が地中海地方の史跡を脅かしている

最近の研究によると、トルコとギリシアの海岸沿いの史跡の55%が、気候変動による海面の上昇のために水没するリスクに曝されているということです。

 Hurriyet

ドゥムルプナル大学の都市・地域計画学部のエネス・ゼンギン氏は、「アメリカ大洋サービス」による「2022年海面上昇技術報告」のデータを分析し、2300年までに海面が1メートル~5メートル上昇すると、この地域の約150の考古学的史跡と歴史的建造物は重大な脅威に直面すると言っています。

最も危険な史跡は、トルコ南部ムーラ県の古代都市キンドスとカウノス、南部イズミル県のベルがマ地区の古代港エライアです。これらの史跡は、楽観的に考えても、今世紀末までに、部分的あるいは完全に水没するかもしれません。

この研究によって、東地中海沿岸の464の史跡の危険度が査定され、34は危険度が「非常に高い」、21は「高い」、25は「中程度」とされました。

海面が3メートル上昇したら、エフェスス港や、アイドゥンのミレトス城、ギュヴェルジナダ城、アンタリヤの古代都市オリンポスやパタラも危険になります。ギリシアでは、古代都市シッシ、パヴロペトリ、ロクリスの危険度が「非常に高い」になります。

「現在、世界的に炭素排出抑制の取り組みが行われていますが、多くの史跡が危険に曝されているのは明らかで、保護のためにはこれらの予測を考えなければなりません」とゼンギン氏は言っています。


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中央アナトリアの洪水で1人死亡、1人行方不明

2024年08月26日 | 国内
8月26日 中央アナトリアの諸県で、25日の急激な降雨後、洪水が起こり、1人が死亡し、行方不明の1人を救急隊が捜索しています。

 Hurriyet

中部クルシェヒル県に豪雨が降りつづき、52歳の羊飼いの男性が死亡しました。報道によると、遺体は彼がいた場所から4キロも離れたところで発見されました。

カイセリにも洪水が起こり、1人が行方不明になり、豪雨のために多くの家々が水没しました。地滑りのため、家に閉じ込められた人々を、救助隊が救出しました。

救助隊はまた、行方不明者の捜索と救助作戦を開始しました。「私たち隊員は、ビュンヤン地区で、洪水のために取り残された同胞たちを救うために、ただちに作業を始めました。現在も行方不明者の捜索はつづいています」

カイセリ県のギョクメン・チチェッキ知事は、ソシアルメディアの声明で、救助隊は40人の市民を救助したと付言しました。中部ネヴシェヒル県では、降水による洪水で、「妖精の煙突」から落ちた岩片で、3代の車両がダメージを受けました。救助隊が車に閉じ込められた人々を救出しました。

「災害緊急管理局」(AFAD)の声明によると、救助隊は黒海地方でも洪水と戦っているそうです。


「ボスフォラス海峡大陸間水泳競技会」に2800人が参加

8月25日、78か国から参加した2800人余のスイマーが、イスタンブルの2つの大陸を隔てるボスフォラス海峡横断レースに参加しました。

 Hurriyet

男性1967人、女性869人、計2836人のスイマーが第36回大会に参加し、午前10時、アジア側のカンルジャからスタートを切りました。

息をのむように美しいボスフォラスの光景を背景に、大勢のスイマーたちが海峡を泳ぐ姿は圧巻で、メディアの注目を集めました。ほぼ3時間のレースのゴールは、ヨーロッパ側のクルチェシュメで、ゴール近くには大勢の見物人が集まっていました。レースのスポンサーは「サムスン」です。

レースに先立ち、「トルコ・オリンピック委員会」は参加者のスイミング能力を厳しく審査し、認められた人だけがレースに参加を許可されました。

「ボスフォラス横断大陸間水泳競技会」は1989年7月23日、最初の大会が開催され、68人が泳ぎました。昨年は、ヨップ・ワイナンズ駐トルコ・オランダ大使が、2023年のトルコ南部の大地震への意識を高めるために、水泳レースに参加しました。

トルコのもうひとつの重要な海峡ダーダネルズ海峡では、9月にレースが行われ、昨年は1000人が参加しました。


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