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塩湖の水が赤くなった

2015年07月17日 | 国内
7月17日 トルコで2番目に大きな湖トゥス・ギョル(塩湖)が真っ赤になりました。

 Hurriyet

中央アナトリアの塩湖は面積1665平方キロ、冬は氷のようなブルーになり、夏は白く見えますが、その湖の一部が赤く変わっています。色が変わったのは微小な藻類の一種が原因だそうです。

 haber7 com

この地域の研究開発マネジャー、メフメト・サイト・コユンジュ氏によると、この地域は、今年は例年より雨が多かったため、湖の塩分が劇的に影響を受けたのが、湖の色が変わった原因だということです。「塩分レベルが下がるのを防ぐために、微小な藻類がグリセリンとビタミンAを生み出します。ビタミンAは、一般にベータカロチンと言われている化合物をつくります」とコユンジュ氏。

 haberturk com

色の変化は不気味ですが、化合物は人間にも動物にも有益だそうです。「藻類は湖の塩の生産の速度を早め、塩の品質にもよい影響を与えます」とコユンジュ氏は言っています。この有用な化合物を収穫すれば、コスメ産業に利用できるかも?


「PKKとオジャランの会見が許されなければ休戦はない」PKK幹部

 収監中のリーダー(オジャラン)との会見が許されるまで、PKKが休戦に応じることはないと、PKKの幹部ジェミル・バユクが言いました。

 Hurriyet
「オジャランに会わせろ」とPKK幹部


「リーダーのアポ(PKKのリーダー、アブドゥラ・オジャラン)の釈放と自由な交渉条件が実現しなければ、終戦や平和プロセスの話合いはできない」とバユクが、クルド語新聞「アザディヤ・ウェラト」のインタビューで言いました。

「クルド国家をバカにしてはいけない。“イムラル島の隔離”が戦いの原因だ」と、クルディスタン・コミュニティ連合(KCK)の共同議長バユクは言いました。KCKはPKKを含む上部組織で、北イラクのカンディル山中のPKK本部を拠点としています。イムラル島とは、当然、オジャランのこと。オジャランは終身刑の判決を受け、マルマラ海のイムラル島で服役中です。

親クルド政党・人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同議長は、このインタビューの2日前に、PKKに武器を置くよう呼びかけましたが、デミルタシュ氏も自分の呼びかけだけでは足りないと言っています。彼も、PKKに武装放棄させるためには、オジャランの役割は大きいという意見です。


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