トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

古代都市ニサでモザイクの床が出土

2018年09月20日 | 文化
9月21日 古代都市ニサの発掘で、4世紀のものと思われるモザイクの床が出土しました。

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ヘレニズム時代に建設された、アイドゥン県の古代都市ニサは、ローマ時代とビザンティン時代には多くの人々が住み、古代貿易のルートのひとつでした。これまでに発掘によって、集合建物、アゴラ(集会場・市場)、フォーラム(公会広場)、市場、バシリカ(聖堂)、トンネル、橋などが出土しています。

発掘作業は1990年来、アンカラ大学が行ない、1998年からヤシャル教育文化財団が支援しています。発掘隊長のアンカラ大学考古学部ハカン・オズタネル准教授は、今年の発掘は西側が中心になると言いました。

「モザイクは4世紀のものです。モザイクの床があった建物には、長さ25メートル、幅5メートルの、大きな広間がありました。モザイクは南側の浴室と西側のローマ式ヴィラの間にあったと、私たちは考えています。来年も発掘をつづけます」と、オズタネル准教授は言いました。「ニサは“アンデレスのニサ”とも呼ばれ、とくにローマ時代は、教育・文化の分野で発展していました」

「建物のひとつは体育館で、少年たちが教育を受けていました。図書館は、エフェスの遺跡のセルシウスの図書館に次いで、アナトリアで最もよく保存された図書館のひとつです。この建物のほか、アゴラ、劇場、市場、バシリカなどが、この都市の進んだ文化を示しています」と准教授は言いました。


シリアに近いシャンルウルファ県で区長が襲われた

シリアと国境を接するシャンルウルファ県の区長が、銃や棍棒、石、弓などで武装した集団の攻撃を受けました。

 Hurriyet

アクチャカレ区のアブデュルハキム・アイハン区長(公正発展党)は、9月19日、随員とともに町の中心を訪れました。午前11時、区長らが町の中心を去ろうとしたとき、何台かの車が道路をふさぎました。地元メディアによると、身元不明の男たちが車から降り、アイハン区長の装甲車を射撃したり、殴打したりしました。

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区長のボディガードらが攻撃者を追い払い、アイハン区長は無傷でしたが、区長の公用車はひどく破損しました。攻撃後、区長はアクチャカレ警察署で証言しました。事件の調査は始まっています。2015年にも、アイハン区長は同様の攻撃を受けています。


「トルコはロシアとの関係を強化するよう努める」環境相

トルコの環境・都市化相が、9月19日、トルコはまもなくロシアとの関係を強化するための努力を始めると言いました。

Hurriyet
フォーラムでテープ・カットするクルム環境相(左端)


「トルコとロシアは、エネルギー、建設、ツーリズムその他あらゆる分野で、相互扶助的関係にある」と、ムラト・クルム環境相は、モスクワで開かれた「第12回国際不動産投資フォーラム」で、ロシアのウラジミル・ヤクシェフ建設・住宅・公益事業相との共同記者会見で言いました。

クルム環境相はまた、「トルコ政府はトルコ旅行と市民権手続きを容易にできるようにした。昨年は470万人のロシア人がトルコを訪れ、今年は600万人に達するだろうと期待されている」と言いました。記者会見後、クルム環境相は他の参加者とともに、フォーラム・オープンのテープ・カットをしました。フォーラムは21日までつづきます。


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イチジクの木が行方不明者の遺体の場所を知らせた

2018年09月18日 | 国際
9月20日 37年前に殺害された1人のトルコ・キプロス人の物語です。彼の胃の中にあったイチジクの種が育って木になり、家族は彼の遺体を見つけることができたのです。

 Hurriyet
行方不明者の遺体を調べるCMPの調査員たち


「キプロス行方不明者に関する委員会」(CMP)は、1963年から1974年の間にキプロス島で消えた2002人の人々を探しつづけ、890体の遺体を確認しました。CMPは国連の支援の下に、トルコ・キプロスとギリシャ・キプロスの合意によって、1981年、発足しました。同委員会は行方不明者のリストをつくり、不明者がたどった運命を調べ、遺体を家族に返すことを仕事にしてきました。

親族は行方不明になったとき着ていた衣服について情報を提供し、それらしい遺体が発見されれば、血液サンプルを集めて照合します。過去12年間で、890人の行方不明者の遺体が発見され、家族に返されています。

奇跡が起こった
「私たちは村を訪ね、地元の人々に行方不明者が埋められていそうな場所を尋ねました。行方不明者を最後に見た人を見つける努力もしてきました」とCMPのメンバー、スラ・ムラトさんは言いました。ムラトさんによると、目撃者がなくなったり、風景が変わったりして、行方不明者の発見は次第に難しくなっているそうです。いままでに,島内で1222回の発掘が行われ、その26%から遺体が見つかりました。

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殺された兄の遺影とヘルギュネルさん夫妻


「私たちは、ギリシャ人とトルコ人が半分半分の、人口4000人の村に住んでいました。1974年に騒動が始まりました。私の兄アフメトは“トルコ抵抗組織”(TMT)に参加していました。6月10日、彼らは兄を連れ去りました」とミュニュル・ヘルギュネルさん(87)は、ギュゼルユルトで起こった事件を語りました。

「何年も、私は、むなしく兄を探しつづけました。2011年、1人の調査員が1本のイチジクの木を発見しました。そこは山地で、ふつうはイチジクは生えないので、私たちは不思議に思いました。調査員たちが木の根元を掘ってみると、木の下に3人の遺体が埋まっていました。血液サンプルで調べて、兄の遺体を確認することができました」

「3人は山の中の洞窟に入れられ、ダイナマイトで殺されたのです。爆発でできた穴から洞窟の中に日光が差し込み、兄の胃の中にあったイチジクの種は日光を受けて育ったのでしょう。イチジクの木のおかげで、私は兄を見つけることができました」と彼は言いました。


「トルコに危機はない。すべて市場操作だ」エルドアン大統領

トルコに経済危機はない、単なる市場操作だと、エルドアン大統領は言いました。

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「トルコは危機にない。だまされないように。すべて市場操作です。わが国は未来に向かって進み、日々、強力になっています。わが国はもっと強くなるでしょう」と、エルドアン大統領は、9月19日、「退役軍人の日」の大会で言いました。

8月以来、トルコリラは米ドルに対して40%下落し、中央銀行はインフレと戦うために、基準貸出し利率を24%に上げましたが、大統領の発言はそのさなかのことでした。

エルドアン大統領は、リラの暴落は“トルコへの国際的攻撃”の結果だとくり返し、トルコは20年前より豊かに、効率的になっていると言いました。大統領はまた、最近の大統領令を強調しました。この法令はトルコ通貨の保護のために新たに規定したもので、現在トルコに住んでいる者は、商用契約はリラで結ばなければならないというものです。

「これからは、トルコでは米ドルでは賃貸できません。トルコではリラが有効になります。皆さんはリラで借り、リラで購入してください」


トルコと韓国は朝鮮戦争以来の友好国

1950年の朝鮮戦争のとき、トルコが国連の呼びかけに応じて韓国に軍を送ったことをご存じでしょうか。それ以来、両国は緊密な関係になり、外交的経済的にも結束しています。

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朝鮮戦争が終わって68年ですが、両国の人々は親密な関係にあります。1950年、北朝鮮の攻撃が始まり、国連が韓国への軍事支援を呼びかけたとき、最初に応じたのはトルコでした。9月17日、タフシ・ヤズジュ准将を司令官として、トルコ旅団は南トルコのメルシン港から韓国に向かいました。

トルコは韓国に4旅団、21,212人の兵を送りました。これは参戦した16か国中、4番目に大規模な派兵です。トルコはまた、3番目に多い死傷者を出した国で、戦死者数は900人に達します。釜山にある「国連記念墓地」には、462人のトルコ兵が眠っています。

アンカラとソウルは1950年代以来、友好的な関係を享受してきました。両国のリーダーたちは互いの結束と、国連、G20,MIKTA(メキシコ、インドネシア、韓国、トルコ、オーストラリア)のような国際機関内での対話をつづけています。

2017年、国交60周年を記念して、12万622人の韓国人ツーリストがトルコを訪れ、2万7272人のトルコ人ツーリストが韓国を訪れました。


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ロシアとトルコの大統領がイドリブ計画で合意

2018年09月18日 | 国際
9月19日 17日、ロシアとトルコの大統領は、シリアの反体制派が支配するイドリブの周辺に非武装地帯を設けることで合意し、ロシアはイドリブを攻撃しないと言いました。

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ロシアのプーチン大統領とエルドアン大統領は、ロシアの黒海岸のリゾート地ソチで、4時間、会談しました。「われわれは軍事行動の結果起こり得る人道的悲劇を回避する」と、会談後、エルドアン大統領は言いました。

両大統領は反体制派軍と体制派軍が接触するあたりに、15~20キロ幅の非武装地帯を10月15日までにつくることで合意したと、プーチン大統領が言いました。非武装地帯の建設には、アルヌスラ・フロントを含むイドリブの過激戦闘員の撤退が必要になります。プーチン大統領とエルドアン大統領はまた、戦車、多連装ロケット発射装置などの重武器を、すべての武装集団に撤去させることで合意したと、プーチン大統領は付言しました。

ロシアが支援しているシリア体制派軍は、最近、イドリブ周辺に集まり、反体制派の最期の稜堡を奪還するために、空と陸から攻撃を開始しようとしてしています。

国連と非政府諸団体は、イドリブ攻撃は流血と人道的混乱を引き起こすと、繰り返し警告しています。


カイセリでISIL(イスラム国)のアジトが見つかった

対テロ警察が、9月18日、トルコ中央アナトリア・カイセリ県で、イラク人の親子を拘束しました。警察はアブデュルハルククルディ(47)を、北イラク、シンジャル地方でISILの軍の上官として行動していた男と認定しました。彼は重武器の専門家として知られていました。

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彼の18歳の息子メフディ・クルディも、シンジャルとモスルの間のイラク・テュルクメンの町タルアファルで、ISのメンバーとして武装闘争に参加していた容疑で拘束されました。

掘っ立て小屋に住み、スクラップを集めて暮らしていた2人の容疑者は、1年前、イラクからトルコに不法に入国したと思われます。警察はカイセリの休眠中のアジトの調査を始めました。

山岳地帯のシンジャル(シンガル)は、ヤズディの人々の故郷です。ヤズディは2014年、クルド・ぺシャメルガが敗北した後、ISの戦闘員に虐待され、奴隷にされました。


100キロ余のヘロインが東トルコで押収された

東部アール県の知事室の発表によると、9月17日、109キログラムのヘロインが同県で押収されました。警察がイランから来たトラックを停車させ、ヘロインを発見しました。

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トラック運転手を含む3人のイラン人が拘束され、その後、拘置されました。

8月には、治安部隊が西部コジャエリ県で、800キロのヘロインを押収しました。内務省の声明によると、今年の1月から8月までに、対ドラグ作戦で62トン83キロのドラッグが押収されています。


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「トルコとロシアの協力が中東の希望だ」エルドアン大統領

2018年09月18日 | 国際
9月18日 エルドン大統領が、トルコとロシアの協力は中東の希望だと言いました。エルドアン大統領と、ロシアのプーチン大統領が、9月17日、ロシアのソチで会いました。

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ロシア大統領官邸で行われた会談は、約1時間50分つづきました。エルドアン大統領は会談に先立って、政治的、軍事的、経済的問題に関する意見の交換が、トルコとロシアを強化するだろうと言いました。「中東だけでなく、全世界の目が、いまソチに注がれていると思う」とエルドアン大統領は言い、ソチ会談の結果が中東に新しい希望をもたらすだろうと付言しました。

プーチン大統領は、トルコとロシアの関係は、“建設的に発展”しつづけるだろうと言いました。「貿易に関しては、非常に成長している。われわれの関係は、中東の安全保障も改善している」とプーチン大統領は付言しました。

エルドアン大統領には、メヴリュト・チャブシュオール外相、ファティフ・ドンメズ・エネルギー天然資源相、ベラト・アルバイラク財務相、フルシ・アカル国防相、ルフサル・ペクジャン貿易相、ハカン・フィダン国家情報局長、イブラヒム・カルン大統領府報道官、ファフレッティン、アルトゥこう  が随行しました。

ロシア側は、セルゲイ・ラヴロフ外相、アレクサンドル・ノヴァ九・エネルギー相、セルゲイ・ショイグ国防相、ドミトリー・ペスコフ大統領報道官らが出席しました。トルコとロシアの関係、経済エネルギー問題、中東問題と国際問題、とくにシリア問題が討議されました。


トルコの工業生産高は7月、急上昇した

トルコの工業生産は、7月、昨年同月に比して5.6%増加したと、9月17日、トルコ統計局が発表しました。

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ロイターの予想では1.85%、アナドル通信の予想では2.7%だったから、この増加は予想以上でした。工業指数は、5.6%上昇し、同期、電気、ガス、蒸気、空調供給指数は3%上がりました。

1か月ベースでは、この数字は、7月、6月に比して3.5%まで急上昇しました。これは2016年10月以来、月ベースでは最高の増加です。工業分野を季節的に細分してみると、鉱業と採石のみ減少しています。


ハランの遺跡発掘で、地元女性が大活躍

南東部シャンルウルファの世界最古の居留地のひとつハランで、地元女性が考古学的発掘に貢献しています。

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ハランはBC6000年以来、アッシリア朝とウマイヤ朝の首都でした。発掘は100人のチームで行われてきました。遺跡で積極的に働く地元女性たちのおかげで、これまでに宮殿、宿舎、浴室、市場の廃墟が、このフィールドから出土しました。

女性たちは朝早くから発掘現場に来て、ブラシ,ホウキ、シャベル、フルイなどを使って働いています。彼女たちは歴史に光を当てる仕事を手伝いながら、家計も助けています。長い服を着た女性たちは、遺跡を訪れる人々の注目を集めています。以前は2,3人の女性が働いているだけでしたが、いま、女性は10人に増えました。

女性の1人、メディネ・アルブルさんは、歴史に貢献できて、とても嬉しいと、アナドル通信に語りました。「ここで働いて1年になります。とてもエクサイティングな仕事です。私は以前は季節労働者として、いろんな町に働きに行っていましたが、いまはわが家の前の遺跡で働いています。このチャンスをくれた皆さんに感謝します」

ズュベイデ・アルラクさんは、「私は12人の子供がいます。国内からも、外国からも、遺跡を見に来る人がいます。いろんな人に会えて、とても楽しい」と言いました。

ハラン発掘副隊長シュヘイラ・イレム・ムトゥルさんは、ここで6年間働いていますが、「女性たちは献身的に働いてくれる」と言いました。「この仕事のおかげで、彼女たちは家を出て社会に触れ、同時に、自分たちの歴史も学びました。彼女たちは出土品を洗う仕事をしています。私たちが遺跡で見つけた陶器を、彼女たちが分類しています。女性たちは私たちをよく助けてくれます」


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「イドリブの解決は武力でなく政治的に」トルコ大統領府

2018年09月17日 | 国際
9月17日 トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官が、9月14日、ロシア北西部イドリブの解決は、武力によらず政治的でなければならないというのは、すべての人々の共通した考えだと言いました。

 Hurriyet

カルン報道官は、フランス、ドイツ、ロシアの代表との、シリアに関する4者サミットの予備会議の後、記者団に、4国代表はイドリブの現状の維持、市民の保護、人道的危機の回避を考えていると語りました。「全員の共通した要点は、解決は軍事的でなく政治的でなければならないということだ」と彼は言いました。

カルン報道官はまた、エルドアン大統領のロシアのソチ訪問とその後の努力が非常に重要だと付言しました。「トルコは国際社会と首脳たちの、よりオープンで直接的な支援を期待している」

エルドアン大統領とプーチン大統領のシリアに関するソチ会談
「白ヘルメット市民防衛局」によると、9月初め以来、体制側とロシアの飛行機による空爆と攻撃で、少なくとも30人の市民がイドリブとハマで殺され、何十人もが負傷しています。

シリア体制側は、最近、イドリブに大軍事攻撃をかける計画を発表しました。イドリブは長期にわたって、さまざまな反体制集団の支配を受けてきました。国連はこのような攻撃は、21世紀最悪の人道的危機をもたらすと警告しています。


トルコはトルコ・キプロスの軍を増強する

トルコはトルコ・キプロスに軍事基地を設ける計画はないが、トルコ空軍(TSK)はトルコ・キプロスへの空軍の配備を強化すると、エルドアン大統領が、9月16日、言いました。

「わが国はトルコ・キプロスに駐在する兵数を増加する」と、エルドアン大統領は、アゼルバイジャンからトルコへの帰途、記者団に語りました。トルコ空軍がキプロスに軍事基地を設立するという最近のメディアの報道を大統領は否定しました。

「わが国はトルコ・キプロスに基地を設けることは考えていない。トルコとキプロスは非常に近いから、キプロスに基地をつくる必要はない」と大統領は言いました。

エルドアン大統領は分断されたキプロス島の問題解決のために、これまで行われた試みに言及し、アナン元国連事務総長の提案を拒否したギリシャを非難しました。国連によるアナン・プランを含め、平和のための提案が何度となく提示されているにもかかわらず、キプロス問題は未解決のままです。トルコ・キプロスは2004年、国民投票で提案を受け入れましたが、ギリシャ・キプロスの有権者は提案を拒否しました。


けがをした犬が自分で病院にやってきた

9月14日、黒海岸地方のアマシヤで、ケガをした犬が病院に入ってくる姿を、監視カメラが捉えました。

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病院の緊急医療部の職員が、病院に入ってくる犬に気づき、追い払おうとしましたが、職員たちは犬がびっこをひいていることに気づき、治療してやることにしました。

職員たちに、薬を塗り包帯を巻いてもらった犬は病院を去っていったと、地元メディアが報じました。この犬が野良犬か、飼主から逃げてきたのかはわかりません。


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カラバフ問題の解決なしにはアルメニア国境は開けない

2018年09月15日 | 国内
9月15日 エルドアン大統領は、9月15日、カラバフ問題の解決は、アルメニアとの関係修復には必須条件だと言い、トルコは、アゼルバイジャン地方の占領が終わるまで、アルメニア国境は開かないと強調しました。

 Hurriyet
エルドアン大統領(左)とアゼルバイジャンのアリエフ大統領


エルドアン大統領は「コーカサス・イスラム軍」によるバクー解放100周年を記念するイベントでスピーチし、何百人ものアゼルバイジャン市民が殺された1992年の「コジャリーの虐殺」に言及しました。

「26年前、コジャリーでなにが起こったか。アルメニアは北部カラバフの虐殺をどう説明するのか」と、エルドアン大統領は言いました。「アゼルバイジャンの土地の20%を占領し、100万人のアゼルバイャン人が故郷に帰るのを阻んでいるアルメニアに、トルコが国境を開けることはない」

アゼルバイジャンとアルメニアは、カラバフ地方に関して、いまだに論争中です。カラバフは1991年、アルメニア軍によって、アゼルバイジャンからもぎ取られました。「コジャリーの虐殺」はアルメニアとアゼルバイジャンの戦い中の、最も血なまぐさい、最も論議を呼んでいる事件のひとつと見られています。

アルメニア軍は、ソ連邦崩壊直後の1992年2月26日、大砲や戦車による攻撃で、カラバフのコジャリーの街を接収しました。アゼルバイジャン側の数字によると、2時間の攻撃で、女性116人、子供63人を含む613人のアゼルバイジャン市民が殺され、487人が重傷を負いました。

1918年9月15日、バクーは、アゼルバイジャン兵とトルコ兵からなる「コーカサス・イスラム軍」によって解放されました。


第3空港オープンを前に、作業員らが抗議活動

イスタンブルの新空港の建設作業員たちが、9月14日、抗議活動を行ったため、会社幹部は彼らと話し合うと言っています。

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デミルオレン・ニュースによると、治安部隊が、労働条件を不満として抗議活動を行った何百人もの作業員に催涙ガスを使ったそうです。空港は来月オープン予定です。

新空港を建設している会社IGAのCEOカドリ・サムスンル氏は、抗議活動後、声明を出し、会社幹部が作業員たちと話し合うと発表しました。IGAの声明によると、9月14日朝、作業員を建設現場に運ぶシャトルバスが遅れたため、作業員らは雨の中で待たなければならなかったので、彼らは腹を立てているのだということです。

サムスンル氏は作業員の代表たちと会い、問題を解決する道を見つけると、声明は言っています。

・・・いずれにしろ、来月には第3空港がオープンするのでしょうね。


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区長が率先、自転車で何千リラも倹約した区

2018年09月13日 | 国内
9月13日 イスタンブル・ゼイティンブルヌ区の区長と職員たちが、4か月前から自転車を使いはじめ、13万2000リラ(2万500ドル)節約しました。

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ゼイティンブルヌのムラト・アイドゥン区長は、区の公用車を使うのを止め、職員にも自転車通勤を義務づけました。「これで、19,173リットルのガソリンを倹約できました」と、区のウエブサイトは声明で言っています。

アイドゥン区長は4月30日から自転車を使いはじめ、320リットルのガソリンを節約しました。区長は毎日、バイクで、10キロを通勤し、会合に出かけ、区民を訪ね、区内を走っています。「区内の交通速度は時速20~30キロに落ちました。交通速度問題の最も現実的な解決法は、自転車と自動車が同じ道路を使うことだと知りました」と、アイドゥン区長は言い、フランスやオランダでも実践されていると付言しました。

区長は自動車のかわりに自転車を使うよう区民にも勧めています。「ゼイティンブルヌの端から端まで15分で行けます」と彼は言っています。区は自転車の乗り方の無料教室も開き、1500人の区民が参加しています。また、区は、区民に自転車に注目させるために、日曜日、10キロの自転車ツアーを主催しています。


カタールの首長がエルドアン大統領にボーイング747-8を贈与

TRTニュースの9月13日の報道によると、カタールのシェイク・タミム・ビン・ハマド・アルタニ首長が、エルドアン大統領に、ボーイング747-8機をプレゼントしました。

 Hurriyet

報道によると、この贈物はアルタニ首長のエルドアン大統領への愛のシンボルで、VIP用に設計された特別な飛行機だそうです。

Hurriyet

ボーイング747-8は約4億ドル。通常400人の乗客を運べますが、この飛行機は70人用の特別あつらえヴァージョンです。

Hurriyet

同機はイスタンブルのサビハ・ギョクチェン空港に着陸し、大統領機の1機になりました。

Hurriyet

アルタニ首長は先月、アンカラを訪問中、カタールはトルコに150億ドルの直接投資を行うと言いました。


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トルコはEUにシリア・イドリブからの難民の流出を警告

2018年09月13日 | 国際
9月13日 トルコはEUに、シリアのイドリブから難民がヨーロッパに向かうかもしれないと警告しました。

 Hurriyet

「現時点で、わが国はすでに何百万人もの難民を受け入れている。新たな大量の難民がトルコに流入して来たら、新たな混乱が起こるだろう。その影響はトルコにとどまらず、ヨーロッパその他の国々にも波及するだろう」と、イブラヒム・カルン大統領府報道官が、9月11日、週間閣僚会議後、記者団に語りました。

トルコは、ヨーロッパ諸国を含めた世界中に、イドリブの攻撃を阻止するよう呼びかけていると、報道官は言いました。彼はまた、世界中が建設的に努力し、イドリブの問題をすべて解消するための政治的解決に同調すべきだと語りました。イドリブへの攻撃は信頼関係を損ない、現行の政治的プロセスの妨げになると、カルン報道官は言いました。「西洋諸国は、アサド体制側が化学兵器を使ったら、調停に乗り出すと言っているが、それではじゅうぶんではない」

シリアの死傷者の90%は、通常の兵器が原因です。西洋諸国は、アサドが化学兵器を使った場合のみ、シリアの殺戮に関与すると言うでしょうか。


「トルコはヨーロッパ一の肥満国」WHO

現在、トルコの肥満率は31.1%、ヨーロッパ一の肥満国はトルコだと、世界保健機関(WHO)が新たに発表した報告書で警告しています。

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53か国9億人の人々の肥満比較一覧の中で、トルコが肥満率トップになってしまいました。ヨーロッパの平均肥満率は23.3%。ボディマス指数が30以上を「肥満」と定義し、25以上を「肥りすぎ」(体重超過)と分類します。(ボディマス指数とは、体重と身長の関係から算出される肥満度を表わす指数です。)

トルコに次ぐ肥満国は、肥満率28.9%のマルタ、27.8%のイギリス、26.4%のハンガリーで、反対に肥満率の最低国は14.2%のタジキスタンです。この報告書は、2016年、18歳以上の成人を調査した数字がベースになっています。

WHOによると、トルコの肥満率は、以前に比べて著しく上昇しています。トルコの肥満率は、1980年には10.4%、1990年は16.3%、2000年は22.2%、2012年は28.2%と増加しつづけてきました。

「ヨーロッパ圏の成人の「肥りすぎ」と「肥満」は増加しつつある。ヨーロッパの多くの国々では、“肥りすぎ”の増加は男性間に、“肥満”の増加は女性間に多く見られる」と、9月12日に発表されたWHOの報告書は言っています。

・・・確かに、トルコ、デブ多いですね。みんなよく食べるし。若い人は男女ともすらりとしているんだけど。


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トロイ遺跡で“最後のトロイア人”の骨が見つかった

2018年09月12日 | 文化
9月12日 チャナッカレ県の古代都市トロイの遺跡で行われている発掘で、東ローマ時代の“最後のトロイア人”の骨が発見され、5000年のトロイの歴史に光が当てられました。

 Hurriyet

発掘隊長である、チャナッカレ・オンエキズ・マルト大学のリュステム・アスラン教授は「最初に、ダルダノス・ライダーとして知られるテラコッタが見つかった。赤く彩色され、指紋もついていた」と言いました。ダルダノス・ライダーは人骨の上にあったそうです。

古代都市トロイには、毎年、世界中から多くの人々が訪れていますが、今年も、アスラン教授を隊長とする40人のチームが発掘をつづけています。“最後のトロイア人”の骨は、東ローマ時代、墓地として使われていたフィールドで発見されました。

調査によって、このテラコッタは、2300年昔のものとわかりました。


トルコ、ロシア、イランがシリアの憲法委員会リストに合意した

トルコとロシアとイランが、シリアの体制側と反体制側が提案した、憲法委員会を結成するためのリストに“原則的に合意”しました。

 Hurriyet

保障国3国の代表が、9月10日11日、ジュネーブで、スタファン・デ・ミストゥラ国連シリア担当特使と会談しました。「会談では、憲法委員会とその実践規約について話し合われた。この規約はシリア危機の政治的解決を見つけるための重要なステップとなる」と、トルコのチャヴシュオール外相は9月11日、声明で言いました。

シリア体制側と反体制側が提案したリストは原則的に合意され、また、民間組織グループの構成についても協議されました。保障国3国間の会議はつづくと、外務省は付言しました。会議には,トルコはセダト・オナル副外相が出席しました。デ・ミストゥラ国連特使は、エジプト、フランス、ドイツ、ヨルダン、サウジアラビア、イギリス、アメリカのメンバーとも話し合うでしょう。


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チャヴシュオール外相が日本のプリンセスを迎えた

2018年09月11日 | 国際
9月11日 チャヴシュオール外相が、9月10日、アンカラで、日本のプリンセス三笠宮彬子(あきこ)女王をお迎えしました。

 Hurriyet
プリンセスを出迎えたチャヴシュオール外相(彼女の右隣)


外相と彬子女王は外相の官邸で非公開会談をしました。ビナリ・ユルドゥルム国会議長も、官邸で彼女と会談しました。会談の前、プリンセスは、トルコ共和国の建設者ムスタファ・ケマル・アタテュルクの霊廟アヌトゥカビルに花輪を捧げました。

その後、彬子女王は、クルシェヒル県のカレホユク遺跡と、アナトリア考古学研究所、日本庭園、カレホユク考古学博物館を訪れました。

エルドアン大統領は、9月9日、イスタンブルでプリンセスを迎えました。彬子女王はサクプ・サバンジュ博物館で、三笠宮記念財団が主催したイベントに出席しました。彼女は9月14日まで、トルコに滞在します。


水力発電所の建設のため、歴史的建物を移送

歴史的建物が多く残る古い町ハサンケイフに水力発電所を建設する計画には、反対意見が多く、長い間、論議されてきましたが、歴史的建物を移転させることでようやく落着、いま、建物の移送が行なわれています。

Hurriyet

9月10日、バトマン県ハサンケイフに残る12世紀のイスラムの修行道場「イマーム・アブドゥラ・ザウイヤ」が、車に乗せられ、「ハサンケイフ新文化公園」に運ばれました。この輸送作業には1時間40分かかりました。故郷の町がダムに沈むのを悲しんで、涙を浮かべて作業を見つめる人もいました。

Hurriyet

アルトゥクル浴場と、650年昔のゼイネル・ベイ神殿は、すでに移送が終わっています。ハサンケイフの歴史ある建物はすべて、今年中に移送されるそうです。歴史的建造物の移動、保護、補強のために、3億5000万リラが費やされます。

・・・「ザウイヤ」とはイスラムの修行者のための道場。「テケ」とも言います。


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