How many rivers must I cross? I don't know...

幸せになりたくて川を渡る・・・

2014/07/06 追憶の40cm超アマゴ 5 ~益田川と小坂川

2014-07-08 23:39:29 | 渓流釣り 釣行記(益田川水系)

2014年7月6日。
この日の益田川と小坂川も芳しい釣果はなかった。
 
 
朝一番の入川は益田川本流の某ポイント。
大物が居る筈と狙いを付けて最近は朝一ではたいていこのポイントに入る。
残念ながらこれまでに大物は獲れていない。
尺アマゴすら獲れない。
ただし魚は居るようで、サイズを問わなければ必ずアマゴの反応がある。

ところが今日は違った。
流れ込みからの水色は濁っている。
これは厳しいかなと思いながら釣り始めたが、予想通りアタリは遠い。
釣ったアマゴは最大でも掌サイズで3匹。
いつもは元気に挨拶にやってくるウグイたちのアタリも遠い。
ここは早々に見切りをつけて小坂川へ向かった。


昨シーズンはとても良い釣りが出来た小坂の某ポイント。
そのポイントへ向かったのだが、やはり少し入る時間が遅かった。
先行者が居たので別のポイントへ向かった。

向かった先は昨年は26cmのアマゴをたった1匹しか釣れなかったポイントなのだが、過去に水が出た後で次々にアマゴが食ってきた経験がある。
今日の小坂も水は高い。
少しばかり期待して入ったのだが全くアタリはなかった。
20cmに満たないくらいのアマゴが餌を求めて流れの中を右に左に泳ぐ姿が見えたが、それくらいのサイズなら釣っても仕方ないと思いそのままにしてポイントを後にした。

次に入ったポイントは昨年の今頃に泣き尺サイズを複数釣ったポイント。
しかしここでもアタリは全く無かった。

例年この時期の小坂川で水が出た後は、ほぼ確実に大釣りが出来る。
尺サイズも織り交ぜて一箇所のポイントで何本も釣れる。
しかし今シーズンは違うようだ。
それ以前に、今シーズンは小坂でまだよい釣りをしたことがない。
アタリが非常に遠い。
魚も小型だと感じる。


僕は小坂に通い始めて8シーズン目となる。
これまでの経験から感じることは、食いが立っているときには餌はミミズでもよく食ってくるが、そうでないときは川虫の方が断然釣果がよい。
特にオニチョロに大型が食いついてきた経験が多い。
しかし今シーズンは川虫が殆ど捕れない。

そしてもう一点。
雨後の増水が減水に転じて笹濁りのときは一般的に食いが立つタイミングだと言われているが、小坂ではそのようなタイミングでセオリー通りに食いが立つことが少ないような気がする(長年小坂で竿を出されている方々からは勿論異なる意見も出てくると思うが)。
勿論笹濁りのときに食いが立てばミミズで食ってくるのだが、そうでないときは笹濁りでも川虫の方がよく食う。
そんな風に感じているので川虫でも試したかったのだが本当に捕れない。
こんなに川虫が少なくては魚も大きくなれないだろうと思わざるを得ない。


今シーズンは小坂は期待できないかなあと思いながらも懲りずに次のポイントに向かう。
そこは以前、盆休みのドピーカンの真昼間の渇水という状況の中で、何でもないトロンとした落ち込み後の開きで、尺アマゴ2匹を含む8匹が立て続けに食ってきたという神風ポイントである。
そこでやっとまともなアマゴの顔を見ることが出来た。

Dsc_0240

とてもよく引いてくれた26cmのアマゴ。
パワーもスピードもスタミナもあって、尺サイズの引きだと思ったのだが、釣りあげて意外に小さかったので驚いた。

最近は益田川本流で大物狙いの釣りをすることが多かったので、水中糸0.6号、ハリス0.5号という仕掛けをよく使っていたが、今日の小坂川では0.5号と0.4号の組み合わせで臨んだ。
この仕掛けでも尺を超えるアマゴは獲っているし、高原川では39cmのヤマメも獲った。
しかしその時の竿はエアマスターだった。
今日は完治したHDスーパーヤマメを使っているのだが、エアマスターよりパワーがある分魚の引きに柔軟に対応できないというかしなやかさに欠ける。
0.4号では雑に絞ると切れるのではないかという懸念を感じた。
やはりこの竿、つまりHDスーパーヤマメはそこそこ太い糸を張って使う方がよいのだろうという感触を得た。
そう簡単には切れない程度の太仕掛けで臨み、大型が掛かったときに思いっきり絞った方が真価を発揮するのではないか、そう感じる。
尺サイズくらいまでのアマゴと楽しく遊びたいならばエアマスターの方がよかろう。
ただ、もうエアマスターはカタログ落ちしたし、補習パーツの入手もいずれ途絶えるだろう。
そう思って特別な場合にのみ出動させるつもりでいる。
小坂辺りで尺アマゴと遊ぶには、やはりシマノのSGライトスペック90-95MHあたりがよさそうだなと思い始めた。
ただし今シーズンは竿本体やら補習パーツやらさんざん購入したのでもう小遣いがない。
ライトスペックは来シーズンに入手しよう。


その後も夕刻まで小坂のポイントを釣り歩いたが概してアタリは遠い。
やっとのことで捕まえた虎の子の1匹のオニチョロを餌にしたら一発で食ってきたが、掛かりが浅かったようでバレてしまった。
夕まずめに入川したポイントでは尺サイズのアマゴが跳ねるのを見た。
魚は少ないかもしれないが、尺アマゴは居ることは居るのだ。
ただ、残念ながら僕の竿には掛からなかった。
これからは川虫も捕りにくくなるが、小坂に入るにはその前に何処かで川虫を捕ってからの方がよいなと感じた。
ただし何処で捕るかが問題だなあ。
小坂川ではなかなか捕れない。
雨がちの天気の水が高いときでも確実に捕れるような場所を探さねばならないなあ。
そうすればもう少し釣果が伸びるかもしれない。

 
 
当日のタックル
竿:ダイワ 琥珀本流スーパーヤマメ95MR
  シマノ スーパーゲームベイシス75-80MH
水中糸:ナイロン0.5号
ハリス:フロロ0.4号
鈎:オーナー スーパーヤマメ7.5号
餌:ミミズ、ブドウ虫