待春
今朝のようにまだ寒い朝があるが、日中の陽は春の暖かさを宿す。
やはり一歩づつ花の春に近づいているようだ。
中空に見し雪片を身にまとふ 原 裕
昼空に月あり桃の節句なり 宮津 昭彦
人ごゑのあとへ先にも除雪音 皓子
ゼラニュウムの花がひとつ咲いた。
温度の低い玄関に置いたままで、咲そうで咲かないを繰り返していたが
今の季節に新鮮な色の出合いだった。
今朝のようにまだ寒い朝があるが、日中の陽は春の暖かさを宿す。
やはり一歩づつ花の春に近づいているようだ。
中空に見し雪片を身にまとふ 原 裕
昼空に月あり桃の節句なり 宮津 昭彦
人ごゑのあとへ先にも除雪音 皓子
ゼラニュウムの花がひとつ咲いた。
温度の低い玄関に置いたままで、咲そうで咲かないを繰り返していたが
今の季節に新鮮な色の出合いだった。
モテキ
二歳児の可愛らしさは実感しているが、行動半径が広くなり事故も多いそうだ.
お正月、この可愛いしぐさの二歳児が来て部屋を歩き回り、二階をテリトリイーにして行ったり来たり。
遠慮するという感覚はまだ先のことらしい。
保育園のママ友たちが彼を可愛いと褒めそやし、ジャニーズ事務所に入れたらなどというそうだ。
「彼のモテキなの」と娘。「そぉなのね」と私。
このモテキ、少し前まで聞いたこともない単語だった.
阿川佐和子さんのエッセイの中に出てきて、前後の脈絡から、なんとなく意味を理解したつもりでいた。
その後読んだ、林真理子さんのエッセイでモテキの意味が理解できた。
彼女は今までの人生で一番もてたのは結婚前の一年間だった。と思いを回らす。
モテてモテてどうしょうもなかったそうだ。結婚が決まり、フェロモンがたっぷり出ていたとも。
因みにフェロモンとは、動物の体内から分泌、放出されて同種の他の個体の行動や生理状態に
影響を与える物質の総称(広辞苑)とあり学習になった。
モテキをこともなげに会話の中に入れて話す娘に、時代のギャップを感じながら、
前から知っていたように相づちをうつ私も役者だ。
この「モテキ」何時、誰が言い出した言葉なのか?日々に更新される造語に戸惑う。
春近し~雪間にのぞく緑、胸に開放感
春の空~想像をかき立てる微妙な変化
春の夕暮れ~感傷に誘う魔術的ひととき
以上これらは歌ことば辞典から拾った春
まだ先の春。
昨日二人でスーパーに行くと
所狭しとチョコレートの山
その中から吟醸ボンボンとブランデーボンボンを求めた。
夫からのサービスプレゼントだ。何か違うと思いながら
まぁいいか。
吟醸酒とチョコレートが相性が良いとはしらなかった。
デンファレの束も買って立春を楽しむつもりだったが
まだ先の春に歌ことばの春を楽しんだだけだ!!
テレビ上縁にカメラを取り付ける。娘の思いつきで
インターネットを使いテレビ電話をする。たまたま
我が家のテレビがブロードバンド回線でインターネットに接続可能だった。
早速、孫たちと、ためし通話。携帯電話のテレビ通話と違い
大きい画面で部屋のちらかりようもよく映る。
昨日投げいれのオンシジュウム。
ヘッセの「庭仕事の愉しみ」を読み始めたが先になかなか進まない
訳が岡田朝雄、美しい言葉が多く
ページを捲っては戻るをくりかえしている。たとえば
まだ春の気配のない細道を歩いて
初めて咲いた黄色い花も、控えめながら陽気な活力にあふれて草の中から
顔を出し、ぱっちりと見開いた子供の目で春への期待に
あふれた静かな世界を見つめている。
このフレーズが好きで繰り返し読むというふうだ。
明日は読み進むつもりでいるが・・・
ヘッセといえば若い時読んだ「車輪の下」が
記憶に焼きつく。庭仕事を愉しんでいましたか~~詩人と結びつかない。
庭仕事は瞑想であるという。自然と人生のすべてを記しているらしいこの本に興味しんしんだ。