韓国ドラマ 散歩ガイド~散る花と咲く花がいつもここにある~

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歴史を引き継ぐドラマの矛盾

2016-08-06 20:06:26 | 朝鮮の歴史

韓国ドラマの歴史物をレビューするにあたり 歴史の流れを辿っていくと

必ずどこかで矛盾にぶつかってしまう

たとえば「朱蒙」からの「風の国」

扶余(プヨ)の王子だった朱蒙が立派に成長し

やがて高句麗(コグリョ)の国を興すまでの壮大なドラマが その息子ユリへとつながり

「風の国」では ユリ王から無恤(ムヒュル)へとつながる

そして「幻の王女チャミョンゴ」では 大武神王無恤(ムヒュル)が

息子ホドンの前に立ちはだかる存在として描かれている

朱蒙はまだ はじまりなのでそのままだが

ユリ王と無恤(ムヒュル)については レビューしながら違和感と闘った

 

また「同伊(トンイ)」からの「イ・サン」については

同伊(トンイ)の息子が成長し英祖(ヨンジョ)王となり

「イ・サン」においては息子である思悼(サド)世子を 米櫃に閉じ込めて処刑する

王世孫イ・サンは 成長して正祖(チョンジョ)王となり

「トキメキ☆成均館スキャンダル」へとつながる

 

まだレビューしていないが

キム・テヒ主演の「チャン・オクチョン」については悩むところだ

ハン・ヒョジュが演じる同伊(トンイ)のイメージが強く

またイ・ソヨンが演じた張禧嬪(チャンヒビン)の印象があまりにも強すぎる

「チャン・オクチョン」の中の同伊(トンイ)は腹黒い

逆に張禧嬪(チャンヒビン)は悲劇のヒロインそのものだ

そうとうな思いを込めてレビューした「同伊(トンイ)」だけに

「チャン・オクチョン」には手が出せないなあ… と思っている

 

矛盾を感じることが 次のレビューのきっかけになったこともある

「王女の男」をレビューしたことによって

「仁粋大妃(インステビ)」をレビューする意欲がわいた

首陽(スヤン)大君が朝鮮第7代国王世祖(セジョ)になるまでの描き方に

物足りなさと矛盾を感じ ちゃんと描きたいと思ったのだ

 

問題は「大王の夢~王たちの戦争~」である

全70話のうち35話の折り返し地点まで ようやくたどり着いた

「善徳(ソンドク)女王」では もちろん主役なので

イ・ヨウォンが演じた善徳(ソンドク)女王は本当によかった

コ・ヒョンジョンが演じた美室(ミシル)との対峙は圧巻だった

甥にあたる金春秋(キム・チュンチュ)が成長し 

新羅(シルラ)第29代王になるのが「大王の夢~王たちの戦争~」である

主役が素晴らしく描かれるのは もちろん当然のことだが

「大王の夢」で描かれる善徳(ソンドク)女王は あまりに情けない

やがてはチュンチュへと王位が引き継がれていくのだが

この違和感といったら物凄い!

 

「善徳(ソンドク)女王」はすでにレビューを終えているので

これだけは本当に良かったと思っている

この2つのドラマを同時にレビューしていたら

確実に「大王の夢」は途中で挫折していただろう

またオム・テウンが演じたキム・ユシンに惚れ込んでいたので

キム・ユソクの演じるユシンに 我慢ならないのも苦痛のひとつだ

壮大なドラマであるだけに しっかりと描きたいとは思いつつ

違和感や矛盾を感じながらも あと35話を頑張ろうと思う

 

たいていのドラマは 一度じっくりと最終回まで視聴してレビューするのだが

「大王の夢」に関しては リアルでぶっつけ本番レビューだ

たぶん最後まで視聴してしまったら ラストまでいけない(笑)

なので レビューを進めていくうちに矛盾に気づき 戻って修正もしている

チェ・スジョン主演だし きっと感動の最終回だろうと信じて頑張るつもりだ

 

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