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広開土太王 第12話 友と敵

2018-04-09 07:00:00 | 広開土太王 あらすじ

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 広開土太王 第12話 友と敵 

 

『たとえ友でも 我が高句麗(コグリョ)を攻撃する者は許さぬ!』

『もう友でも何でもない! 降参せねば首を取る!!!』

 

そこに 退却命令を知らせる靺鞨(マルガル)族のほら貝が鳴り響く…!

 

柵城(チェクソン)城主カンデ率いる援軍が駆けつけ

ソルドアンは ほら貝の命令に従い 撤退するしかなかった

陣営に戻ったソルドアンは なぜ退却命令を出したのかと憤る

大族長ソルゲチュは 隊列が乱れ 策士パンチョが判断したと説明する

高句麗(コグリョ)の王子を人質に出来たのに!と悔しがるソルドアン

 

ソルゲチュは 明日にも柵城(チェクソン)に総攻撃だと息巻く

策士パンチョもまた 明け方を狙い奇襲をかけると言い出す

これまでのタムドクを見てきたソルドアンは 遅すぎる!と一喝し

王子は どんな策士もかなわぬほどの切れ者であり

たとえ一刻でも 策を練る時を与えてはならぬと叫ぶ…!

 

どんなに言われても ソルゲチュの考えは変わらない

策士パンチョに 絶対的信頼をおいているのだ

実際に接した者でなければ タムドクの凄さが分からない

これまで見たこともない知恵で 敵をも仲間に引き入れ数を増やし

不可能を可能に変えていく豪胆さは 凡人には予測もつかない

 

『叔父上! タムドクを 絶対に甘く見てはなりません!

奴は本当に…! 恐ろしい男なのです!!!』

 

柵城(チェクソン)では

 

天(チョン)軍と名乗る兵士の中に 見知った顔がいると気づくカンデ

ファンフェは 李春城(イチュンソン)の副将だった者であると

なぜこの場にいる!と 声を荒げ剣を抜く!!!

 

『この者は 横領容疑で手配中の者ですぞ!』

 

直ちに捕らえよ!と部下に命ずるカンデ!

しかしタムドクは この者と匪賊がいたからこそ命を救われたという

天(チョン)軍というから城内に入れたのに その正体が匪賊とは…!

 

ファンフェは カンデの前に直立不動し 受け入れてほしいと訴える

無実の罪を着せられ 仕方なく匪賊となったが 王子に助けられた

靺鞨(マルガル)族や 周辺の地理に詳しい者たちであると…!

 

タムドクが 天(チョン)軍を率いて加勢に来なければ

柵城(チェクソン)は 靺鞨(マルガル)族によって陥落されていただろう

城主カンデは 間違いなく斬首され 絶命していたに違いない

 

今は 少しでも多くの兵が欲しいというタムドクに

それでも…! と決心がつかないカンデ

するとファンフェが 鞨(マルガル)族に勝つ策があると言い出す…!

 

『敵は我が軍の3倍の数なのだぞ! それをどうやって勝つというのだ!』

 

靺鞨(マルガル)族の陣営では 策士パンチョ宛てに密書が届く

ソルドアンは タムドクの罠だとすぐに気づいたが

大族長ソルゲチュは 密書の内容に心が揺らぐ

 

〈今夜の奇襲は予定通り行う 約束した通り協力を頼む〉

 

パンチョを疑うより まず疑念を持った大族長を説得するソルドアン

ソルゲチュは 大族長の座を奪われはしないかと 疑心暗鬼になっている

すると戦士ハタが あの突然の退却命令の指示も妙だと言い出した

高句麗(コグリョ)の王子を人質に出来たのに…と!

 

明け方の奇襲を狙っているのに 夜襲をかけられたらひとたまりもない

すぐにも攻撃をというハタに それこそ敵の思う壺だというソルドアン…!

 

しかし 口論をしている間にも ソルチが 敵襲だと叫んで知らせに来る!

 

靺鞨(マルガル)の見張りが敵襲だと思い込んだのは

ファンフェが先頭に立つ 匪賊の者たちであった

少数の人数で 太鼓や鐘を打ち鳴らし 暗闇の中を大騒ぎで歩いている

トルピスとヨソッケは これで見つかったら殺される!と怒り出す

 

『敵からいくら貰ってこんなことをする!』

『お前らは 金のためなら何でもするんだろ!』

 

すると前方から 靺鞨(マルガル)の軍勢が現れる

ファンフェは 2人に黙るように言い 暗闇の敵に向かって叫んだ

 

『パンチョ将軍!話が違うぞ! 後方に回り大族長を捕えるのでは?!

俺はファンフェだ! 武器を横流ししてくれて助かったぞ!』

 

そういえば 後燕からの戻り道 匪賊に襲われたと話すソルチ

それでは… やはりパンチョは敵と通じていたというのか…!

 

『パンチョ将軍! なぜ返事をしない!

大族長を捕えたら 火矢で合図を送るんだろ!!!』

 

怒り狂ったソルゲチュは 皆殺しだ!と叫ぶ

敵に計画がバレたぞ!と叫び ファンフェは一目散に逃げ出した

 

『一体どうなってるんだ! これじゃ勝てるわけがない!』

『トルピス! 死にたくなかったら今は逃げるしかない!』

 

トルピスとヨソッケは 何が何だか分からないまま ファンフェの後を追う

ファンフェは 敵に見つかりやすい場所に 持参した剣を捨て走り去る

その剣は 以前 匪賊に奪われたはずの 後燕の剣であった

 

こうなっては ソルドアンも 罠だとは言い切れなくなった

陣営に戻ったソルゲチュは 直ちにパンチョを捕えた

敵が 仲違いさせようと 離間策を使ったのだと訴えるパンチョ!

しかし パンチョが 匪賊に奪われたと言っていた後燕の剣を

なぜ高句麗(コグリョ)の兵士が持っていたのか…!

ソルゲチュは この剣を裏切りの証拠として パンチョを斬首するという!

 

ソルドアンは 叔父ソルゲチュに対し 慎重を期すよう進言する

パンチョという男は 自らの部族を説得し 靺鞨(マルガル)に合流した

この者を殺せば 大族長は信頼を失い 離脱する者も多く出てしまうと…!

 

ソルゲチュは 斬首を諦め パンチョを投獄するが

それでも パンチョを解放しろと騒ぎ出す者が大勢現れ

靺鞨(マルガル)の陣営では 内紛が起き始めた

 

あらゆる部族が結集して 靺鞨(マルガル)族が作られた

したがって 大族長の座は すべての部族が狙っているともいえる

内紛を起こさせることは 実は容易いことだったのだ

 

『今の靺鞨(マルガル)族は 大族長が力づくで統括している

しかし部族間の信頼は薄く 頼ってきた策士を捕えたということは

今後 混乱を治めるのは容易ではないということです』

 

ファンフェの説明に納得し カンデは これで援軍の到着を待てるという

しかしタムドクは すぐにも攻撃すると言い出した

団結できぬなら ただの烏合の衆だが あらたに結束すれば強敵となる

そうなる前に 先制攻撃を仕掛けるというタムドク…!

 

『ファンフェの策は命懸けだった! 私も自ら命を懸け先頭に立つ!

そなたはどうする! 共に先頭に立つか!それともここで見ているだけか!』

 

決断を迫られたカンデは 即答できずに考え込む

 

靺鞨(マルガル)族の陣営では 内紛が本格化していた

パンチョを投獄した 大族長への怒りが爆発したのである

そこへ 敵襲の知らせが入り 出陣せよと命じる大族長ソルゲチュ!

しかし命令に従わず 陣営から逃げ出す部族が後を絶たない!

 

ソルドアンは 妹ソルチに大族長を逃がせと命じ

時間稼ぎのため 自ら戦いの最前線へ躍り出る!!!

 

ここで再び タムドクとソルドアンが 剣を交え戦うことになるのだった!

一度は友と認めたソルドアンを タムドクは殺したくなかった

しかし もう後には引けないソルドアン…!

 

一方 ソルチの護衛で逃走した大族長ソルゲチュは

ファンフェの追撃を受け 胸に矢を受け落馬してしまう…!

大族長を守ろうと ファンフェに斬りかかるソルチ!

 

決死に戦うソルチだが 絶体絶命となってしまう…!

そこへ現れ 窮地を救ったのは 策士パンチョであった

ソルゲチュは すべてが誤解だったのだと気づき 策に嵌められたと嘆く

戦いをパンチョに任せ ソルチは 深手を負った大族長と共に逃走する

 

タムドクは ソルドアンを斬らず 生け捕りにした

かつては共に戦った トルピスとヨソッケが連行していく

 

後燕の皇宮では

 

帰還した慕容煕が タムドクは生きていると報告し

慕容垂(モ・ヨンス)は 激怒して皇太子を怒鳴りつける!

確かに毒矢を撃ち込んだというプンパルに

タムドク本人と剣を交えてきたのだぞ!と憤慨する慕容煕

 

王命を果たせないはかりか 高句麗(コグリョ)への賠償を約束させられ

殺したと豪語していたタムドクは 生きているという

王子を狙ったことが 高句麗(コグリョ)に知れれば ただでは済まない

何ひとつ期待に応えられない皇太子に 深く失望する慕容垂(モ・ヨンス)

今回の責任を取る形で プンパルは 官職を剥奪され投獄された

 

柵城(チェクソン)では

 

軍馬600頭と 千人もの捕虜を得て 城主カンデは狂喜していた

タムドクは 逃げた残党を深追いはするなと命じる

高句麗(コグリョ)の勝利は 遊牧民が噂で広めてくれるはずだと

 

要は 勝利したことであり これ以上の争いは恨みを買うだけだとし

大族長を取り逃がしたファンフェに対しても よくやったと称賛する

ファンフェの策がなければ 今回の勝利はなかったからである

 

靺鞨(マルガル)族の大族長 ソルゲチュを騙せた要因には

ファンフェが持っていた剣が関係している

その剣は 明らかに後燕で作られたものであった

この戦に後燕が関わっているという 証明にもなるのだ

それを知り 表情が曇る城主カンデであった

 

そこへ コ・ム大将軍率いる援軍が到着する

 

国内(クンネ)城では タムドクの生死は もはや絶望視されていた

まさかここで 元気な王子の姿を目にするとは 思いもしない一同…!

一体 誰の仕業で身に危険が及んだのか…!

モ・ドゥヨンとモ・ドゥルの父子が 激怒して聞く

タムドクは この場での明言を避けた

 

王子の生存と戦の勝利 そして 天(チョン)軍の旗印

満足そうにうなずくコ・ム大将軍

しかし 大幢主(テダンジュ)ヨソイは 複雑な表情になるのだった

 

※大幢主(テダンジュ):現在の国防長官

 

コ・ム大将軍は 捕虜を国内(クンネ)城へ護送せず この場で断罪するという

そして 処分の決定権を 城主カンデとタムドクに託す…!

天(チョン)軍の援護がなければ勝てぬ戦であったことから

カンデは タムドクに一任し 従うことを誓った

 

ソルドアンは 戦に負けたのだから さっさと殺せ!と喚き

かつて友だった者の命を 奪うことは出来ないというタムドク

王子に対し無礼な口を利くソルドアンを 斬れと命じるカンデだが

タムドクは 決して斬らせはしないと叫ぶ…!

 

大幢主(テダンジュ)ヨソイの急報で タムドクの生存を知るケ・ヨンス

王子暗殺の企てが 後燕の仕業であると 大臣たちは知っていた

“邪魔者”が消えてくれたことを利用し 後燕に賠償を約束させたのだ

タムドクに追及されれば 反逆罪に問われても仕方ない

邪魔な王子を柵城(チェクソン)に追いやったことも弾劾されるだろう

大臣たちは 全てを知る柵城(チェクソン)城主の口封じを画策する!

 

柵城(チェクソン)では

 

タムドクが すべての靺鞨(マルガル)族を解放すると言い放つ…!

あり得ない処分に カンデが猛反対する

将軍コ・チャンも 全員の斬首を!と叫ぶ…!

 

『この者たちを殺せば 我が国への非難が高まる!

この果てない戦を終わらせるには 高句麗(コグリョ)の民にすべきだ!』

 

ソルドアンにとっては 生き恥を晒すような処分である

コ・ム大将軍は この決定の成り行きを 冷静に見守っている

 

『靺鞨(マルガル)の者たちよ!よく聞くのだ

高句麗(コグリョ)は 何事も暴力に訴えるようなことはしない!

私は国王の 常に民を慈しめという教えに従う!

しかし! また同じことを繰り返せば今度こそ! 誰であろうと許さない!』

 

命懸けで戦い ようやく捕えたのに 解放するとは…!!!

トルピスたちは この決定を どう受け止めていいのか戸惑うばかり

解放せよ!と叫ぶタムドクだが すぐに従えない兵士たち

タムドクは 自ら進み出て ソルドアンの縄を切る!

 

『この縄のように 我々の悪縁も断ち切るべきだ!』

 

ただ 縄を切っただけではない

タムドクは 奪っていた剣を差し出し ソルドアンに渡した

 

『この剣を使い 全部族を守ってやるのだ そして馬も返そう!

狩りをして 牧畜で暮らしていくために必要であろう

二度と我が国を攻めず 生きていくがいい!』

 

『随分と… 余裕があるのだな!』

 

度量の大きさを見せつけられ ソルドアンは 誇りを傷つけられていた

立ち去ろうとしていたタムドクが振り返り じっとソルドアンを見据える

不信感の塊でしかないソルドアン その心を変えたいのだと…!

 

『ここで今 解放したことを 必ず後悔させてやる!!!』

 

決して心を開かない ソルドアンの言葉を受け止め

その後姿を いつまでも見つめるタムドクであった

 

こうしたタムドクの判断に 唯一理解を示したのは ファンフェだった

小部族が結集し 構成されている靺鞨(マルガル)族

この巨大な部族を 武力で制することは到底できないのだと

 

天(チョン)軍を率い 国内(クンネ)城へ戻ろうとするタムドク

城主カンデに挨拶しようとして 中から聞こえる会話にハッとする…!

ヨソイが ケ・ヨンスの意向を伝えに来ていたのだ

タムドクが襲われた場所に プンパルの号牌(ホペ)が落ちていたことは

決して口外してはならないと 釘を刺すためである

 

※号牌(ホペ):朝鮮時代の身分証

 

全てが明かされれば ケ・ヨンスたちは 間違いなく反逆の罪に問われる

しかしカンデは 後燕の悪事を王様に伝えるべきだと主張する!

これを聞いたタムドクは激怒し 扉を蹴破った!!!

 

『一体 国相(ククサン)は何を知っているというのだ!!!』

 

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