三面記事的な不祥事とこのような品性しかない人物が法務大臣を務めているのかと驚きを禁じえない安倍、自民党右翼政権には驚くばかりです。右翼政権、暴言の連続、マスコミ、言論への暴力と脅迫行為、NHK経営経営委員の暴言、歴史の改ざん、特定秘密保護法、普天間基地の移設強行工事―――これらはすべて共通した点があります。民意を無視する、国民の要求、意思を敵視する。われこそが優れているのだ、だから、下々は従え。安倍を筆頭にして、彼らの知的レベルの低さと品性の無さは共通しています。
末は博士か大臣か。と言われたのは遠い昔のお話のようです。とにかく自民党の右翼議員の言動と態度、品性には驚くばかりです。このような人物を党中枢に置き支配する安倍、麻生、菅、石破などはとんでもない集団です。
<毎日新聞社説>松島法相の言動 政権に緩みはないか
先の内閣改造人事で初入閣した松島みどり法相の言動が波紋を広げている。地元で「うちわ」を配ったことが公職選挙法違反ではないかと野党から追及されたことを「雑音」呼ばわりし、撤回に追い込まれた。
法務行政のトップである法相に強い規範意識が求められることは言うまでもない。軽率な言動が続くようでは閣僚の適格性すら問われよう。
松島法相をめぐる問題の発端は、地元で「うちわ」を配ったことが公選法違反の寄付行為にあたるのではないかと民主党の蓮舫参院議員に国会で追及されたことだ。
うちわは盆踊りなどで配られたもので柄があり、名前やイラスト、成立した法律が記されていた。有価物ではないかと追及された松島氏は「うちわのように見えるかもしれないが価値のあるものではない」「討議資料」などと苦しい釈明をした。だが、うちわはうちわである。
選挙管理委員会によっては、選挙区でのうちわの配布禁止を明示している。首相が「疑いをうける以上、配布しない方が望ましい」と指摘したのは当然のことだ。
松島法相をめぐっては東京都内に住居を持ちながら特例で議員宿舎に入ったにもかかわらず、週末を自宅で過ごしたことも批判されている。そんな状況なのに法相は自らへの野党の追及を記者会見で「雑音」と表現し国会で謝罪、撤回した。おごりすら感じられる言動に与党からも「許すまじき発言だ」などの批判が出たのも無理はない。
松島法相は法相就任後もうちわを配布していたという。法相は死刑執行の命令という極めて厳粛な任務にあたる。さらに松島氏は特定秘密保護法も担当しているだけに「ルール」への感覚が疑問視されることは重大だ。一連の追及を「揚げ足取り」と片付けるわけにはいくまい。
今国会は改造前と異なり、野党側が閣僚を追及する場面が目立つ。
政治資金問題に関しても江渡聡徳防衛相の収支報告書の訂正問題をめぐり国会質疑が中断する場面もあった。小渕優子経済産業相は後援会員らが観劇した際、関係政治団体が劇場に支払った費用が参加費を大幅に上回っているとして、政治資金の使途が疑問だと報じられている。政権には新たな火種であろう。
国会の論戦が政策本位であるべきなのは言うまでもない。だが、閣僚が自らの問題について説明責任を果たし、政策論争の環境を整えるのは政権側の責務である。
菅義偉官房長官が政府・与党の会議で「緊張感を持ってやっていきたい」と引き締めたのも閣僚の言動を念頭に置いたものだろう。政権のゆるみを謙虚に点検すべきだ。