第二次大戦にけるナチス・ドイツへの政治的な批判は、敗戦後半世紀が経てもなお強烈な政治的な影響力を持っています。日本における天皇制政府、天皇制軍隊の蛮行に対する批判とは比べ物にならないくらいの歴史的な影響力を継続的に与えています。
安倍、自民党極右議員集団のおごりと、国際政治における政治常識とは大きく乖離しています。このような自民党極右政権の政治、国際感覚の継続は、日本社会への誤解と、マイナスイメージの増幅を助長し、孤立化につながりかねません。国内における歴史の改ざん攻撃を通じて、怖いものは無いかのような安部、周辺の右翼的発言、妄動は必ず、国際社会からの日本批判、孤立化に行き着きます。
彼らの政治的な威圧、暴力的な言動・脅迫に負けない正当な批判、歴史の改ざん批判を強めなければなりません。
<毎日新聞>米ユダヤ系人権団体 高市総務相らの写真に強い不満表明
【ワシントン】高市早苗総務相ら自民党の国会議員3人がナチス・ドイツへの共鳴をうたう極右団体の男性代表と撮影した写真が、団体のホームページに掲載されていたことについて、米ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部ロサンゼルス)のエイブラハム・クーパー副所長は9日、「(写真を見て)首をかしげざるを得ない。こうしたことが起きないよう責任を持って対処する人はいないのか」と強い不満を表明した。
団体は「国家社会主義日本労働者党」で、ホームページにナチス・ドイツの「かぎ十字」や外国人流入阻止などの主張を掲載。議員の事務所はいずれも「思想は知らなかった」などと説明している。
だが、クーパー副所長は取材に対し「(政治的な)衝撃を軽減するための発言ではないか。(団体の思想について)明確な批判をすべきだ」と述べた。日本と中韓などアジアの隣国との間で「問題が再燃しかねない」とも指摘した。一方、米国務省は問題の写真について「現時点で特にコメントはない」と回答した。
<毎日新聞記事>極右代表と撮影 高市、稲田氏ら、欧州メデアが批判
高市早苗総務相や稲田朋美政調会長ら自民党の国会議員3人が以前、日本の極右団体の男性代表と議員会館で撮影した写真が、団体のホームページに一時掲載されていたことが10日、分かった。ホームページにはナチス・ドイツの「かぎ十字」や外国人の流入阻止などの主張を掲載しており、欧州などの主要メディアが相次いで批判的に報道した。写真は議員側が抗議し、既に削除されている。
団体は「国家社会主義日本労働者党」。
高市衆院議員の事務所によると、問題の写真を撮影したのは3年以上前という。「雑誌の取材を受けた際『山田』と名乗る男性が同席し『一緒に写真を撮りたい』と言うので、雑誌の出版社を信頼してお応えした。どういう方か全く知らなかった」と語った。
また、稲田衆院議員の事務所は文書で「(山田と名乗る男性とは)雑誌取材の記者同行者として一度だけ会い、その際、写真撮影の求めに応じた」と回答。「その人物の素性や思想はもちろん名前も把握しておらず、それ以後何の関係もない」という。
西田昌司参院議員の事務所は「撮影を頼まれたら普通は断りにくい。極右団体のリーダーとは全く知らなかった」と説明した。
一方、英紙ガーディアン(電子版)は、インターネット上での発言などから男性は「ヒトラーを崇拝している」などと指摘。「(高市氏らが)男性と信念を共有しているという証拠はないが、安倍首相が政権をさらに右傾化させているとの批判に油を注ぐだろう」との見通しを伝えた。
米ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部ロサンゼルス)のエイブラハム・クーパー副所長は9日、毎日新聞の電話取材に「(写真を)見て首を振らざるを得ない。こうしたことが起きないよう責任を持って対処する人はいないのか」と強い不満を表明した。