Sasat's lane

カレーにラーメン、それに酒の日々。そしてたまには旅なんかも。

築地 中栄

2005-11-10 | カレー屋

10月末の土曜日に、ふらりと築地にでかけた。築地といえば連想するのは新鮮な魚と寿司なのだが、築地には、大きく形をかえてはいるが、何か魂の変わらないアジアの匂いがある。それは、なにかたくましさの伴った人々の息遣いのようでもある。

・・・なにもかっこつけて書かなくてもいいかもしれない。要は、「美味いものを売っている人たちが食っているものはやっぱり美味いのではないか」という勝手な偏見に基づいて、市場の人たちが食べているもの、に興味をそそられるわけだ。

築地市場の中にある、食堂長屋のようなところにある、「中栄」。ここは何度も雑誌などに紹介されたこともあり、有名らしい。すでにいくつかつまみ食いして腹はすいていなかったが、どうにもならず入店。カウンターのみの店で、メニューも基本的にはハヤシとカレーの2種類のみ。両方のルーがかかった「あいがけ」もある。ここはカレーを注文。

昔ながらのカレー、というのだろうか。野菜を煮込み、小麦粉でとろみをつけたルーにカレー粉で味付けをした、「昔の家庭のカレー」だ。ルーとごはんだけだと、小麦粉のせいだろうか、ちょっと味が重たく感じる。
その味に、皿のふちにあるキャベツの千切りが非常に!合う。カレーにキャベツとはあまりなじみのない取り合わせだが、キャベツにルーをからめて食べるとこれがウマイ。キャベツといっしょで、このカレーは完成しているのだろう。

ついでにいうと、「カレーに福神漬け」。
この取り合わせが本当に合う、とみなさんお思いだろうか?
sasatはこの取り合わせが、とても不思議でなからなかった。中栄にくるまでは。
ここのカレーには、福神漬けもとてもよく合う。量がわりとあるので、味に変化がほしくなって、福神漬けもからめてたべると、これもなかなかいい。

築地に行って寿司を食うのもいいが、すし屋はネタを選ばせてくれるわけではない。いっそマグロはサクで買いして(同じ値段を出すなら築地のモノは間違いないし、何より選べる)、もう一つの築地の味を試してみるのもいかがだろうか。

場外市場のラーメンやもつ丼もおもしろいだろう。
実際、ラーメンもおいしかった。その記事はまた別の機会に・・・


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最近、昼休みに新規の店を開拓するチャンスが少なくなっちゃったな~。電車にのってどっかいくか~?