この写真は和傘の内側を撮ったものです。色とりどりの糸の編みこみが上品な彩りを添えています。
昔は金沢に100件以上の傘屋があったそうですが、洋傘の普及により、ほとんどなくなってしまったそうです。私も傘と言えば洋傘しか知りませんので和傘にこんな魅力があったとは知りませんでした。
本来、こういう色糸の千鳥掛けは補強のためで言わば実用の美ということでしょうが、傘の内側にも装飾を施すのは、和の視点なのかもしれません。
新鮮な驚きで、興味が湧き素材など話を伺いました。色掛けの糸は木綿糸だそうです。シルクのほうが発色がよく、強度もあるそうですが、竹の骨の補強では、木綿の方が都合がいいようです。無理な力が加わったとき骨より先に糸が切れて結果として骨を守ってくれるそうです。さらに、この千鳥掛けの模様も傘ごとに色も掛け方も違っているようです。
開いたとき、傘に描かれた柄と色の光が、和紙を通して傘の内側に映えるように計算されているのだと思います。
実際、傘を持たせていただいてそんなことを思いました。
昔は傘の一部分には漆が塗られていたようです。こんな仕事もしてみたいものです。
昔は金沢に100件以上の傘屋があったそうですが、洋傘の普及により、ほとんどなくなってしまったそうです。私も傘と言えば洋傘しか知りませんので和傘にこんな魅力があったとは知りませんでした。
本来、こういう色糸の千鳥掛けは補強のためで言わば実用の美ということでしょうが、傘の内側にも装飾を施すのは、和の視点なのかもしれません。
新鮮な驚きで、興味が湧き素材など話を伺いました。色掛けの糸は木綿糸だそうです。シルクのほうが発色がよく、強度もあるそうですが、竹の骨の補強では、木綿の方が都合がいいようです。無理な力が加わったとき骨より先に糸が切れて結果として骨を守ってくれるそうです。さらに、この千鳥掛けの模様も傘ごとに色も掛け方も違っているようです。
開いたとき、傘に描かれた柄と色の光が、和紙を通して傘の内側に映えるように計算されているのだと思います。
実際、傘を持たせていただいてそんなことを思いました。
昔は傘の一部分には漆が塗られていたようです。こんな仕事もしてみたいものです。
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