Nonsection Radical

撮影と本の空間

見られる試練

2014年11月02日 | Weblog
風邪が治らないのにぜひ行きたいと思っていた大学の学園祭に無理を承知で出かけた。
寒くもないのに完全冬用装備で固めて、汗をかきながら(熱がある事もあるけど)の京都行き。
で、行ってみて・・・ガッカリ。
以前にもやはり京都の某美術大学の学園祭に行って、まったく教科の展示がなくて愕然としたのだけれど、今回もそれに近い状態だった。
神奈川に住んでいた時に行った美大では、それぞれの教科の展示がされていて、シロートながらも楽しんで拝見し、将来有望と勝手に決めつけて学生をマークしたりしたものだ。
その楽しみがないのだ。
それよりも美術系学生として、「作品」を人に見てもらう貴重な機会がないというのでは、なんのための学生生活なのかと親御さんでなくても思ってしまう。
何かを表現しようとする場合に、知らない人に見られるという”試練”を重ねる事が成長につながると思うのだけど、その機会を学校側が与える事をせず、なおかつ学生側もそういう機会を得ようとせず、単にお祭りとして模擬店やイベントなどをしている”テイタラク”でどうするつもりなんだろう。
まあそんな考えは現在では通用しないのだろう。
それはそれで自由にどうぞ、だ。
それでもいくつか展示してあったものを拝見して、「ああ、これはいいなぁ」と思う作品がいくつかあった。
近くにいた”店番”の学生に質問したりして、こちらも見聞を広げさせてももらった。
その結果・・・
芸術系大学なら、やはり学生の作品を一同に展示して、見られる”試練”を与えてもらいたいと、やはり思いながら叡山鉄道で市内へ戻ったのである。
明日も休みで良かったよ。クタクタ。




入三商店会
東京都大田区大森北5丁目
撮影 2014年8月12日 火曜日 12時30分
コメント
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