時代は変わって忘れる

いやぁ、日頃から死語の連発で発想も古くさいオッサンだからね。
なんかさぁ、今どきの人々の考えに正直ついていけないなと思うほど考え方が違う人が表立っているんだよねぇ。
えっ？そんな考え方するの？って思う発言が平気で語られるんだけど、そういう考え方ってさぁ、これまでのこれこれこういう事が社会にあって、こういう事からそんな考えはしないようになった経緯があるんだけどねぇ、と思い浮かべるんだけど。
なんかさぁ、発想の古くさいオッサンからすると発想が古くさいんだよね今。
人の事は言えないんだけど、たぶん今の人って昔の経緯を知らないんだよね。
なんでもネットで調べりゃわかるなんて思っていても、経緯なんてずっと追っかけていないと部分的につまみ食いしてもわからないんだよなぁ。
もう昔から「今の若いヤツは昔の事を知らない」って言われ続けて来たんだけど、そりゃぁ時代が進めば昔がどんどん積み重なってくるんで記憶する事が年々増えるんで大変なんだけどさ。
そうだとしても、まぁ教育もあるんだけど、「歴史」なんて学ぼうとしないじゃない。
「歴女」なんてブームも何百年も昔の定かでない”歴史”に思いを馳せるブームであるけど、丹念に調べればそこそこ資料が残っている今に続く近代現代の歴史なんてのはあんまり系統だって調べたりしないじゃない。
だから今なんか以前起こった事の繰り返しを、あたかも新しい出来事のように騒いで解決策は？なんて言ってるけど、同じような問題は以前にもあって、結局そのままウヤムヤにして来たという”歴史”があったりするわけだよ。
で、どうして繰り返されるのかと言えば、普遍性があるからというのもあるけど、忘れたというのもあるんじゃないのかな。
そもそもそんな事があったなんて知らなかったというのもあるよね。
オレオレ詐欺に今更引っかかって、そんな事があるなんて知らなかった、と言われれば、そりゃぁないでしょ、と思うように、何かあった時に発するコメントなりが、そりゃぁないでしょ、と思うようなあまりに単純すぎるものだったりすると、”歴史”を知らんのかぁ？と言いたくもなるんだよ、古くさいオッサンでさえも。
そんな発想するのは古くさいオッサンの更に昔の古くさい考えだぞ、と。
どういうわけで今そうなっているのかを知らずに、単に「今でもそんな事してるの？」って考えるのは明らかにこれまでの経緯を知らん発言だぞ。
むしろなぜ今そうなのかという経緯を知って判断するべき事が多いんだよ。
それをまあ単純にそんな考えをねぇ・・・
書いている本人しかわからないのはこれが書いている本人の日記だから当たり前だと許して頂戴。
たぶんしばらくすると書いた本人も何を意図して書いたかきっと忘れるような内容なんだから。




観音通り 1
東京都大田区中央3丁目
撮影 2014年8月12日 火曜日 13時10分