あきらめまでの時間

以前にも書いたけど、必要なものなら代用品ではなく、最初から高くても本物を買うのが結局近道なのである。
なにか必要になって、欲しいなぁと思ったら徹底的に調べて、実物を見て判断する事にしている。
そして結局、思い描いていたものと違っていたからとあきらめるのだけど。
他のものとも比べるのだけど、必要としている部分が”やはり”不十分であるのダメ出しをするのだけど、その度に自分の必要とするところが世間とズレている事に気がつき、「そんな時代じゃないんだなぁ」とガッカリするのである。
選択肢が用意されているのなら、それも種類や価格であるのなら、懐具合に合わせてチョイス出来るのだけど、種類もないし、価格も手が出ないとなると論外となってしまう。
現在って結構そういうケースが増えているんじゃないのかな。
モノがあふれているようでいて、みんな同じようなものばかりで、他の選択肢がないなんていう。
これは多数の価値観に合わせたものなのか、少数派を切り捨てて経営効率を上げるためなのか。
だったら多数から外れたところに少数ながらもニーズがあると思うのだけど、そこに生存空間はないのだろうか。
昔ユニクロができたばかりの頃は、むしろニッチな分野での誕生で、他では手に入りにくいものがあったのだけど、現在ではむしろユニクロが売り出すものが多数派を形成する時代になって、”そういうファッション”でないものが他にも見当たらないという逆転現象になっている。
そういう世の中で、自分だけのスタイルで生活しようとするのはムズカシイ。
あきらめて流れに任せる日が来るのも遠くはないな。



中央通り 4
静岡県焼津市本町2,1丁目
撮影 2014年8月14日 木曜日 14時10分