里山の移ろい

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新米、美味しいです

2016-09-16 15:38:12 | 日記

新米

昨日、新米が届けられた。今年は、刈り取り時期になっても天候が思わしくなく、農家の方々も大変苦労されてるものと思う。そんなことで、常になく有難く新米を頂くことにしたいものである。

この時期になると、半世紀も前になるが勤め始めたころを思い出す。朝早くから、JAの事務所の庭は隅から隅まで農家の人たちが持ち込んだ米俵が並んた。まるで、お祭り騒ぎで11月末まで続いたものだ。

農家の方々は、検査官が米品質検査を始まるのを待っのである。朝9時、食糧事務所(農水省の出先機関 )の検査官が、農家ごと1俵ごとに検査を始める。格付(中には規格外も、現在は3等米まで)は、1等から5等米まであり、その結果によって価格が決定する。当然、1等米が一番高い。

いずれ、この検査で農家収入、いや所得が事実上決定するといってもよい。当時農家が耕作しているものは、米麦が主体であった。米も麦の価格は、政府が決定していた。

規格外米が出ると農家は米を持ち帰り、再調整し改めて出荷するという面倒なものであった。ともかく、食糧管理制度(食管制度・昭和17年法律)によって、農民は飯米だけ残し1粒なりとも自由にならなかった。

したがって、当時は米を出荷と言わず供出といった。農家が、コメを内緒で売買したのが発覚すると、食管法に触れ処罰の対象となった。

この法律は、S16年に戦争が始まり食糧増産を前提としてつくられた法律で、戦争法案の一つでもあったのであろう。この制度は、米過剰になるまで続きH7年廃止となった。現在は、米の売り買いが自由にできるか、こんな時代もあった。

 

ガンバリマス

8日ぶりに、里山に上った。草は伸び放題、あちらこちらと荒らされた跡があり、猪の天下みたいな様子に愕然とした。雑草の刈り取りも、草丈が伸びすぎ容易に進まない。対策に猪除けランプ等もあるが、草を刈りきれいにすることが第一のようだ。

雨の日や、気温の高い日は、身体がもたず作業も限られる。今年のように雨が多い年は、作業時間が少なく困り果てているのが現状。愚痴を言っても始まらない。急いで刈り取る以外ない。ガンバリマス。

 

  入道雲のようです'(15日撮影 )、晴れの日が続きますように。