常の年には、ミンミンゼミが夜明けから泣きじゃくる!!。
蝉に起こされ、その日が始まる。
今朝も、全く聞こえない。
森の中に住んでいるような我が家
何となく、寂しいものだ。
蝉の声を枕に、昼寝をしたい。
田んぼでも、蝉の声を待っているもの(水稲 )がいる。
米は、ミンミンゼミの声を聴いて成長する?
聞き漏らさないよう、
固唾をのんで耳を澄ましているはずだ。
一粒一粒、自分の実入りを心配し、
隣同士で相談している、そんな気がしてならない。
そんな心配を知ってか知らずか、人の営みが続いている。
間もなく二十日お盆、
盆礼参りも済ませた。時代は変わったが、
この風習は変わらない?
親戚等々、お茶を飲み交わし語り合う?
年に一度や二度、親交を深め合う機会である。
昔のお盆は、農村では体を休める一時であった。
集落ごとに盆踊りが設営され、毎晩毎晩太鼓が響いていた。
若者には、寝る間もない娯楽の時であった。