今回の「サザナミについての考察」は、性別判定について色々と調べてみましたので、ぜひ、参考にして下さい。
その前に、前回掲載のコバルト 兄妹を里親様にお迎え頂きましたので、掲載させて頂きます。
コバルト ♂ コトちゃんで~す。

コバルト ♀ マーレちゃんで~す。

現在、湘南ファームでは、雛が居なくなりましたが、たぶん近日中に孵化します。
現在、9ペアくらいが抱卵中ですので、これから7月に掛けて孵化が続きます。
さて、それでは性別判定の本題に入ります。
サザナミインコの性別判定は、次の方法があります。
①外観による判定
・尾羽の色
尾羽の色で判断可能な品種は、ノーマル系のグリーン・ダークグリーン・オリーブ・ブルー・コバルト・モーヴが対象となります。
尾羽の真ん中の羽に黒色が有るか、または、その量により判断します。
黒色が多くある場合は♂で、無い場合や少ない場合は♀です。
黒色部分の量が微妙であったり、中には該当しない場合も稀にあります。
確率的には80%程度です。
SL SFグレイウイング♂の場合は、外観及び風切羽の掠れ等により、比較的簡単に判断が出来ます。
・体格及び恥骨(骨盤)
体格は、品種に関係なく全般的ですが、個体差による大小がある為、同一の雛等の場合は参考になりますが、親が違う場合はあまり参考になりません。
相対的には♂が大きく、♀が小さい傾向にあります。
恥骨(骨盤)は♀が広く♂が狭くなりますが、体格の違いもあるので見極めは微妙です。
確率は65%程度です。
・嘴の形状
嘴は、♂が広くて大きく♀が狭くて小さい傾向にありますが、これも個体差があり、また、体格の違いもありますので参考にする程度です。
確率は60%程度です。
・目の輪郭
目の輪郭は、♂が広く♀が狭いと言われておりますが、殆ど、区別が付かない場合が多いです。
他の特徴と総合的に見る必要があります。
確率は55%程度です。
・羽の黒色模様
羽の黒色で判断可能な品種は、ノーマル系のグリーン・ダークグリーン・オリーブ・ブルー・コバルト・モーヴが対象となり、黒色が少ないのが♂で多いのが♀と言われておりますが、個体差が大きく殆ど参考になりません。
確率は50~55%程度です。
②遺伝的な判定
遺伝的な鑑定は、親鳥の正しい品種が判れば、判断することが出来ますが、遺伝的に性別判断が出来るケースは極めて限られます。
また、一般的に親鳥の正しい品種が判ることが少ないので、2代遡って調べるか、生まれて来た雛の実績により判断することになります。
個々については、遺伝計算より断定します。
正しい品種情報により断定できれば、確率は100%となります。
③DNA性別鑑定検査による判定
DNA性別鑑定検査は、サザナミの比較的大きな羽か血液により検査を行います。
雛の場合は、羽が生え揃うまでに時間を要しますので、血液による検査が一般的となります。血液の場合、微量で検査が出来ます。
DNA性別鑑定検査は、羽組織や血液から抽出した遺伝子の一部をPCRという機械で増幅し、増幅された遺伝子がZZ染色体由来であれば♂、ZW染色体由来であれば♀と判定されます。
現在では、羽による検査も血液による検査も確率は99.9%と言われています。
その他、医学的な検査手法による性別判断もありますが、一般的では無いので割愛致します。
以上の通り、サザナミインコの性別判定では遺伝による判定が出来る場合を除いて、DNA性別鑑定検査による判定が最も有用です。
特にイノ系やSLグレイウイング系は、外見で判断することは殆ど出来ませんので、DNA性別鑑定検査をお勧め致します。
(SL SFグレイウイング♂の場合は、比較的簡単に判断が出来ます。)
デメリットは、金銭的な費用が掛かることと一定期間を要するという点ですが、費用については以前よりも低価格化してきておりますし、期間も1週間から10日程度です。
サザナミインコの場合は、行動等から性別を判定するのは、大変難しいです。
勿論、♀の場合は1羽でも産卵をする場合がありますので、産卵をすれば当然、♀と判りますが、産卵をしないからといって♂とは言えません。
また、給餌・求愛行動は♂も♀も同じ様にしますので、判断は出来ません。
サザナミインコは、気が合うと♂♂でも♀♀でも大変仲良くして、人間から見るとペアの様に見える場合が多々有りますが、決してそうとは限りません。
また、♂♀でも必ず産卵するとは限りませんので、性別判定の参考にはなりません。
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コバルト ♂ コトちゃんで~す。


コバルト ♀ マーレちゃんで~す。


現在、湘南ファームでは、雛が居なくなりましたが、たぶん近日中に孵化します。
現在、9ペアくらいが抱卵中ですので、これから7月に掛けて孵化が続きます。

さて、それでは性別判定の本題に入ります。

サザナミインコの性別判定は、次の方法があります。
①外観による判定
・尾羽の色
尾羽の色で判断可能な品種は、ノーマル系のグリーン・ダークグリーン・オリーブ・ブルー・コバルト・モーヴが対象となります。
尾羽の真ん中の羽に黒色が有るか、または、その量により判断します。
黒色が多くある場合は♂で、無い場合や少ない場合は♀です。
黒色部分の量が微妙であったり、中には該当しない場合も稀にあります。
確率的には80%程度です。
SL SFグレイウイング♂の場合は、外観及び風切羽の掠れ等により、比較的簡単に判断が出来ます。
・体格及び恥骨(骨盤)
体格は、品種に関係なく全般的ですが、個体差による大小がある為、同一の雛等の場合は参考になりますが、親が違う場合はあまり参考になりません。
相対的には♂が大きく、♀が小さい傾向にあります。
恥骨(骨盤)は♀が広く♂が狭くなりますが、体格の違いもあるので見極めは微妙です。
確率は65%程度です。
・嘴の形状
嘴は、♂が広くて大きく♀が狭くて小さい傾向にありますが、これも個体差があり、また、体格の違いもありますので参考にする程度です。
確率は60%程度です。
・目の輪郭
目の輪郭は、♂が広く♀が狭いと言われておりますが、殆ど、区別が付かない場合が多いです。
他の特徴と総合的に見る必要があります。
確率は55%程度です。
・羽の黒色模様
羽の黒色で判断可能な品種は、ノーマル系のグリーン・ダークグリーン・オリーブ・ブルー・コバルト・モーヴが対象となり、黒色が少ないのが♂で多いのが♀と言われておりますが、個体差が大きく殆ど参考になりません。
確率は50~55%程度です。
②遺伝的な判定
遺伝的な鑑定は、親鳥の正しい品種が判れば、判断することが出来ますが、遺伝的に性別判断が出来るケースは極めて限られます。
また、一般的に親鳥の正しい品種が判ることが少ないので、2代遡って調べるか、生まれて来た雛の実績により判断することになります。
個々については、遺伝計算より断定します。
正しい品種情報により断定できれば、確率は100%となります。
③DNA性別鑑定検査による判定
DNA性別鑑定検査は、サザナミの比較的大きな羽か血液により検査を行います。
雛の場合は、羽が生え揃うまでに時間を要しますので、血液による検査が一般的となります。血液の場合、微量で検査が出来ます。
DNA性別鑑定検査は、羽組織や血液から抽出した遺伝子の一部をPCRという機械で増幅し、増幅された遺伝子がZZ染色体由来であれば♂、ZW染色体由来であれば♀と判定されます。
現在では、羽による検査も血液による検査も確率は99.9%と言われています。
その他、医学的な検査手法による性別判断もありますが、一般的では無いので割愛致します。
以上の通り、サザナミインコの性別判定では遺伝による判定が出来る場合を除いて、DNA性別鑑定検査による判定が最も有用です。

特にイノ系やSLグレイウイング系は、外見で判断することは殆ど出来ませんので、DNA性別鑑定検査をお勧め致します。
(SL SFグレイウイング♂の場合は、比較的簡単に判断が出来ます。)
デメリットは、金銭的な費用が掛かることと一定期間を要するという点ですが、費用については以前よりも低価格化してきておりますし、期間も1週間から10日程度です。
サザナミインコの場合は、行動等から性別を判定するのは、大変難しいです。

勿論、♀の場合は1羽でも産卵をする場合がありますので、産卵をすれば当然、♀と判りますが、産卵をしないからといって♂とは言えません。

また、給餌・求愛行動は♂も♀も同じ様にしますので、判断は出来ません。

サザナミインコは、気が合うと♂♂でも♀♀でも大変仲良くして、人間から見るとペアの様に見える場合が多々有りますが、決してそうとは限りません。

また、♂♀でも必ず産卵するとは限りませんので、性別判定の参考にはなりません。

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