能登島の野菜。

こんにちは！スクニッツォ・シェフの近谷（コンタニ）です！

当店の野菜の話しをさせていただきます。
「能登島の野菜」
石川県の七尾湾に浮かぶ島です。和倉温泉の先ですね！
ここに有機無農薬野菜を赤土で育てる「高農園」の高ご夫妻がいらっしゃいます。
今秋よりスクニッツォのメニューを心強くそして美味しくしてくれるのに大活躍していただいております。

真っ黒に日焼けしたご主人の笑顔と優しさたっぷりの奥様の笑顔が、野菜たちに大自然の恵みをあたえています。
のびのびと色よく元気に赤土で育っています。畑で働く虫たちも大喜びです！
そんな野菜たちを紹介いたします。

・ほっかいこがね　フライなど揚げ物にすると美味しい芋です。
・いやさか南瓜　ひょうたんの形をしたかぼちゃです。滑らかなかぼちゃプリンに仕上がります。
・辛子水菜　ぴりっとした味わい。カルパッチョにトッピング。
・赤オクラ、ラディッシュ、小カブ、白菜などはバーニャカウダで！
・白葱　甘味のある白葱はパスタの具材に。　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　などなど

大きなダンボール４箱分も一週間であっというまです！

これから秋の色合いも深く濃くなるにつれすごく楽しみな能登の野菜たち。
今後のメニュー、乞うご期待です！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　料理長　近谷　雄一

と申しておりました！

生産者紹介　高農園（石川県能登島町）
高農園は能登島唯一の有機認証農家です

　30代の高さんご夫妻は、利充さんは金沢出身、博子さんは鹿児島出身の異色カップル。入植されてまだ4年目。しかし2年目にして県のエコ農家に指定され、3年目の昨年はついに、全圃場有機認証を取得。独自に圃場の化学的データをリサーチ・分析するなど理工系出身ならではのキメの細かさで、徹底した安全圃場作りをされています。能登島は、富山湾の内湾で海は非常におだやかで、石川県でも比較的温暖地。よほどの豪雪でない限り降雪もほとんどなく、野菜栽培の最適地。かつてはタバコ栽培で全島覆い尽くされていましたが、近年のタバコ離れと農家の高齢化で、離農やタバコ栽培離れが進み、農地確保という観点から、高さんの追い風となっています。昨年は大手鶏卵会社の産地切捨てで、一方の基幹産業の鶏卵養鶏も壊滅状況。こちらも能登島本来の農地回復への期待につながります。なだらかな高地の頂上にある高農園のある閨(ねや)地区は、水脈が豊富で、圃場の水源は全て井戸水です。もみ殻や米ぬか主体のボカシ肥を畑の一角で涵養し土に還します。有機肥料は効き目は遅く緩やかで、化学肥料のように見た目の立派な野菜はできませんが、野菜本来の持つ味わいが引き出されます。今年からは作付け野菜の種類も増えて様々な提案をいただけそうです。今後に御期待ください。