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今月初め、新宿区の箪笥区民会館へ観にいきました!
アメリカの医療制度の問題をマイケル・ムーア監督が取り上げた映画です!
アメリカは、先進国の中で唯一の国民皆保険ではない国です。民間の医療保険に入れない人がおよそ5000万人いる。貧困層でなくても、ちょっとした疾患によって保険への加入を拒否されたり、保険金の支払いを拒否される人は多いそうです。
映画の内容です。(ウィキペディアより)
・医療費が払えず病院にかかれないので、自分で傷口を縫う人。
・仕事中に誤って指を二本切断。指をくっつける手術費用が薬指は12,000USドル、
中指なら60,000USドルと言われ、中指は諦めざるを得なかった人。
・医療費があまりに高額で家を売りに出す人。
・高齢であってもなお、自分の医療費を払うために働かざるを得ない老人。
・交通事故により病院に運ばれ一命を取り留め、保険会社に保険金を支払ってもら おうと連絡したら、当時は意識不明の重態であったにもかかわらず「救急車が使 用される場合には、事前に連絡が無ければ保険は適用されない」と言われた人 (ちなみにアメリカでは、救急隊を派遣させるだけでも日本円にして数万円単位 の請求が来る。救急隊は日本のような消防所属ではなく、独立した機関)。
・複数の医師からなる病院の医療チームが「この検査と手術が必要」と言っている にもかかわらず、保険会社はそんな検査や手術は必要ないとして保険金の支払い を拒否し、結果として治療を受けられずに亡くなった人。
・上記の例のように医師が必要と判断している治療への保険金の支払いを拒否して いた保険会社に、「マイケル・ムーアが映画のために、このことについて社長へ のインタビューを要求している」という嘘の手紙を、マイケル・ムーア本人には 知らせずに出して、即座に保険金の支払いが認められた人。
・保険金の支払いを(相手の命に関わる場合であっても)徹底的に減らそうとする 保険会社のエージェント。
・貧困層向けの医療保険制度メディケイド(medicaid)やHMOによる治療におい て、治療費用が安く済めばボーナスをもらえるので、患者が検査を受けないかも しれないことを見計らって、わざと遠方の病院を検査のために指定する医師。
医療費の支出を抑えるため、命に関わる場合であっても十分な検査治療を認めな いことに同意し、それによって多額の献金を得て昇進した医師の、議会における 証言。
・入院治療費が払えずに病院を強制的に追い出され、車で貧民街まで運ばれて路上 に放置される患者。
・議会における医療・保険業界との癒着や寄付金の実態。
ヒラリー・クリントン氏がすすめていた国民皆保険制度が頓挫したのは医療・保 険業界の献金を受けた野党共和党の反対によるという疑惑。
・ニクソン大統領の、医療保険に関する会話の盗聴テープ。ニクソン大統領の健康 保険制度になど興味は無いという主旨の発言に対して、民間の保険会社だからお 金になると述べる側近。それに「悪くない」と応じるニクソン大統領。
・9.11のとき、瓦礫の山を取り除く救援作業にボランティアとして参加したが、そ の影響で肺を悪くし、多額の医療費がかかるようになってしまった人。米政府は そういうボランティアには治療費を全額出すと明言しているが、それを示す証拠 や条件が厳しすぎて、払ってもらえていない人も大勢いる。この事例は映画の中 で、手厚い医療看護を受けるテロリスト容疑者達や、キューバの医療福祉制度と 強く対比される。「9.11の英雄」であるそのボランティアが、アメリカで苦労し ながら多額のお金を出して買っていた薬は、発展途上国であるはずのキューバで は…。
キューバは確か、タダだったかな?
タダは行き過ぎだと思いますが。
ただ、日本も将来自己負担額は5割、6割にもしくは10割負担になる可能性もあります。年金もやばそうですし。定年後の人生20年で夫婦二人で8千万~1億円のお金が必要だそうです。
みなさんはどうお考えですか?