悪ガキイタリアン「SCUGNIZZO!」 の ヒゲ・ダンディ?

飯田橋をこよなく愛する、イタリアンレストランのオーナー日記

恩師。

2010年09月05日 07時22分30秒 | いろいろ
8月27日金曜日。

我が恩師・田村シェフの店「La田村」が閉店しました。

麻布十番で15年、田村シェフが50歳で独立したお店です。

ここのお店はシェフが居抜きで借り、以前のお店は初めのお店が二年、次の店が一年とすごくやりづらい物件だったと思いますが、そこで15年やり続けてまだまだお客様に愛されているお店だったのです。

シェフの中で決めてた事があり

「65歳まで続ける」

65歳と半年まで営業されました。

体はまだまだ元気なので僕たち弟子たちは非常に残念な思いでいっぱいですがご本人が決められた事ですのでその思いに残念ながら賛同しました。

「くに亭」のくにさん始め僕たち弟子たちはぜひとも送別会をやらせて欲しいとシェフに懇願。

ようやく納得していただいて8月28日土曜日夜10時からここ「La田村」で田村シェフの送別会を行なうことができました。

ただシェフの中では「生前葬」だの「香典返し前渡し」だの言ってましたが。笑

この送別会のお話しはまたにしますが

どうしても最後の営業日に行きたくて

27日金曜日の夜一人で行きました。

本当はビール一本飲んで帰るつもりでしたが

突き出しの「あさりの白ワイン蒸し」が出てきたので

白ワインを一本オーダー。

そしたら前菜盛り合わせなどなどが出てきて白を飲み終わり

赤一本をオーダー。

料理を作るシェフの後姿を見ながら

いままでのいろんな思いやいろんな事が頭の中を駆け巡り

なんかひとりでジーンと来てしまい

思わず外へ行っちゃいました。

「La田村」最後の田村シェフの料理する後姿と料理を見て食べられて

悲しかったけどうれしかった~。

田村シェフ

ありがとうございました!