今年初めての冷し中華を食べた。
いつも思い出すのが、父の若かりし頃の事。
父は冷し中華を食べる時は決まってぐちゃぐちゃにかき混ぜていた。
母はいつも「せっかくきれいに盛り付けたのに…」と怒っていた。
ある日のこと、「判ったぞ!」と帰って来るなり家族を集めて講義を始めたのだ。
父は人に会う毎に「あなたは冷し中華を食べる時にかき混ぜますか?否ですか?」と聞いて集計を取ったのだそうだ。(ちなみに父はジャーナリストだったので常時沢山の人と会っていたのだ!)
で、その結果・・・かき混ぜる人は圧倒的に西日本の人が多いのだそうだ。
「つまりだな、関西圏は基本的に味が薄い。したがって、よくかき混ぜないと味が回らないのだ。そういう習慣が身についているのだ。俺は名古屋の生まれだが親父は大阪人だからだ。」
なのだそうだ。明らかにコジツケである。が、反論するとまたうるさい事になるのでほっといた。
ところで私はというと無意識のうちにかき混ぜている。うちの子供達もである。カミさんはしない。
私としてはDNA説をとなえている。