Blog ☆ Kevin's Garden

ケビンの徒然草です。家族と友と音楽と。備忘録的な…モノです。

味の東西

2011年09月12日 | 食・レシピ
なんとも月並なタイトルではあるが…

久し振りに昼飯に「丸亀製麺」の讃岐うどんを食ったのである。

この「丸亀製麺」というのは、実は香川県の会社ではなく、丸亀の
うどんにあやかった兵庫県(高砂市)の会社なのである。
まあ、「築地銀だこ」(群馬)と同じだよね。
旨けりゃ良いんです。旨ければ誰も文句言わないっす。

定番は「明太かま玉」に天ぷら2品ほど。
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テーブルの上に目新しいものがあるぞ。
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天ぷら用だしソースとな。

それで思い出した。
関西はお好み焼きやたこ焼きの文化でもわかる様に、ソースの文化の奥が深いのですよ。

関東ではソースっていや、ブルドッグ、カゴメ、あとキッコーマンとかしか思い浮かばないけど

上方にはオリバーソースやら、ブラザーソースやら、こちらではお目にかかれないブランドがあるんですよね。
これがそれぞれ旨いんですよ。

思い出すのが、18年程前に転勤で明石にいた頃の話。

会社の後輩と定食屋に入った時のこと。
いわゆるセルフサービスで好きなおかずを選んでご飯と味噌汁を貰う。
一膳飯屋、あるいは社員食堂方式の店。

「先輩、こっちでは天ぷら食べるとき、専門店以外では塩かソースで 食べるんですわ。」

「そりゃ君の家庭の食べ方でしょ。僕の家では醤油だよ。」

天ぷらにテーブルの醤油を、まさにかけんとした時…

調理場から「藤本義一つぁん」みたいな渋い声でオヤジさんが叫ぶ。
 
 
「ニイチャン、それ醤油やで!」 

…普通なんだ…そうなんだ…

天ぷらにソースってのは初体験でしたが、意外といけるんですわ。お試しあれ。

最初に戻るのだが、「丸亀製麺」が兵庫の会社だからこそ、天ぷらソースをテーブルに
置く発想が出てきたんじゃないかな?
これ、良いと思います。

また、私はヤキソバが大好物である。

関西では喫茶店のランチメニューに「ヤキソバ定食」というのがある。
大概の店にある。
ヤキソバ(店により目玉焼き乗せとか)、ライス、味噌汁、サラダ等…
私が求めていたものがここにあったのだ!
関東ではありません。一切ありません。

唯一池袋駅地下道のスタンドで発見しただけである。
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これはヤキソバとライスが一緒盛りなんだけどね。

関西圏は私の味覚に合ったものが多いのである。ビバ上方!

ただ、ひとつだけ言っておきたい事があるのであるよ。

「関西は薄口、関東は濃い口」というのが定説である。
実際、関西では素材の味を生かした味付けが多いと思う。

お客さんで年配の女性とそんな話をすると皆、満足そうな
顔をする。
「そうやろ。そうやろ。」

けど、「薄口」=「塩分濃度が低い」ではないのである。

逆に関西の方がしょっぱい味付けのものが多いよ。
うどんだってそう。

よく、「こっちのうどんは汁まで飲めるんですわ。」って
得意げにうどん汁飲み干しちゃう人いたけど…
正直、私、しょっぱくて飲めませんでしたわ。
出汁の味が濃くておいしいけどね。
あんなしょっぱいの飲んでたら病気になるよ。

関東のは色合い的に生醤油を飲んでるみたいなイメージあるけど、
実は見た目ほどしょっぱくないし、逆に関西より甘口だと思うよ。
ざる蕎麦の汁そのまま飲んでるイメージがあるのかな…?
だから、あったかい蕎麦をうどん用の薄色の汁に入れるのだけは
やめてくれい。

昔、Jr.の幼馴染が明石から遊びに来た時に、絶対蕎麦の汁を飲まなかったな。
「病気にならないからひと口飲んでみな。」ってしつこく言ったら
涙目になってたもんな。

明日を担う若者を育てる為にも、先入観で食を決めるのはやめよう!
って、大げさだね。
思い出した!
数年前にもこんな話題で日記書いてた